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【お悩み相談室】癇癪を起こすと大暴れする発達障害の子どもの対応に困っています

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息子は発達障害グレーゾーンの5歳です。ちょっとしたことがきっかけですぐに癇癪を起こし、大暴れします。あっと言う間にヒートアップしてしまうので手が付けられず、「やめなさい!」と叱っても全く効きません。子どもの激しい癇癪にはどうやって対応すればいいのでしょうか?

 

5歳・男の子のママ

手が付けられないほど激しい癇癪を起こす我が子を見ていると、本当に絶望的な気持ちになりますよね…。今回はご相談者さんと同じ経験を持つ私が、息子の癇癪から抜け出した対応をお話します。

 

発達科学コミュニケーション
リサーチャー 森あや

 

【目次】

 

1.毎日が地獄!息子の激しすぎる癇癪にお手上げだった私

 
 
発達障害の子どもは癇癪を起こしやすい傾向があり、悩んでいるお母さんは多いですよね。
 
 
我が家の息子は発達障害グレーゾーンの小学2年生です。実は幼稚園の頃は
 
 
・ちょっとしたことですぐに癇癪を起こす
・おもちゃを投げたり、机をひっくり返す
・大声で泣き叫ぶ
・母親の私を叩きまくる
 
 
などと、癇癪を起こすと手が付けられないほど大暴れすることに毎日悩まされていました。
 
 
だから、相談者さんのお気持ちはよく分かります。
 
 
ちょっとしたことですぐに癇癪を起こし、あっという間にヒートアップしてしまう…。「やめなさい!」と叱っても全く効果がない…。
 
 
子どもが癇癪持ちだとお母さんは本当に辛いです。大暴れする我が子を前になす術もなく、絶望的な気持ちになりますよね。
 
 
我が家の息子は外でも癇癪を起こすタイプだったので、「なんでこんなにワガママなの?」と言われ、自分の子育てを責めたこともあります。
 
 
しかし、子どもが癇癪を起こしやすいのはお母さんのしつけのせいではありません。発達障害の子どもは
 
 
・感情のコントロールが苦手でカッとなりやすい
・自分の気持ちを言葉でうまく伝えられない
・こだわりが強く、譲ることができない
 
 
などの特性が原因で癇癪を起こしてしまうのです。
 
 
そこで癇癪への対応でまず必要なことは、
 
 
・子どもの発言を否定しない
・見通しを持たせて安心させる
 
 
などと普段の対応に気をつけて、癇癪を予防することです。
 
 
癇癪の予防についてはこちらの記事で詳しくお話ししています。
 
 
 
しかし、癇癪というのは脳の悪いクセです。脳の悪いクセと言うのは頑固なので、お母さんが気をつけていても、ちょっとしたことが引き金であっという間にヒートアップしてしまうこともあります。
 
 
そのため、癇癪を起こすと大暴れする子どもには予防だけでなく、癇癪が起こったときに正しい対応をすることも重要なんです。
 
 
そこで今回は、発達障害の子どもの癇癪の仕組みと正しい対応法についてお話ししていきます。
 
 
 
 

2.発達障害の子どもが癇癪を起こすメカニズムとは?

 
 
そもそも、どうして発達障害の子どもは癇癪を起こすのでしょうか?ここでは子どもが癇癪を起こすメカニズムについて考えたいと思います。
 
 
生まれてから1歳くらいまでは、子どもは泣くことで
 
 
・眠たいのに眠れない
・お腹がすいた
 
 
などの生理的な欲求を伝えようとします。
 
 
この時期はコミュニケーションの基本を学ぶ大事な時期です。
 
 
ですからお母さんは無視せずに、「お腹がすいたのかな?」「眠いんだね」などと子どもの意思を汲み取ってあげながら、欲求を満たしてあげることが必要になります。
 
 
一方、1歳をすぎた幼児の癇癪というのは、
 
 
・おもちゃが欲しい
・もっと遊びたい
・かまって欲しい
 
 
など自分の思い通りにならないことに対して起こすことが多いですよね。
 
 
幼児はまだ言葉の発達が未熟で、自分の気持ちをうまく伝えることができません。だから言葉の代わりに「泣く」「暴れる」という手段を使ってコミュニケーションを取ろうとしてくるのです。
 
