思春期の冬休みの過ごし方とは?3学期の頑張りを引き出す行動力UPのサポート術

 

もうすぐ冬休み。冬休みの過ごし方は考えていますか?あれもこれもやらなきゃと思っているお母さん、ちょっと待ってください!たくさんやった方がいいのではありません。この冬は1テーマにしぼった行動力UPのサポートをして3学期の頑張りを引き出しましょう!
 

【目次】

1.冬休みはなぜ、やることをしぼるのか?
2.思春期の行動力が上がりにくい理由とは
3.これが冬休みの過ごし方!フォーカスポイントを発見しよう~ワーク付き~
<1>にチェックが多かったお子さん
<2>にチェックが多かったお子さん
<3>にチェックが多かったお子さん

 
 

1.冬休みはなぜ、やることをしぼるのか?

 
 
もうすぐ冬休み。そして、冬休みがあければまた進級シーズン到来です!
 
 
進級までになんとか現状を改善した〜い!と思っているお母さんはいませんか?
 
 
だからと言って「苦手なこと」を「たくさん」やらせるのはご法度です。
 
 
これ、発達凸凹の子たちの脳が育たない一番の理由なんです。
 
 
「つらいな」「面倒だな」「やりたくないな」と感情がネガティブになると、行動を起こさせる信号がうまく伝わりません。
 
 
結果的に、もっと、怠惰になる、ルーズになる、行動量が減るのは、脳を使うチャンスを失う、つまり発達のチャンスを失うことになっちゃいます。
 
 
「それならできそう!」と思えることに上手に取り組ませてあげることが大切です!
 
 
 
 
それが脳の活動量を下げないことにつながります。
 
 
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2.思春期の行動力が上がりにくい理由とは

 
 
さらに、思春期は行動力が上がりにくい理由が2つあります。
 
 

◆①行動の壁

 
 
プレ思春期、思春期になるまでの間にたくさんの失敗体験を蓄積しています。
 
 
だから「どうせやっても無駄」と間違った学習をしてしまいます。
 
 
これを「学習性無力感」といいます。これ、行動力の壁なんです!
 
 

◆②実行機能が低下

 
 
ものごとに取り掛かる・継続する・切り替える一連の力を「実行機能」といいます。
 
 
思春期は、脳の成長の過程で一時的にこの実行機能が低下する時期でもあります。
 
 
だから、ただ、めくじらを立てるだけではうまくいきません!
 
 
 
 
思春期不登校の子でも、動き出すコンディションに合わせたフォーカスポイント!を発見するとうまくいきますよ。
 
 
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3.これが冬休みの過ごし方!フォーカスポイントを発見しよう~ワーク付き~

 
 
脳は育つ順番があるのでそれがわかれば、ママがやることもシンプルになります!
 
 
今回は、コンディションチェックワークをやって、冬休みのフォーカスポイントを整理してみましょう!
 
 
やり方は簡単です! 15問の質問に答えるだけです。
 
 
以下の<1><2><3>をチェックしてみてください。どこにいくつチェックが入るか数えてくださいね。
 
 
<1>
1)どうせ俺なんて、やっても無駄、の発言が多い
2)無気力な様子が多い
3)今までできていたことをやらなくなった
4)褒めても嫌がるもしくはスルー
5)融通が効かない
 
 
<2>
6)思い通りにならないと泣いたり、怒ったりする
7)人のせいにする
8)声をかけると苛立つ、キレる
9)恐怖感や不安が強い
10)気持ちの切り替えやクールダウンが苦手
 
 
<3>
11)声をかけても聞いていない
12)苦手なことへの集中力がつづきにくい
13)行動の切り替えが苦手
14)過集中や不注意がある
15)時間どおりに動けない
 
 

◆<1>にチェックが多かったお子さん

 
 
<1>にチェックが多かったお子さんは、自信のなさが、行動をネガティブにさせています。
 
 
冬休みにやりたいのは「動きやすいことから自信と行動力を伸ばす」です。
 
 
お子さんがなかなか動かない時は、難易度が高すぎることをやらせようとしている可能性大!
 
 
嫌なことはやりません!=つまり脳を使わない状態になります。
 
 
自信もますます低下するし発達しにくいです。
 
 
仮にお母さんが「勉強をさせたいなー」と思ったとしても、お子さんにとって苦手意識が強いならそこから行動させようとしても動きません。
 
 
だから取り掛かりやすいことを上手に発見して、脳のウォーミングアップをしてあげましょう!
 
 
例えば
・動画をみて歌う
・おやつを買いに行く
・大掃除の窓拭きをやる
・おせち料理の準備を手伝う、など
 
 
行動のエンジンをかけて脳を使う時間を増やして「できたね」「楽しかったね」と伝えてあげましょう。
 
 

◆<2>にチェックが多かったお子さん

 
 
<2>にチェックが多かったお子さんは、感情面の不安定さ、行動に影響しています。
 
 
イライラや不安は行動のブレーキになるので感情を落ち着かせる対応が優先です!
 
 
冬休みにやりたいのは「心と体が休まる「安心時間」をつくるホームカウンセリング」です。
 
 
大人側の「こうあるべき」は一旦横におきましょう。プレッシャーを一旦ゼロにします。
 
 
そして大人が「笑顔で、穏やかに、楽しそうに」過ごす様子を見せてあげましょう。
 
 
・大掃除を鼻歌を歌いながらする
・外出して楽しかった出来事を話す
・お笑い番組をみて大声で笑う
 
 
こんな感じでOK! お家の中の雰囲気をピリピリモードからポジティブモードにしてあげるだけで、脳のネガティブな状態が落ち着きやすくなります。
 
 
そうなると、行動を後押しする声かけも、届きやすくなりますよ!
 
 

◆<3>にチェックが多かったお子さん

 
 
<3>にチェックが多かったお子さんは、行動の、はじまり、継続、切り替えそのものに課題があります!
 
 
冬休みにやりたいのは行動がスムーズになる「分解」テクニックです!
 
 
お子さんに「やってもらいたいなー」と思っていることはボリューム的に、難易度的に、お子さんが取り組みやすい内容になってますか?
 
 
片付けが苦手な子に「この部屋全部片付けて!」と言ってもめんどくさくて動かないんです。
 
 
だから「あなたのミッションは本棚だよ」とやることを分解してコンパクトにしてあげると動きやすくなります!
 
 
集中力が続かない子に1時間勉強しなさいっていってもやりません。10分やってみようか?と長さを「分解」してみましょう。
 
 
得意な国語だけやってみようか?とやる範囲を「分解」してもいいですね。
 
 
どのパートにもたくさんチェックが入ったお子さんは
 
 
<1>「動きやすいことから自信と行動力を伸ばす」からやっていきましょう!あれこれやらずに、1ポイントに絞りましょう!
 
 
 
 
さていかがでしたか?
 
 
私も息子の無気力・ダラダラには頭を悩ませましたが、不登校期間も含め冬休みに行動力はぐんぐん育ちました。
 
 
冬休みに行動的に過ごせるかどうか?ポジティブに過ごせるかどうか?
 
 
お子さんのコンディションに合わせて、やってあげることにフォーカスする!これが脳を育てるポイントです。
 
 
3学期、そして、その先にやってくる進級のタイミングお子さんの行動スイッチを上手にいれてできる!を増やしてあげましょう。
 
 
不登校、登校渋りの対応法はこちらの記事でも紹介しています。合わせてチェックしてくださいね。
 
 
 
 
 
 
 
 
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執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーション マスタートレーナー)
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