子どもがぐんぐん伸びる!素直さを育て思考力をつける親子のコミュニケーション法とは

お子さんの素直さは育っていますか?素直さがあれば人の話を聞く耳が育ち、思考力・理解力を育てることができます。毎日の親子のコミュニケーションの中でお母さんが声かけを少し工夫することで素直さは育ちます!その方法を伝えしますね。

 

【目次】

1.子どもに身につけてほしい素直さ
2.素直さが成長の加速を手助けしてくれます
3.親子で取り組んだ我が家の成功例
4.素直さを育てる親子のコミュニケーション法

 

1.子どもに身につけてほしい素直さ

 
 
子育てを毎日頑張っているお母さん!皆さんはどんな子になってほしいと考えて子育てしていますか? 
 
 
「こんな子に育ってほしいな!」と言う希望が、誰しもきっとあると思います。 
 
 
・作文をサクサク書ける子になってほしい! 
・本好きになってほしい! 
 
 
と言う近々の具体的目標から 
 
 
・自立できる子にしたい 
・お友達と仲良くできる子になってほしい 
・礼儀正しい子に育てたい 
 
 
のような中・長期的な目標まで、子育てで大事にしていることやこうなってほしいという想いはきっとお母さんの数だけあるのかなと思います。 
 
 
私も想いはたくさんありますが、その中でも大切にしていることは「素直さ」を育てたいということです。 
 
 
素直イコール誰にでも従う!という意味ではなく、素直に人の話を聞き入れることができるという意味で捉えています。 
 
 
どんなにできないことがあっても、どんなに不器用であっても、どんなに自信がなくても、素直さは必要です。 
 
 
素直な人は相手の話を聞き入れることができるからです。 
 
 
人の話を聞き入れることができる子どもなら必ず成長していけます。 
 
 
皆さんのお子さんの素直さは育っていますか? 
 
 

 
 
お子さんにはぜひ、この素直さを身につけていただきたい! 
 
 
できれば小学生の間までに素直に聞く耳を育ててほしいのです。 
 
 

2.素直さが成長の加速を手助けしてくれます

 
 
もし素直さが育っていないとしたらどういうことになるでしょうか? 
 
 
素直さがないと、人が話をしている場面でその人の話を聞こうという気持ちになりにくいものです。 
 
 
話をうまく聞けない 
↓ 
考えたくなくなる 
↓ 
考える機会が必然的に減っていく 
↓ 
考える癖がつかなくなっていく 
 
 
このような悪循環に陥ってしまいます。 
 
 
考える癖がなくなってしまった子どもに意見を求めても、答えようとするだけで相当な負荷がかかります。 
 
 
これからの時代は思考力が求められていますので、小学校や幼稚園でも子どもたちに考えることや意見を求める機会もどんどん増えているのが現状です。
 
 
ですので、否が応でもお子さんも意見を求められる機会は増えているはずです。 
 
 
それにもかかわらず、できない。 
 
 

 
 
このようなできない経験や体験を多く積んでしまうことで子どもは自信をなくしてしまいます。 
 
 
自信なくしたままストレスが日常的にかかり続けしまうと、内に籠って鬱々してしまうか外に出る癇癪のような形になるなど二次的な要素が出てくるかもしれません。 
 
 
素直さからは遠ざかっていくばかりです。 
 
 
こうなる前に手を打つ必要があります! 
 
 
これはどういうことかというと、子どもが考える機会が減ってしまうことで理解力や思考力の脳のエリアが育ちにくくなっているということです。 
 
 
ということは… 育っていない脳のエリアを育てればいいということですね! 
 
 
その脳のエリアを育てる根本となるのが素直さです。 
 
 
素直さが育っていれば人の言うことに耳を傾けることができます 。
 
 
授業など人の話を聞く場面できちんと話を聞き理解できる子なら、
 
 
・それがいいことか悪いことか?
・今すぐやる必要があるのか?
・工夫できることは?
 
 
などを考え行動していけるようになります。 
 
 
素直さを育てることで聞く耳ができる。 
 
 
そうすれば思考力や理解力という脳のエリアを毎日育てていることになり、どんどん子どもが成長していくのです。 
 
 

3.親子で取り組んだ我が家の成功例

 
 
ここで我が家の息子の話をさせてください。 
 
 
先日、小学生の息子の個人面談に行き担任の先生と話す機会がありました。 
 
 
「発達が少し遅いけれど、素直さでみんながこの子を助けてくれていますよ。」と言われました。 
 
 
きっと素直さを身につけたおかげで、先生やクラスメートの話を聞けているのだと思います。 
 
 
息子は自然と人に共感が出るようになっているのだと感じ、少し発達が遅いことなど関係なく周囲から受け入れてもらえているのだなと感じました。 
 
 
おそらく居心地もよいのでしょう。今年は学校に一度も休まずに行けているのはこういうことかと納得しました 
 
 
素直だからこそクラスメイトに受け入れてもらえますし、素直だからこそ人の話を聞き自分で考えて行動していけるのだと思っています。 
 
 

 
 
発達科学コミュニケーションの手法を使い、親子でコミュニケーションを取りながら子どもを育てていて良かったと心から思った経験の一つです。 
 
 
お母さん!それぞれの子育ての希望を叶えるために、ぜひ「素直さ」を育てましょう! 
 
