ママにべったりな原因は?小学生の母子分離不安に効く8:2の法則

 

いつでも「ママママ」とママにべったりな、母子分離不安の小学生。進行すると体調不良が続いたり、不登校になったりと深刻な状態になりかねません。この記事では、原因の1つである本人の脳の特性と、症状悪化から一歩抜け出す対応の法則をお伝えします。
 

【目次】

1.ママにべったりな原因は?もう小学生なのに後追いする子
2.母子分離できない子は自分の脳内で不安を増幅させる
3.母子分離不安の子が自ら動き出す!8:2の法則とは

 
 

1.ママにべったりな原因は?もう小学生なのに後追いする子

 
 
・はじめての人・場所・コトが苦手
 
・集団行動や人前に出るのが苦手
 
・ひとりで学校に行けない
 
・ひとりでトイレに行けない
 
・「ママ来て!」「ママがいい!」とママ依存が強い
 
 
こんなお子さんはいませんか?
 
 
いつもママにべったりになってしまう原因の1つに、本人の人一倍繊細で、敏感な性質があります。
 
 
他の子がサラッとできてしまうようなことにも不安を強く感じ、体が固まって動けない、自分の思いを言葉で伝えられないということがあります。
 
 
私の小学生の息子もその1人でした。
 
 
息子は小学校入学直後、
 
 
・学校でお友達に「イヤだ」が言えない
 
・授業中の「困った」が言えない
 
ということが重なり、登校渋りを経て半年間の不登校を経験しました。
 
 
家では片時も私のそばから離れず、ついには私のトイレにまでついてくるようになってしまいました。
 
 
不登校になってしまった上、もう小学生なのにまるで赤ちゃんの後追いのような行動…
 
 
私は焦りと不安、そして怒りを止められなくなり息子を責めました。
 
 
 
 
 
しばらく途方に暮れて泣き続ける日々。
 
 
そんな時に出会ったのが発達科学コミュニケーションです。
 
 
学びを実践したことで息子は3か月で分離不安を解消し、学校にも行けるようになりました。
 
 
今では自分の気持ちも積極的にお話してくれます!
 
 
この記事では、繊細で敏感な母子分離不安の子の脳の特性と、分離不安解消へのファーストステップについてご紹介していきます。
 
 
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2.母子分離できない子は自分の脳内で不安を増幅させる

 
 
母子分離不安の子は、不安が強いと言われます。
 
 
その背景は、楽しい記憶よりもイヤだ・苦手と感じたネガティブな記憶が脳に残りやすいという特性にあります。
 
 
ネガティブな記憶がインプットされると、
 
 
・失敗したらどうしよう
 
・できなかったらどうしよう
 
・分からなかったらどうしよう
 
 
と、起きていないことまで心配して不安感が増していきます。
 
 
自分自身で不安を増幅させて、ネガティブループに陥ってしまうのです。
 
 
不安が大きくなっていくと
 
 
・家から出たがらない
 
・ママから離れられない
 
・今までできていたことも、ひとりでできなくなる
 
 
というように行動力が落ちていき、母子分離不安が進行していきます。
 
 
 
 
そもそも“不安”自体は人間として感じる感情のひとつなので、「感じてはいけない!」というモノではありません。
 
 
しかし、不安が大きくなりすぎると
 
 
・お腹が痛い
 
・吐き気がする
 
 
と、日常生活や本人の身体にも影響が出てきてしまうことがあります。
 
 
過度なストレスは、大人の場合はメンタルにあらわれますが、幼児や小学生の子どもは身体症状に出てくるということを覚えておいてください。
 
 
上記のように症状がどんどん進行してしまうと、ママは心配でたまらないし、子どもが離れてくれないので身も心もボロボロですよね…。
 
 
ところが、その状況を家族や学校の先生、ママ友に話してもなかなか理解してもらえないのです!
 
 
「心配し過ぎ」
 
「様子を見ましょう」
 
 
としか言ってもらえず絶望してしまうママをたくさん見てきました。
 
 
そんな八方塞がりの状況から一歩抜け出す方法を、次にお伝えします。
 
 
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3.母子分離不安の子が自ら動き出す!8:2の法則とは

 
 
周りの理解が得られなかったママが陥りがちなのが、
 
 
「わたしの子育てが悪いのかも」
 
「甘やかしたからかも」
 
 
と思って子どもに厳しくしたり、たくさん叱ったりして正そうとする対応です。
 
 
これはNG対応!母子分離不安を悪化させてしまいます。
 
 
意識したいのは、コミュニケーションにおける肯定の量です。
 
 
「肯定8:否定2」を目安にしてください。
 
 
肯定の割合がかなり多いですよね。
 
 
実はママの肯定は目減りして、否定は割増しで子どもに伝わるので、よっぽど意識しないと子どもには肯定が伝わらないんです。
 
 
肯定といっても大げさに褒める必要はありません。
 
 
今できていることをそのまま伝えてあげる、子どものしていることに興味を示すことも肯定になります。
 
 
「朝起きたんだね」
 
「お着替えしてるね」
 
「何のテレビみてるの?」
 
 
まずは回数を意識して、小さなことからどんどん声に出して伝えてあげてください。
 
 
ママが笑顔で声をかけ続けることで、ネガティブでがんじがらめだった子どもの脳がほぐれていきます。 
 
 
すると、今度は行動が変わっていきます。
 
 
「肯定8:否定2」を1ヶ月実践すると、
 
 
・買い物に自分から行った
 
・お弁当作ろうかな〜っと自分で動きだした
 
・自分で起きる時間を決めて起きてくる
 
 
こんなふうにママに頼らず子どもが自分から動き出した実例がたくさんあります!
 
 
 
 
母子分離できない子には「肯定8:否定2」。
 
 
ぜひ今日から意識してみてくださいね。
 
 
 
 
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執筆者:北華ゆか
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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