自然なことです。
二次障害とは、子どもを責めるための言葉ではありません。
二次障害とは、
子どもを責めるための言葉ではありません。
「この子は問題のある子です」と
決めつけるための言葉でもありません。
子どもの脳にストレスが積み重なり、
大人の言葉を受け取りにくくなっている状態。
それが、暴言・暴力・無気力として
表れていることがあります。
叱られた経験。
わかってもらえなかった経験。
頑張ってもうまくいかなかった経験。
どうせ自分はできないと思った経験。
そんな体験が積み重なると、
子どもの脳は安心して考えるよりも、
自分を守ることを優先するようになります。
その結果、
不安が怒りになったり、
傷つきが暴言になったり、
自分を守るために暴力を振るってしまったり、
「どうせ無理」というあきらめが
無気力として表れることがあります。
だから、
暴言・暴力・無気力は、
怠けている。
ふざけている。
反抗しているだけ。
そんなふうに片づけられないことがあります。
診断があるかどうかだけで見なくていい
ここで大切なのは、
診断名があるかどうかだけで
子どもを見ることではありません。
発達障害の診断がある子もいれば、
いわゆるグレーゾーンと言われる子もいます。
診断はついていないけれど、
感情の切り替えが苦手だったり、
言葉の受け取り方に偏りがあったり、
不安が強かったり、
自分の気持ちをうまく言葉に
できなかったりする子もいます。
そもそも、
完璧な脳を持った子どもなどいません。
得意な受け取り方もあれば、
苦手な受け取り方もあります。
すぐに動ける日もあれば、
言葉が届きにくい日もあります。
だからこそ、暴言・暴力・無気力を
「性格の問題」
「反抗期だから仕方ない」
「親の育て方が悪かった」
で終わらせないことが大切です。
今、この子の脳は
どんな言葉なら受け取れるのか。
どんな関わりなら安心できるのか。
どんな順番なら、
自分で考え、選び、動き出せる状態に戻れるのか。
そこを見立てていくことが、
親子関係を立て直す第一歩です。
子どものSOSとは何でしょうか
では、
子どものSOSとは何でしょうか。
それは、
「本当は困っている」
「本当はわかってほしい」
「だけど、うまく言葉にできない」
という心と脳のサインです。
子どもは、
「お母さん、助けて」
「どうしたらいいかわからない」
「本当は不安なんだ」
と素直に言えるとは限りません。
特に思春期の子どもは、
自分の弱さや不安を見せることを嫌がります。
だからこそ、
不安が怒りになり、
悲しさが暴言になり、
あきらめが無気力として表れることがあります。
「うるさい」
「黙れ」
「どうせ無理」
「別に」
「関係ない」
「死ね」
そんな言葉の奥にあるのは、
お母さんを傷つけたい気持ちだけではありません。
本当は、
自分でもどうしたらいいかわからない苦しさが
隠れていることがあります。
暴言・暴力・無気力は、
子どもが悪い子になったサインではありません。
親子関係が終わったサインでもありません。
今までの関わり方では届かなくなっているよ。
まずは安心できる関わり方に変えてほしいよ。
そう伝えている、
子どもからのSOSなのです。
正しいことを言うほど悪化する理由
暴言・暴力・無気力があると、
お母さんはなんとかしようとして、
正しいことを伝えたくなります。
「そんな言い方しないで」
「ちゃんとしなさい」
「学校はどうするの?」
「将来困るよ」
「いい加減にして」
どれも、
お母さんとしては当然の言葉かもしれません。
けれど、
子どもの脳がすでに
ストレスでいっぱいになっている時、
正しい言葉ほど届かないことがあります。
届かないだけでなく、
責められた。
わかってもらえない。
また否定された。
そう受け取って、
さらに反発が強くなることもあります。
親子関係を立て直すことは、子どもを思い通りにすることではありません
親子関係を立て直すことは、
子どもを親の思い通りにすることではないからです。
自分で考え、
自分で選び、
自分で動き出せる状態を育て直していく。
それが、
発達科学コミュニケーションで目指す
親子関係の立て直しです。
子どものSOSを知ることから、親子関係の立て直しは始まります
暴言・暴力・無気力は、
親子関係が終わったサインではありません。
今までの関わり方を見直し、
親子がもう一度つながり直すための
大切なSOSです。
子どものSOSを知ることから、
親子関係の立て直しは始まります。
「この子はどうしてこんなことをするの?」
そう見るだけでなく、
「この子の脳には、今どんなストレスが積み重なっているのだろう」
「どんな言葉なら受け取れるのだろう」
「どんな関わりなら安心できるのだろう」
そう見立てていくことで、
親子の関係は少しずつ変わっていきます。
反抗期だから仕方ないと
あきらめなくて大丈夫です。
お母さんのせいだと責めなくて大丈夫です。
子どものSOSを知り、
関わり方の順番を変えることで、
親子の会話と笑顔を取り戻す一歩は始められます。
