子どもたちにとっては嬉しい夏休み。けれども、ママにとっては長い休みの間で心配ごとがたくさん!なんて声もちらほら聞こえてきます。今回パステル総研では発達障害・グレーゾーンのお子さんのいるママに夏休みのアンケートをとってみました。
【目次】
1.夏休みに子どものことで心配があるママは93.2%も!
2.今年の夏休みのママの心配ごとランキング1位~5位
3.ママの心配ごとに今いちばん効く!パステル総研のおすすめの対応法
○調査期間:2022年7月9日から7月11日 (3日間)
○回答者:パステル総研読者、Twitterフォロワー、メールマガジン読者、Nicotto!塾生、発達科学コミュニケーショントレーナー・リサーチャー 計133名
○調査方法:インターネット調査
1.夏休みに子どものことで心配があるママは93.2%も!
子ども達にとって嬉しい、楽しい夏休みだと思いますが、みなさんのご家庭ではどのようにお過ごしでしょうか?
ママは昼ごはんの準備で家事負担が増えたり、宿題の工作や科学研究を手伝ったりと、普段よりもやらなきゃいけないことが増えて大変!なんてママも多いのではないでしょうか?
今回パステル総研では発達障害・グレーゾーンのお子さんのママに夏休みの過ごし方についてのアンケートをとってみたところ、133名の方からご回答をいただきました。
まず、夏休み中に心配ごとがあるかどうかを聞いてみました。
結果、なんと93.2%ものママが心配ごとがあると回答されています。
このアンケートは7月上旬の夏休み前にとったものですから、ママが夏休みに入る前にすでに夏休みを心配して憂うつな気分になっていることがうかがえますね。
続いて、心配ごとがあると回答されたママにお子さんの年代についてお伺いしました。
心配ごとがあると答えたママの子どもの年齢
子どもの年齢があがってくると、できなかったこともできるようになるわけですから、ママの心配ごとは減っていくのでは?というイメージをもっていました。
けれども、今回のアンケートの結果を見てみると、少しずつですが、子どもの年齢があがるにつれて心配があると答えたママの割合が増えています。
子どもの成長にともなってママが仕事を始めたり、子どもも部活や習い事が始まったりなど一緒に過ごす時間が短くなることで、ママの心配が強くなってしまうのかもしれませんね。
では、具体的にママがどんな心配ごとをもっているか見てみましょう。
2.今年の夏休みのママの心配ごとランキング1位~5位
夏休みに子どものことで心配があると答えた方に、具体的な心配ごとは何かを選んでもらいました。(複数回答可)
心配事があると答えた方、心配していることはどんなことでしょうか?あてはまるものにチェックを入れてください
◆第1位 ゲームやテレビを見る時間が長くなる 66.9%
第1位は、ゲームやテレビの時間が長くなることを心配だと考えるママが66.9%と、最も多く回答がありました。
実は、これは昨年のアンケートの結果と全く同じなんです!
