ADHD発達障害の子どもの習い事、迷惑をかけずに通える教室選び~スイミング編~

 

ADHDタイプ、発達障害がある子どもに何か習い事をさせたい・・・でも落ち着きがなく、指示通り動けないことが多いため、周りに迷惑をかけることも。迷走した我が家のスイミングスクール選びの事例をご紹介します。
 
 

【目次】

 

1.まずはチャレンジ!発達障害の幼児の習い事は何がいい?

 
 
最近は、幼児期の早くから習い事を始めるお子さんが多いですよね。
 
 
我が家の息子は1歳になる前から保育園に通っていたのもあり、習い事らしいことは全くやっていませんでした。
 
 
3歳になり幼稚園に通い出してから、みんなこんな早くからたくさんの習い事をしている!とびっくりした記憶があります。
 
 
幼児期の習い事の代表例としては、スイミングスクール、サッカー、音楽教室、英会話、体操教室リトミックがあげられます。
 
 
初めての習い事は、本人の気持ちというよりは、私たち親の意向が大きいですよね。
 
 
お母さんご自身が音楽が好きだからピアノ教室へ、水が好きだからスミングスクールへ…今は英語教育も盛んで、お勉強系を早くから始めるご家庭も多い様子です。
 
 
けれど、発達障害・グレーゾーンの子どもが習い事を始めようとすると、まずは受け入れが可能かどうか?の相談をされる方も。
 
 
事前に相談せずに始めてみて、すんなり馴染めるケースも聞きますので、事前に伝える伝えないはお子さんの特性によって決めても良いかと思います。
 
 
 
 
さて、発達障害の習い事、一体何から始めるのが良いのでしょうか?
 
 
興味のあるものは、体験レッスンに行ってみる!とにかくチャレンジしてみる!で始めは良いのではないでしょうか。
 
 
親の意向でも、子ども本人の意向でも…どちらでもいいと思います。
 
 
初めての場所が苦手なお子さんの場合は、少し注意が必要ですし、集団行動が苦手な場合には、少人数もしくは個別でできる習い事が良いですね。
 
 
いずれにせよ、子どもたちはまだ知らない世界がたくさんあるので、様々なことに触れる良い機会になると思ってチャレンジしてみてください。
 
 
そのチャレンジの際の注意点なども含めて、次は我が家の発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向のある息子のケースをご紹介します。
 
 
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2. スイミングスクールで迷惑問題勃発!息子の問題行動にはワケがある

 
 
息子が幼稚園に入って落ち着いたら、まずはスイミングスクールに通わせようと決めていました。
 
 
そもそも水遊びが大好きだったというのもありますが、喘息があったので、周りからスイミングを勧められたというのもあります。基礎的な体力づくりも狙いとしてありました。
 
 
衝動性が高く落ち着きがない集中力がない順番を守れない…など、周りに迷惑かけないかな、と心配する要素はたくさんありました。
 
 
でも当時はまだ3歳。まだ発達障害を疑ってはいなかった時期で、特に事前にスクールに相談することもなく、体験レッスンを経て正式に入会しました。
 
 
体験レッスンは、プール遊びが大好きな息子は大喜び!特に何の問題もなく終了。
 
 
 
 
ところが…実際に通い始めたレッスンでは状況は一変。
 
 
正式に入ったクラスは人数がかなり多く、順番を待つ時間が長かったり、と息子はかなり動揺しているようでした。
 
 
それでも大好きな水遊び。水に入っているときはそれはもう楽しそうな様子で、見学している私も笑みがこぼれるほどの笑顔を見せてくれました。
 
 
しかし、プールサイドで順番を待つ、先生の声掛けまで飛び込まない、といったルール通りに行動しなければならない場面で大混乱に!
 
 
落ち着きがなく、とにかく待つことができないADHD傾向のある息子は、順番を抜かす前に並んでいる子どもの足の裏を触ったり水着を引っ張ったりと、迷惑な行為を繰り返していました。
 
 
当然ながら、された側の子どもは嫌がるし、怒る子もいます。そうすると、怒った子どもに対して息子は怒るのです。いわゆる逆ギレです…
 
 
ただ…逆ギレに見えますが、彼の中では筋の通ったストーリーがあります。
 
 
待っている間に前に座っている子の足の裏が見えた。
足の指って面白そう!触ってみたい!
 
 
この水着、僕のとは違う水着だ。どうなってるんだ?
 
 
なんだ?この子逃げていくぞ!こっちの子は怒りだした!
なんで?僕はただ面白いものを触っただけなのにっ!もー!!
 
 
楽しそう!早く水の中に早く入りたい!
ん?前に誰か並んでたの?気づかなかったよ…
 
 
息子がこう言ったわけではありませんが、当時の息子には悪気が無かったのは明確で、本人も悪いこととは思っておらず、迷惑をかけた意識もないので相手が怒る理由がわからないのです。
 
 
相手が怒って攻撃してくるので、息子もそれに反応して怒った、というわけです。
 
 
目に入ったもの、やりたいことへの気持ちや衝動性をコントロールできない発達障害ADHDの特性の為に、周りから見ると迷惑行為を働いてしまうこともあるのです。
 
 
一方で、明らかにふざけてやっていることが周囲に迷惑をかけていることもあります。そうでない場合と切り分けて対応する必要があります。
 
 
診断がついてからもしばらく様子を見て、1年近く通いましたが、毎回のトラブルに私も疲れてしまい、また明らかにレッスン全体が滞るようになったため一旦休会することにしました。
 
 
息子は行きたがっていましたが、当時はまだ今よりも理解力もなかったので、「しばらくお休みなんだって」と言って誤魔化していました。
 
 
私たちは一番最初の体験レッスンに、夏期にある「夏の体験レッスン2日間」といった、イベントを兼ねた体験を選んだことが失敗の理由。そのイベントレッスンは、通常よりも生徒が少なく、先生の数も多かったのです。
 
 
入会を検討されるのであれば、実際に通われる予定の曜日や時間に行ってみることをおすすめします。人数や様子が分かりますし、お子さんの反応も見た上で、正式な申しこみに進めますので安心です。
 
 
この体験レッスン選びは、私の反省点となりました。
 
 
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3.ADHD傾向の強い子どもでも環境次第で大丈夫!