 

4.素直さを育てる親子のコミュニケーション法

 
 
では、素直さを育てるための具体的な方法をお伝えしますね。 
 
 
素直さを育てるための1番の基本は子どもとお母さんとのコミュニケーションです。 
 
 
コミュニケーションを円滑にするには、まず子どもを褒めることです。 
 
 
「褒める育児」は最近とてもポピュラーになっていますので実践されているお母さんもいらっしゃるかもしれませんね。 
 
 
実は、この褒めることにはちょっとした工夫が必要です。 
 
 
それは、好ましい行動に肯定的に注目することです。 
 
 
褒める言葉が子どもの心に届き、子ども自身が前向きになれるそんな肯定の言葉が必要なのです。 
 
 
褒めるというのは「できたね!」「100点すごいね!」という結果にコミットした言葉だけではありません。 
 
 
いいことをしているなとお母さんが思うことや日常の中で続けてほしい行動があれば、その行動を褒めてあげましょう。 
 
 
例えば 
 
・宿題をやり始めたとき 
・漢字の宿題の中で1文字きれいに書いたとき 
・食事の後のお皿を下げたとき 
・ただいまや行ってきますと言う挨拶をしたとき 
・本を1冊だけ本棚にしまったとき 
 
このような、今までだったら当たり前と見過ごしてしまうようなこと、これらはすべて好ましい行動です。 
 
 
こういうことをしていたらかさず褒めてあげましょう! 
 
 
「宿題をやり始めたのね」 
「この○の漢字は丁寧に書いているね」 
「お皿を下げてくれてありがとう」
「いつも助かっているよ 」
「おかえり!気持ちのいい挨拶だね 」
「本を片付けてくれてありがとう 」
 
 
さらにこれ以外にも
 
 
・褒める
・励ます
・感謝すること
・子どもがやることに興味や関心を示す
 
 
という声かけも褒める以外にも肯定的な注目として効果があります。 
 
 
お母さんの褒め言葉が子どもへの目に見えないご褒美になっているのでまた同じことをやりたい!と思うようになり、結果好ましい行いが増えていくのです。 
 
 
お母さん自身も子どものいいところ見つけようと観察していくと、どんどん子どものいいところに目がいくようになりすぐにいいところが見つけられるようになるはずです。 
 
 
このように褒め続けていくと子どもは自信をつけていきます。 
 
 
褒めて認めてもらえて自信がつくと、心に余裕ができ素直な穏やかな気持ちになります。 
 
 
こうやって素直さを身につけられたら人の意見や話に耳を傾ける準備が整ってきたということです。 
 
 
ただし一つだけ、気をつけていただきたい大切なポイントがあります。 
 
 
褒めるために肯定的な注目をしますが、同時に否定的なことはスルーしていただきたいのです。 
 
 
親は苦手なことを克服させてあげたいという気持ちから、とかく否定的なことに注目がちです。 
 
 
一方では褒めているけれど一方では叱ってしまう、これではせっかくの肯定の言葉が打ち消されてしまうので勿体ないです。 
 
 
皆さんも褒められたら嬉しいですよね。私も褒められれば単純に嬉しく思います。 
 
 
子どもも同じで、肯定的な注目をして褒めの言葉をかけられると嬉しいものです。嬉しいと「またやろう!」と考える。こうしてどんどん好ましい行動が増えていくのです! 
 
 
この肯定的な注目をして褒め続けていると、そのうち子どもの困った行動は減っていきます。 
 
 
いつの間にか「そう言えばやって欲しくなかったあの行動、しなくなったな!」と感じるときがきます。
 
 
ですので、気になることがあってもしばらくは危険なこと以外は目をつぶって大目にみてあげてくださいね! 
 
 

 
 
いかがでしたか? 
 
 
まずは肯定的なこと注目し否定的な行動は一旦スルーしてください。子どもに肯定的な注目をし肯定的な言葉のシャワーをたくさん浴びせてあげることで自信を持ち素直さが育ってきます。 
 
 
お子さんの素直さを育て、思考力・理解力アップの手助けになればと嬉しいです。 
 
 
なんの道具も要りませんので、ぜひやってみてくださいね!
 
 
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執筆者:今村裕香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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