まもなくクリスマス。発達障害グレーゾーンの我が子に何をプレゼントするべきか悩む季節がやってきました。パステル総研ではアンケート調査を行い、子どもが欲しがっているゲーム、本当にプレゼントして大丈夫?と心配するママの声をキャッチしました。 |
【目次】
1.ゲーム三昧の我が子にうんざり!?クリスマスプレゼントに悩むママ
2.アンケート調査結果発表~39%のママがゲームをプレゼントすると回答~
3.ママの本音、発見!ゲームをプレゼントしたくない理由
◆ゲームとうまく付き合えていない子 46%
◆ゲームとうまく付き合えていないと感じるワケ
4.発達の観点から見る、クリスマスの効果とゲームへの対応
・調査期間:2021年11月12日~11月14日(3日間)
・回答者 :パステル総研読者/トレーナーのメルマガ読者、発達科学コミュニケーショントレーナー・リサーチャー 157名
・調査方法:インターネット調査
1.ゲーム三昧の我が子にうんざり!?クリスマスプレゼントに悩むママ
まもなくクリスマスがやってきます!子どもも大人もワクワクする季節ですね。
クリスマスに何をプレゼントしたらいいのか悩んでいる方はいませんか?
年に1度のクリスマス。子どもが欲しいと思っているものをプレゼントしたい!という気持ちはみなさん持っているはず。
ましてや、今もサンタさんを信じているピュアなお子さんを育てている方は、夢を壊さないようにお子さんの希望通りにプレゼントを準備する方が多いと思います。
ところが、子どもに「ゲームが欲しい!」と言われると、言われるままにプレゼントしてもいいのかな?という不安になりませんか?
クリスマスのタイミングでゲームをプレゼントしてしまうと、
✓冬休みは朝から晩までゲーム三昧になるに違いない…
✓今でもルールを守れていないのに、新しいゲームなんて渡したらとんでもないことになる…
✓受験生なのにこれ以上勉強しなくなったらどうしよう…
など、さまざまな心配事が頭に浮かぶかもしれません。
発達障害・グレーゾーンの子どもたちはゲームにハマりやすい特性を持っているため、普段からお子さんとゲームとの付き合い方に悩んでいる方もたくさんいらっしゃいます。
その結果、「そんな風になるなら、ゲームなんてプレゼントしたくない…」と思ってしまいますよね。
そこでパステル総研では、ママたちの本音を探るべく、アンケート調査を実施しました。
2.アンケート調査結果発表~39%のママがゲームをプレゼントすると回答~
まず、子ども側のゲームのニーズを把握するため、ゲームで遊ぶ頻度について調査しました。
ゲームで遊んでいる子は88%、うち毎日ゲームで遊んでいる子は62%と過半数を超えました。毎日のルーティンとしてゲームで遊ぶことが習慣になっている子が多いことが分かりました。
最近はスマホやタブレットにゲームアプリをダウンロードしてゲームを楽しめるほか、持ち運びできるゲーム機も増えています。
文字通り「いつでもどこでも」ゲームできる環境があり、子どもたちにとってはますますゲームは身近な遊び道具になっていると言えます。
次に、今年のクリスマスにゲームをプレゼントする予定があるかどうかお聞きしました。
「渡す予定」「渡す予定だけど渡したくない」を合わせて、今年のクリスマスにゲームをプレゼントすると回答したママは39%。
毎日ゲームで遊ぶと回答した方の6割程度にとどまる結果となりました。
また、ゲームをプレゼントする予定であるものの、本当はプレゼントしたくないと考えているママが15%いることが分かりました。
3.ママの本音、発見!ゲームをプレゼントしたくない理由
「本当はゲームをプレゼントしたくない」と考えてしまう理由として、普段からお子さんがゲームとうまく付き合えていないことに原因があると考えました。
◆ゲームとうまく付き合えていない子 46%
約半数のママが我が子はゲームとうまく付き合えていない、と回答しました。
また、「ゲームを渡す予定」と回答した方の中でも、「ゲームとうまく付き合えている」とした方は24%に留まり、お子さんとゲームの付き合いに悩んでいるママが非常に多いことが分かりました。
◆ゲームとうまく付き合えていないと感じるワケ
では、ゲームをしているお子さんのどのような部分を見て、ママは「うまく付き合えていない」と感じるのでしょうか?
この結果から、ママは
・あらかじめ決めたルールや時間設定が守れないこと
・「ゲームしか」しなくなること
を問題視していることが分かりました。
逆を言えば、この2点がクリアされたとしたら、ゲームをする子に対するママのストレスは大きく軽減される可能性が高いと言えます。
4.発達の観点から見る、クリスマスの効果とゲームへの対応
ゲームとうまく付き合えていない、だからクリスマスにゲームをプレゼントするのは気が進まない…そんなママは、結局どうしたらいいのか?
パステル総研からのご提案は、ズバリ!
「クリスマスは子どもの欲しいものをプレゼントしてください」
です!
ポイントは、「クリスマス」と「ゲーム問題」は分けて考える!ということ。
クリスマスは、どんな子にも訪れる1年最後のご褒美のようなもの。この「ご褒美」を発達の観点で考えると、とても大きな効果があるんです。
・ご褒美のためなら、やったことのないことにも挑戦できる!
・ご褒美をゲットするための計画をたてる!
・「これをやったからゲームがもらえた」と、行動と結果の因果関係を理解できる!
など、脳の発達を大きく加速できるチャンスなんです!
こんな風に行動量が上がったり複雑な思考ができるようになったりするのも、すべてはプレゼントをもらいたいがため!
そのプレゼントが特に欲しいモノじゃなかったりしたら…
事前に分かっているとしたら、そもそも「頑張ろう!」という気はおきません。
クリスマス当日までものすごく頑張った末に…という状況だとしたら、
「努力しても報われない」ということを身をもって体感させる結果になってしまいます。
だからこそ、クリスマスを発達のチャンスととらえて、ゲームでもなんでも、お子さんの好きなものを気持ちよくドドーン!とプレゼントしちゃおう♪と決めてくださいね。
だからといって、冬休み中ゲーム三昧だったり、何度言ってもルールを守れなかったりする状況を仕方ないとあきらめる必要はありません。
新しいゲームをゲットするタイミングは、改めてゲームの使用について考えるチャンスでもあります。
パステル総研ではゲームを発達のチャンスに変える方法を1冊にまとめてプレゼントしていますので、ぜひこちらをチェックしてみてくださいね!
ゲームを悩みではなく”武器”に変える方法が分かります↓↓
▼ゲームやスマホを発達を加速させるツールに変える方法が分かる1冊です▼
クリスマスを発達のチャンスに変える子育て軸を提案しています
執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)