 
 
休会中に、発達障害があっても受け入れてくれる教室を探しました。けれど、どこも快い返事はありません。
 
 
生徒数が少ないスクールでは、「先生が特別なサポートはできないけど、それでも良ければ」と言ってくださったところもありました。けれど、そこは距離があった為、検討の末に移動の負担を考えてやめました。
 
 
子どもの為なら!と遠方の習い事に連れて行くママもいらっしゃいますが、運転が苦手なこともあり、私には少し荷が重い…
 
 
長く続けるに当たって、本人にとっても私にとっても遠方移動は負担が大きいと判断し、除外しました。
 
 
 
 
最終的には、車で10分ほどの障害児クラスのあるスイミングスクールを選択。少人数で、無理強いさせず先生たちも褒め上手。総合的な判断の上、このスクールに決断しました。
 
 
補足ですが、同じ発達障害、ADHDや自閉症スペクトラムといった診断名があったとしても、子どもの特性は千差万別。少人数、障害児クラス、が必ずしも良いとは限りません。
 
 
子どもの特性を把握して、その特性に合った環境を選ぶことで、発達障害があっても定型発達の子どもと一緒に楽しめる習い事はたくさんあると感じています。
 
 
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4. 何のための習い事?目的を考える

 
 
実は一点、悩むところもありました。休会中のスクールよりも、新しいスクールはレッスン内容自体は後退したように感じて、せっかく上達していたのに…またあんな基礎的なところからスタートか…と。
 
 
しかし、息子はとても楽しそう。周りに迷惑行為をするといったトラブルも起こりません。待ち時間がなくずっと水の中にいられるので、他のことに注意が行くことがなくなったのです。
 
 
トラブルを起こしにくい環境に変えることで、息子のストレスは激減したのです。
 
 
例え息子発信のトラブルであっても、トラブルを起こすには彼なりの理由があり、そのことで周りから指摘されたり怒られたりすることは、本人にとってもかなりのストレスです。
 
 
そして起こしたトラブルに対して、あとで自分を責めたりするので良いことは1つもありません。トラブルが起きやすい原因は予め取り除いておくことも大事なポイントです。
 
 
休会していたスクールは退会し、新しいスイミングスクールに通い始めました。それから1年以上続いています。
 
 
この1年で多少は上達しました。以前のスクールに通っていたらどうだったかな、とふと思うことが正直あります。
 
 
同じタイミングでレッスンを受けていた子どもたちは、ずいぶん進級して2泳法くらいまでは完璧にマスターしていることでしょう。
 
 
しかし、自分のペースでできない環境であれば、息子は続いていないかもしれないし、泳ぐことが嫌いになって自信を失っていたかもしれません。
 
 
 
 
私は息子の「楽しそう」を何よりも重視して、上達については二の次にしました。
 
 
トラブルが自信をなくすきっかけにもなっていたのですが、楽しみながら少しづつでも上達している、この事実が息子に自信を取り戻すきっかけにもなったように感じています。
 
 
もっと潜れるようになりたい!海で魚と泳ぎたい!そんな目標もできました。
 
 
上達の機会はいずれまた訪れるけれど、今このときを楽しみ、自信を持てるようにすることを最優先したことが息子にとっても良かった、と改めて感じました。
 
 
そして、その楽しさがあるからこそ続けられるし、上達するのだ、と実感しています。
 
 
これは、あくまでも息子の例です。厳しい基準をクリアすることで上達し、自信をつけていくタイプの子どももたくさんいます。
 
 
そこは、自分の子どもがどんなタイプなのかを見極める必要がありますので、発達障害、ADHD傾向があるからと言ってのんびりスクールに変える必要はありませんよ。
 
 
習い事をさせるに当たって、何を目的とするか、で選ぶ内容や環境が違ってくるのは言うまでもありません。
 
 
何より、子どもが楽しめる、笑顔が出る習い事。これが幼児期には最適ではないかな、と私は思っています。
 
 
そして最後にもう1つオマケの良いことが…
 
 
息子が通うクラスは親も必ず付き添う必要があったのですが、毎回主人にお任せ。
 
 
始めた当初は、主人と息子の関係性はあまり良いとは言えませんでした。攻撃的な行動が主人に向きやすく、険悪な雰囲気になることが多かったのです。
 
 
正直、私からすると主人の接し方にも問題がなかったわけではないので無理はないのですが…
 
 
そんな時期からこのスクールに一緒に通うようになって、紆余曲折はありましたが、息子と主人の距離が目に見えて縮まって行ったです。
 
 
主人も一緒に水の中に1時間弱いるので、良いリフレッシュになっており、毎週楽しみにしています。息子にとってだけででなく、家族みんなにとって良い結果となりました。
 
 
 
 
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執筆者:瀬名香織
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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