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【お悩み相談室】癇癪持ちの発達障害の子どもに効く会話術を教えてください!

更新日:

息子は発達障害グレーゾーンの6歳です。ちょっとしたことですぐに癇癪を起こすのですが、何が嫌なのかをきちんと言ってくれないので、どう対応すればいいのかも分かりません。どうすれば息子は自分の気持ちをきちんと説明できるようになるのでしょうか?

 

6歳・男の子のママ

癇癪を起こすばかりで原因が分からないと、お母さんも対応に困りますよね。そこで今回は同じような経験を持つ私が、癇癪持ちの子どもに効く会話術をお伝えします。

 

発達科学コミュニケーション
リサーチャー 森あや

 

【目次】

 

1.何が嫌なの?癇癪の原因が分からず対応に困る日々

 
 
癇癪持ちの発達障害の子どもに悩むお母さんは多いですよね。
 
 
我が家の息子は発達障害グレーゾーンの小学2年生です。実は私が発達科学コミュニケーションを始めたきっかけは、息子の手が付けられない癇癪でした。
 
 
幼稚園の頃は
 
 
・1日1回は必ず大暴れする
 
・とにかく物に当たりまくりで、制御不能状態
 
 
という凄まじい毎日を送っていました。
 
 
しかも些細なことが癇癪のきっかけになるため、気が付いたら爆発している、ということもしょっちゅう。
 
 
一体何が嫌だったのかも分からないし、本人も混乱してまともに会話もできないし…と途方に暮れていました。
 
 
だから相談者さんのお気持ちはよく分かります。
 
 
実は発達障害の癇癪持ちには、脳の発達が未熟なことが大きく関係しています。
 
 
ですから、お母さんが普段の会話を工夫して脳を発達させてあげれば、子どもは癇癪を起こさずに自分の気持ちを伝えられるようになるんです。
 
 
そこで今回は、癇癪持ちの発達障害に効く会話術についてお話しします。
 
 
 
 

2.癇癪を起こす子どもの脳はこんな状態です!

 
 
では、発達障害の子どもはどうして癇癪を起こしやすいのでしょうか?
 
 
発達障害には様々な特性がありますが、その中でも
 
 
・こだわりが強く融通が効かない
 
・衝動性が強く、感情のコントロールが苦手
 
・自分の気持ちを言語化することが苦手
 
 
などが癇癪の原因として考えられています。どういうことかと言うと、
 
 
自分の思い通りにならない
   ↓
こだわりが強いので譲れない
   ↓
衝動性が強く、言葉で自分の気持ちをうまく伝えられないので、手っ取り早い「癇癪」と言う形でコミュニケーションを取ろうとする
 
 
と言う仕組みです。
 
 
ここで注目して欲しいのが、子どもの困り感です。癇癪というのは「ワガママ」だと捉えられがちですが、脳の特性は本人にはコントロールができません。
 
 
実は癇癪は「僕も自分のことがコントロールできずに辛いんだよー!」という発達障害の子どものSOSなのです。だからいくら叱っても、癇癪は解消されないんですね。
 
 
と言っても諦める必要はありません。脳が未熟なら、お母さんがコミュニケーションを工夫して発達させてあげればいいだけです!
 
 
脳の発達に必要なことは「成功体験を積ませて自信をつけること」です。
 
 
実はお母さんが普段の会話にちょっとした工夫をするだけで、癇癪持ちの子どもの脳を伸ばしてあげることができるんですよ。
 
 
 
 

3.癇癪持ちの発達障害に効く会話術とは?

 
 
今回は、癇癪持ちの発達障害に効く会話術を2つ紹介します。
 
 

◆譲ってくれたら「ありがとう!」

 
 
1つ目は、子どもが譲ってくれたときに「ありがとう!」と言ってあげることです。
 
 
先ほどお話ししたように、癇癪の原因の1つには「こだわりの強さ」があります。
 
 
実はこだわりの強さというのは、元々は子どもが安心を得るための行動の1つです。
 
 
ですから、「こだわりを手放すことでいいことがあった」という経験を積めば、だんだん融通が効くようになっていくのです。
 
 
どんな些細なことでも構いません。
 
 
・買い物に付き合ってくれたら「一緒に来てくれてありがとう!」
 
・お菓子を分けてくれたら「分けてくれてありがとう!」
 
・子どもが何かを貸してくれたら「〇〇君は優しいね!」
 
 
こんな風に、「他人の気持ちを優先して行動できた」という場面を見逃さずに褒めてあげてくださいね。
 
 

◆質問するときは「どんな気持ちになったの?」

 
 
2つ目は、質問するときに「どんな気持ちになったの?」と聞くことです。
 
 
先ほどお話ししたように、癇癪を起こしてしまう原因は自分の思いを言葉で説明するのが苦手だからです。
 
 
だから普段のお母さんとの会話の中で、「自分の気持ちを言葉にする」というトレーニングをたくさんして欲しいのです。
 
 
例えば我が家の場合は、
 
 
(私)今日の給食は何だったの?
 
(息子)フレンチトーストだったよ。
 
(私)へー!出てきたとき、どんな気持ちだった?
 
(息子)すごく嬉しかったよ!
 
 
という感じで、出来事を聞いた後に必ずセットでそのときの感情も質問するようにしています。
 
 
こんな風に、自分の気持ちを言語化させる機会を増やすことで、癇癪ではなく言葉でコミュニケーションが取れるようになっていくのです。
 
 
さて、以前はひどい癇癪の持ち主だった息子ですが、今では癇癪を起こすこともなくなりました。
 
 
・自分で折り合いをつけて、融通が効くようになった
 
・うまくいかないことがあると「これができなくて嫌なんだ。お母さん、手伝って」と、きちんと言葉で思いを伝えられるようになった
 
 
などの変化が現れたのです。
 
 
 
 
いかがでしたか?癇癪持ちの発達障害の子どもに効く会話術は
 
 
・譲ってくれたら「ありがとう!」「優しいね」とすかさず褒める
 
・質問するときは出来事とセットでそのときの感情も聞く
 
 
ことの2つです。相談者さんも今日から始めて、息子さんの癇癪から開放されてくださいね!
 
 
また、激しい癇癪が起こってしまったときの対応はこちらの記事で詳しくお話ししています。
 
 
合わせてチェックしてくださいね。
 
 
 
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執筆者:森あや
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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