ギフテッド男子の水遊びは、実験です!なので、思いっきりやらせてほしいです。この記事では、その水遊びを学びに繋げて才能を伸ばす方法をお伝えします。
1 水遊びが大好きなギフテッド男子の生態
水遊びが大好きな子、いませんか?
水が出ているところを見つけると水の出口をふさいでみる。
水が流れているところには、物を流してみる。
など水遊びが大好きな子いませんか?
なんで、そんなことするの!濡れるでしょ!
とついつい怒ってしまうお母さん。
とついつい怒ってしまうお母さん。
その気持ち、良くわかります。
私も、ギフテッド(2E)男子のこの遊び方に振り回されていました。
ギフテッドについては、こちらをお読みください♪
そんな息子に振り回された私だからこそわかった、この遊びを防災技術を学ぶ基礎につなげる魔法の声かけを特別に教えちゃいます。
①水の吹き出し口を塞ぐ、
②物を水に流してみる、
この遊びは、水流実験(水の流れを見る実験)なのです。
①水の吹き出し口を塞ぐ、
吹き出し口を塞ぐことで水圧をあげて、水の吹き出す勢いを高めるとどうなるのかを見ています。
②物を水に流してみる、
これは、単純に水に流すとどのように流れていくのかを見ています。
とはいっても、周りの人に水がかかったら?服が濡れるなど止めたい理由は、たくさんありますよね。その気持ち、よ~くわかります。
けど、このやってみたい・知りたいという知的好奇心を満たさずに、この実験を止めてしまうとどうなってしまうのでしょうか?
2 行動の原点は、知的好奇心にあり
机の上でだけ学ぶ子になってしまいます。
紙の上で、方程式を解くのは得意だけど…
実際に、何をどうしたら、問題を解決できるのかが想像できない子になってしまいます。
それは、もったいないことなので、小さな頃にしっかりと実験し、大きくなってから、実用的な知識(知恵)として使えるようにしましょう。
では、どうしたら、実際に使える知恵にしていくことが出来るのでしょうか。
それは、とことんやってみることが必要です。
3 危険回避のために決めておきたいルール~水流編~
じゃあ、どうしたら、安全にお子さんを満足させることができるのでしょうか?
それは、実験する際のルールを作り、きちんと理解してもらうことです。
我が家には、危険を回避するために決めている水流実験のルールは、3つあります。
一番大切なのが、これ。
①流してもいい場所を決める
自然の川など周りの人の迷惑にならない場所を設定しましょう。
このルールを決めておかないと、この水流実験をどこでもやり始めてしまうという大変な事態が発生します。
ショッピングモールの人工の川で実験し、排水溝を塞ぎ、大騒ぎなんて事態になりたくないですよね。
なので、まず一番にこのルールをお子さんに伝えてください。
次に決めたいルールは、
②流していいものを決める
この遊びは、物の流れ方を見ているので、流して良いものを決めましょう。 例えば、近くにある葉っぱなど自然に返るものはOK!などです。
人に迷惑が掛からないようにお母さんが流していいものなのか、流してはいけないものなのかをしっかりチェックしてあげてくださいね。
「そんなの流していいわけないでしょ!」とか、「考えればわかるでしょ!」の一言で終わらせないでください。それだけでは伝わりません。
ギフテッドの子は、聡明であればあるほど、他の人と違うものの見方をしています。
賢いんだから、「考えたら、わかるでしょ。」という言葉は、ギフテッド男子には、通用しません。考えたけど、わからないからやったのです。お子さんが納得のいく理由を教えてあげてください。
4 水遊びが防災技術の基礎になる魔法の声かけ
さあ、水流実験のルールは、決められましたか?
ルールが決められたら、次は、水流実験からさらにお子さんの体験学習を発展させる声かけについてお伝えします。
お子さんがものを流す水流実験を一通りやると今度は、水の力を知りたくなります。
次にお子さんにやらせてあげて欲しいのは、砂場でダム作りです。
水遊びが好きな子は、砂場で川を作ることを教えると川づくりを楽しみだします。
ここで次に体験学習がさらに進化させる一手
川をせき止めてみてください♪
せき止めると水が溜まる。
溜まった水を一気に流すと水の勢いで砂が崩れていく。この現象に夢中になります^^
そこで魔法の声かけ
崩れた部分の上に棒をさし、
「これ、崩れないようにできる?」
と言ってみましょう^^
このワードで、崩れないようにするには、どうしたらいいのかを考え出します。
この時に学べるのが、水の力とそれに耐えるための構造についてです。
水流を止めるためのものを置く子、棒を守るためにものを置く子、いろいろなことを考えて、子どもが行動していきます。
お母さんは、工夫する子どもの姿を楽しみながら、「それ面白いね♪」「それいいね♪」と子どものやる気を育てる声掛けをしてあげてくださいね。
執筆者:神山彰子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)