グレーゾーン 発達障害

「お母さん○○して!」は応じてOK!発達障害・グレーゾーンの小学生の子どものやる気を引き出す対応とは?

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子どもの「お母さん○○して!」につい「それくらい自分でやりなさい!」と答えていませんか?実はこの言葉は発達障害・グレーゾーンの子どものやる気を奪うだけなんです。ここでは小学生が自主的に行動するようになる対応についてお話ししていきます。
 

【目次】

 

1 子どもの「○○して!」にどう対応していますか?

 
 
新学期が始まってもうすぐ1か月経ちますね。発達障害・グレーゾーンの小学生の子どもの様子はどうですか?
 
 
特に1年生は小学生になり、歩いて学校に行く、慣れない場所と人に囲まれて1日過ごす、席に座って授業を受けるなど毎日とても頑張っていると思います。
 
 
不安が強かったり、じっとしていることが苦手な発達障害・グレーゾーンの子どもにとっては、本当に大変なことばかりです。
 
 
その上小学生になると毎日宿題が出たり、時間割を確認しながら翌日の準備をする必要があるなど、学校から帰ってきた後も自分でやらないといけないことが増えます。
 
 
毎日疲れて学校から帰ってきて、おうちでもやらないといけないことがたくさんある。こんな状況の中、お子さんは自分のことは自分でちゃんとやってくれますか?「お母さん○○して!」と頼まれることが増え、つい「それくらい自分でやりなさい!」と答えていませんか?
 
 
子どもが素直に行動してくれず、喧嘩になったり癇癪を起こされてイライラしているお母さんもいるかもしれません。自分のことは自分でできるようになってほしいけれど、どう対応すればいいのか分からない、と悩んでいる方もいるかもしれません。
 
 
でも大丈夫です。お母さんが少し工夫をすれば、発達障害・グレーゾーンの小学生も自主的に行動ができるようになるんですよ。
 
 
 
 

2 「自分でやりなさい!」は発達障害・グレーゾーンにはNG 

 
 
実はお母さんの「それくらい自分でやりなさい!」という言葉では、発達障害・グレーゾーンの小学生を行動させることはできません。それどころか子どもはますます自分でやろうとしなくなります。
 
 
「自分でやりなさい!」は子どもの「○○して!」という言葉を否定していることになります。子どもは自分の行動を否定されるとやる気をなくし、自分からすすんで行動することができなくなります。
 
 
つまりお母さんの「自分でやりなさい!」が子どものやる気を奪ってしまっているのです。
 
 
 
 
反対に子どもは自分の行動を肯定されると自信がつき、自主的に行動するようになります。つまり発達障害・グレーゾーンの子どもがすすんで行動できるようになるためには、お母さんが肯定的な言葉をかけ子どもが自分から行動したくなるように対応してあげればいいんです。
 
 

3 小学生の子どものやる気を引き出す対応とは

 
 
発達障害・グレーゾーンの小学生の子どもが「○○して!」と言ってきた時にお母さんにしてほしいことは2つあります。
 
 
1つ目は「いいよ♪」と要求を受け入れてあげることです。
 
 
「いいよ♪」と要求を受け入れることは、子どもの発言を肯定することになります。肯定されることで子どもの心は落ち着き、コミュニケーションをスムーズにすることができます。この時にお母さんは、笑顔で明るく答えることがポイントです。
 
 
2つ目は「じゃあ○○してくれる?」と簡単な仕事を1つ与えることです。
 
 
ただ子どもの要求を受け入れてお母さんが全部やるのでは、発達障害・グレーゾーンの小学生が自主的に行動できるようにはなりません。子どもの脳の発達のためには子どもをしっかり行動させることが必要だからです。
 
 
子どもを行動させるためには「これならできそう」と本人が思えるような簡単な仕事を1つ与え、それができたらしっかり褒めてあげます。そしてまた1つ簡単な仕事を与え褒める、ということを繰り返していきます。
 
 
スモールステップで指示を出し、できたら褒める、という流れを繰り返すことで、子どもの行動を促し、褒める回数を増やすことができます。こうすることで子どものやる気を少しずつ引き出していくのです。
 
 
例えば、翌日の準備の時に子どもが「お母さん、鉛筆削って!」と言ってきたとします。
 
 
お母さんは「いいよ♪」と子どもの要求に応え、「じゃあ削った鉛筆を筆箱に入れてくれるかな?」と子どもを誘います。「お母さんが3本削るから、○○君は1本削ってくれる?」などでもいいです。子どもの様子を見て取りかかれそうな仕事を与えてください。
 
 
そして子どもが行動できたら「ちゃんと筆箱に入れれたね!」「自分で削れたね!」などとしっかりほめてあげましょう。
 
 
続いて「じゃあランドセルに筆箱を入れようか♪」と次の行動に誘い、できたら褒める、さらに「じゃあランドセルを棚にしまおうか♪」と誘い、できたら「ちゃんと自分で準備できたね!頑張ったね!」と褒めてあげるのです。
 
 
スモールステップで指示を出すことで、最後まで自分で取り組むことができ、「自分でできた!」という自信を子どもに与えてあげることができるのです。
 
 
子どもの要求に応えてお母さんが手を貸してもいいんです。手を貸した上で簡単な役割を与えてしっかりほめてあげれば、子どもはやる気を出し、だんだん自主的に行動するようになっていきます。
 
 
 
 
ぜひお母さんの対応で、発達障害・グレーゾーンの小学生の子どものやる気を引き出してあげてくださいね。
 
 
執筆者:森あや
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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