 
ここで大事なのはお母さんの対応の仕方です。
 
 
お母さんが癇癪を鎮めようとあれこれ対応したり要求に応えてしまうと、子どもは「癇癪を起こすといいことがある!」と誤った学習をしてしまいます。
 
 
その結果、思い通りにならないと泣き叫んだり暴れることが定着してしまうのです。
 
 
また、先ほどお話ししたように、癇癪というのは脳の悪いクセです。実は子ども自身も、自分の怒りをコントロールできずに苦しんでいます
 
 
だから癇癪を起こしている子どもをいくら叱りつけてもなんの効果もないのです。
 
 
つまり、発達障害の子どもの癇癪に対応するときには
 
 
・子どもは自分の意思を伝える手段として癇癪を起こしているということ
 
・子ども自身も感情をコントロールできずに困っていること
 
 
の2つを考えることが大事なんです。
 
 
 
 

3.正しい対応をすれば癇癪から卒業できます!

 
 
では発達障害の癇癪への正しい対応とはどんな方法でしょうか?ここでは大事なポイントは2つお話しします。
 
 

◆目標を決めてスルーする

 
 
まず1つ目は、目標を決めて子どもの癇癪をスルーすることです。
 
 
先ほどもお伝えしたように、子どもは自分の意思を伝える手段として癇癪を起こしています。
 
 
ですからまずは、「癇癪を起こしてもお母さんは相手にしてくれない」という正しい学習をさせることが必要なんです。
 
 
ただし、癇癪をスルーするのにも正しいやり方があります。それは子どもが好ましい行動をし始めるのを待つ、ということです。
 
 
我が家の息子は、癇癪を起こすと私に「なんとかしてよ!」と言わんばかりに攻撃をしてくるタイプでした。
 
 
だから私は「息子が落ち着いて話しかけてくるまで一切反応しない」ということを徹底したのです。
 
 
どれだけ叩かれようと、服を引っ張られようと、絶対に目を合わさないようにしてスルーし続けました。
 
 

◆落ち着いて話ができたことをしっかり褒める

 
 
2つ目は、子どもが落ち着けたことをしっかり褒めるということです。スルーし続けるだけでは、子どもに「これが正解だよ」と学習させることはできないからです。
 
 
私の場合は、息子が「お母さん、お話を聞いてほしいの」などと落ち着いて話しかけてきたら、ギュッと抱きしめて
 
 
「ちゃんと落ち着いて話しかけられたね」
 
 
とまず声をかけました。そして「本当は何を伝えたかったの?」と聞き、息子が話をしてくれたら
 
 
「そうなんだね。ちゃんと自分の気持ちを言えたね。お母さん嬉しいよ。」
 
 
としっかり褒めてあげるようにしました。
 
 
こうして正しい対応を続けたことで、あんなに悩まされていた息子の激しい癇癪からは数日で解放されることができました。
 
 
さらに普段から癇癪を起こさせないようなコミュニケーションを続けることで、息子の様子もすっかり落ち着いたのです。
 
 
脳の悪いクセは、お母さんが正しい対応をすればちゃんと改善するんですよ。
 
 
 
 
いかがでしたか?発達障害の子どもの激しい癇癪から卒業するためには、
 
 
・目標を決めてスルーする
・落ち着いて話ができたことをしっかり褒める
 
 
ことの2つが必要です。
 
 
相談者さんも正しい対応で、お子さんの落ち着きを取り戻してあげてくださいね!
 
 
また、こちらの記事では癇癪の種である「ぐずり」を解消する方法もお伝えしています。合わせてチェックしてくださいね。
 
 
 
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執筆者:森あや
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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