冬休み明け「学校に行きたくない…」に効果あり!新学期のスタートにはポジティブカウントダウン

いよいよ3学期が始まります。お子さんは、冬休み明け「学校に行きたくない…」と残りの冬休みの日数をカウントダウンしながら、憂鬱な気持ちになっていませんか?そんな子どもにぜひ試してほしいのが「ポジティブカウントダウン」。3学期を心穏やかにスタートすることができます。ぜひ参考にしてみてください。
 
 

1.休み明け、ネガティブなカウントダウンやってない?

 
 
いよいよ、3学期がスタートします。お子さんは、始業式に向けてカウントダウンしながら、憂鬱な気持ちになっていませんか?
 
 
子どもが始業式を憂鬱な気持ちで迎えるのにはちゃんとした理由があります。
 
 
・ママと離れたくない(母子分離不安の子どもは特に)
・早起きしたくない
・もっと休みたい
・授業が嫌だ
 
 
子どもによって様々な理由があることでしょう。大人も同じです。
 
 
特に母子分離不安の子どもはネガティブなイメージを貯めやすい子が多いようです。
 
 
学校=ネガティブなイメージが強ければ強いほど・・・
冬休みが終わることに対して、憂鬱な気持ちを持ってしまうことでしょう。
 
 
冬休みは、クリスマスやお正月など、子どもにとってのお楽しみがいっぱい詰まった最高の時間。
 
 
そんな最高に楽しい冬休みを過ごしていたのに、突如として学校というネガティブなイメージが現れたら、子どもはどんな気持ちになるでしょうか?
 
 
楽しい冬休みが終わり、学校というネガティブなイメージに向かってカウントダウンが始まる。
 
 
子どもにとっては苦でしかありませんよね。
 
 
 

2.子どもにとって、効果的なカウントダウンの方法

 
 
人間の脳は「楽しい」と感じると、神経伝達物質のドーパミンを分泌します。
 
 
ドーパミンには記憶力を高めたり、やる気を出させたりする働きがあります。
 
 
要するに、子どものやる気を引き出すためには「楽しい感情」が必要不可欠だということです。
 
 
ですので、カウントダウンは、楽しいことに向かって行うことが効果的です‼︎
 
 
ポジティブな目的を持つことで、子どもはカウントに合わせて楽しく動くことができ、やる気も湧いてくることでしょう。
 
 
決して、子どもにとってネガティブなことにカウントダウンは使わないでくださいね! 
 
 
 
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3.冬休み最後に試してほしい!ポジティブカウントダウン

 
 
冬休みがもうすぐ終わる今だからこそ試してほしい。
 
 
子どもたちが心穏やかに始業式を迎えることができる「ポジティブカウントダウン」という方法をご紹介しますね!
 
この方法は、1学期登校拒否をだった我が子が、夏休み明けという大きな壁を乗り越え、2学期を心穏やかに過ごせた方法です。
 
 
「ポジティブカウントダウン」の方法はとっても簡単‼︎
 
早速、今日から始めてみましょう。
 
 
①始業式後の週末にお楽しみDAYを作る。
 
 
始業式後の週末に、子どもが喜ぶ楽しい予定=お楽しみDAYの計画を立てましょう。
 
 
我が家は1月末にお友達との旅行を計画しています。
 
「旅行」と「大好きな友達」というポジティブな要素が満載のお楽しみDAYの計画。
 
 
昨年の夏休み終わりにポジティブカウントダウンで、見事‼︎2学期を心穏やかに過ごせた我が子は
その時のポジティブな経験が記憶に強く残っているようで・・・
 
 
冬休み明けの今回も「同じお友達と同じ場所に旅行に行きたい!」とリクエストがあり
1月末に旅行の計画を立てることになりました。
 
冬休み中、始業式の話なんて、全く出てきませんし
楽しみすぎて、もうすでに旅行の準備をしているくらいです。
 
 
 
◆②カレンダーに予定を書き込み、見通しを持たせる。
 
 
不安の強い子は特に見通しが効かないことに対して大きな不安を持つ傾向があります。
 
 
そのような場合は、カレンダーが効果的です。
 
 
親子でカレンダーに、始業式が始まってからの学校の予定、習い事、目的のお楽しみDAYなどを書き込み、お子さんが目で見てわかるように工夫してみましょう。
 
 
ここでも大事なのは「楽しく」!!
 
 
好きなシールやペンなどを使って、お子さんが楽しくカレンダーに書き込むことができるように工夫してみましょう。
 
 
 
◆③お楽しみDAYに向かって、カウントダウン開始!
 
 
さぁ、後はお楽しみDAYに向かって、カウントダウン開始!
 
 
学校が始まることを嫌がる子もいるかもしれませんが、それを超えるお楽しみDAYがあれば、なんとか乗り越えることができるはずです。
 
 
ママも子ども以上にお楽しみDAYを楽しみにしましょう!
 
 
特に母子分離不安の子どもは、良くも悪くもママの感情に影響されがちです。
 
 
「あと〇回寝たら、旅行だ!」
 
 
「遊園地行くの楽しみだな〜。何乗ろうか⁇」
 
 
「どこでランチする?ネットで調べてみよう!」など
 
 
お楽しみDAYをもっともっと楽しみになるようなポジティブ発言をママがたくさんすることで、子どもの視点を始業式より先のお楽しみDAYに向けてあげることができます。
 
 
残り少ない冬休み。
 
ぜひ、お子さんとお楽しみDAYの計画を立て、心穏やかな時間を過ごしてくださいね。
 
 
執筆者
発達科学コミュニケーション リサーチャー
月野 志保
 
 
 
 
 
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