「褒めてるのに、なんで響かないの?」
「ちゃんと褒めているのに、子どもは無気力なまま」
「むしろ、褒めたら反抗的になった気がする…」
そんなふうに感じていませんか?
あなたが悪いわけではありません。
ですが、子どもに届く“言葉の届け方”には、ちょっとしたコツがあるのです。
この記事では、反抗期・思春期の子どもに本当に届く「認める言葉かけ」を、7つの具体例とともにご紹介します。
今回ご紹介した言葉かけは、実際に私のもとに届くご相談から生まれたものです。
「褒めてるつもりなのに無気力」
「反抗的で、言葉が通じない」
そんなお悩みの中にあるあなたに、少しでも届いたならうれしいです。
褒めているのに響かないのはなぜ?
「偉いね」「すごいね」「ちゃんとしてるね」
親にとっては励ましのつもりでも、思春期・反抗期の子どもには「上から目線」に聞こえることがあります。
・比べられている気がする
・表面だけで見られている感じがする
・コントロールされているようでイヤ
そんな気持ちになると、子どもは心のシャッターを閉じてしまうのです。
思春期の子に届くのは「理解されている」と感じる言葉
この時期の子どもたちは、「褒められたい」よりも「わかってほしい」と願っています。
「自分のこと、ちゃんと見てくれてる」
「気持ちをわかってくれてる」
そんな安心感があると、少しずつ心を開いてくれるのです。
大切なのは、「評価」ではなく「理解」を伝えること。
“褒める”ではなく“認める”という視点が必要です。
反抗期の子どもに届く、認める言葉かけ7選
「〇〇に気づいたよ」
例:「教科書、ちゃんとカバンに入れてたね」
→ 行動を観察して伝えるだけで、子どもは“見てもらえている”と感じます。
「そう思ったんだね」
例:「そう感じたんだね。教えてくれてありがとう」
→ 否定も評価もせず、気持ちを受け止めるだけで信頼関係が深まります。
「〇〇してくれて助かったよ」
例:「ドア閉めてくれて助かったよ」
→ 感謝は上下関係を超えて、信頼関係を築く魔法の言葉です。
「前より〇〇できるようになったね」
例:「前より自分から声をかけてくれるようになったね」
→ 結果ではなく“変化のプロセス”を認めると、自己肯定感が育ちます。
「あなたは〇〇を大切にしてるんだね」
例:「そのゲーム、ずっと好きだもんね」
→ 子どもの価値観に共感すると、「自分らしさ」を守れます。
「ママは〇〇なあなたが好きだよ」
例:「ちょっと不器用だけど、まっすぐなところが好きだよ」
→ 存在まるごとを認める言葉が、子どもを深く支えます。
「どうしたいと思ってる?」
例:「学校のこと、どうしたいと思ってる?」
→ “自分で考える力”を信じているというメッセージが伝わります。
実は、こんな「褒め言葉」が届きにくいことも…
ちゃんとしてるね
頑張っててえらいね
これらの言葉は、時には
「期待されている」「評価されている」と感じてプレッシャーになることがあります。
伝えるのではなく、届く言葉を選ぶ
子どもが無気力に見えると、親としては「なんとかしなきゃ」と思いますよね。
ですが、子どもは子どもなりにたくさんのことを感じ、葛藤しています。
言葉の選び方を少し変えるだけで、「伝える」ではなく「届く」関係が始まります。
今日紹介した7つの言葉の中から、あなたがしっくりくるものを一つだけでも選んで、まずは日常の中で使ってみてください。
きっと、子どもとの距離がほんの少し近づくはずです。
▼子どもの本音が引き出せるママになれるヒミツ
見せかけの共感では反抗的な子どもにはスグ見破られます!