夏休みには多くのご家庭で子どものゲームやYouTube、メディアに触れる時間が長くなることを心配されています。
どうしても夏休みは学校がお休みな分、子どもにとっての自由時間がたっぷりありますね。
すると、どうしても手軽に楽しめるゲームやYouTubeなどの誘惑に負けてしまうというお子さんが多いのではないでしょうか。
特にゲームは手軽に始められ、ミッションをクリアすることの達成感を味わえたり、進み具合を友達と比べては優越感を感じられ、ハマりやすい構成になっています。
特に発達障害・グレーゾーンの子どもの場合、切り替えが難しくゲームにのめり込んでしまうことが考えられます。
年齢が高くなると課金の心配や熱中しすぎて昼夜逆転など、生活のリズムの問題も心配になってくるかもしれませんね。
◆第2位 勉強しない、宿題が終わらない 56.5%
夏休みは時間の余裕がたくさんあるから、つい苦手なことや、面倒なことは後回しにしてしまいがちです。
楽しいイベントを優先していてしまい、気が付くと宿題は山盛り残っているということもあるかもしれません。
また、難しい宿題に癇癪をおこしたり、そもそもやる気にならなかったりと、夏休み中の勉強はママにとって頭の痛い問題のようです。
◆第3位 ママの疲れやイライラ 52.4%
夏休みの心配ごと第3位にママ自身の困りごとがランクインしました。
子どもにとって楽しい夏休みでも、家事や子どもの世話などママのやることが増えて夏休みはストレスが溜まる、というのはよく聞く話です。
子ども会のイベントや、おじいちゃんおばあちゃんの家に帰省したりなど普段よりも気を遣う場面が増えるのもママの疲れやイライラの原因かもしれませんね。
◆第4位 夏休み明けの登校渋り 42.7%
アンケートは夏休みに入る前にお伺いしたのですが、そのタイミングですでに夏休み明けの登校渋りを心配しているママが多くいらっしゃいました。
これは、長いお休みで子どもがゆったり自分のペースで過ごす分、2学期からの集団で規則正しい生活が子どもにとって大きな負担ではないかとママが不安になっているのかもしれません。
しかも、1学期に比べると勉強も難しくなってくるタイミングですから、行き渋りがあると学習にも影響が出てくる可能性もあり、余計に心配になってしまいますね。
◆第5位 長い夏休みで子どもが時間を持て余す 39.5%
今の子どもたちは、私たち大人が子どもの頃と比べると外で元気に遊ぶより、家にいることが多くなったように感じます。
そのため、家で過ごす時間が長いと、どうしてもだらだらと過ごしてしまう子も多く、時間を持て余してしまうのかもしれません。
どこかに遊びに行くにしても、熱中症やコロナが気になって気軽に…とは行かないことを考えると、夏休みの時間をどう過ごすかは大きな問題ですね。
その他、6位以下でのママの心配ごとで多かったのは、以下の通りでした。
・遅寝遅起きなどの生活のリズム 39.5%
・きょうだいゲンカが増える 30.6%
・ママの家事時間が増える 29.0%
せっかくの夏休み、家族みんなで有意義に過ごせる対策が絶対に必要になってきますね!
3.ママの心配ごとに今いちばん効く!パステル総研のおすすめの対応法
では、そんなママの心配ごとを解消し、楽しい夏休みを過ごす手立てはないものでしょうか?
今回、パステル総研のサイトから、ママの夏休みの心配ごとに対応できる記事や小冊子をピックアップしてみました。
きっとあなたの心配ごとを解決するヒントが詰まっていますよ!
◆ ゲームやテレビの時間が長くなることへの対応法
切り替えが苦手でゲームにはまって、ほかの行動がなかなか進まない!とお悩みのママに今回ぴったりの小冊子がリリースされています。
これで夏休みを楽しむための時間も確保できるはず!
https://desc-lab.com/82678/?game-date
◆ 勉強しない、宿題が終わらない対応法
苦手なことに取り組むのは誰だって尻込みしてしまいますよね。
発達障害、グレーゾーンの子どもに宿題をスムーズにさせる、ママのちょっとした工夫をこちらにまとめました!
◆ ママの疲れやイライラへの対応法
せっかくの夏休みを楽しく過ごしたいと思っているのはママだって同じ。
けれども、ついイライラしては自己嫌悪に陥ってしまう方もあるかもしれませんね。
そんなママにパステル総研からママのイライラに効くおすすめ記事のご紹介です!
◆ 夏休み明けの登校しぶりへの対応法
夏休み明けの登校しぶりが心配なママは、今のうちから心つもりをすることで、不安も軽減できます。
登校しぶりはほとんどのパステルキッズが経験していますから、ぜひ今から対応を手に入れておきましょう!
◆ 長い夏休みで子どもが時間を持て余すことへの対応法
せっかくの夏休みをなんとなく過ごしてしまうのはもったいない!ですよね。
今年の夏休みは人生で1回だけなんですから、おもいっきり子どもと楽しめる夏を過ごしてもらいたいと思います。
夏休みの過ごし方のおすすめ記事はこちら!
いかがだったでしょう?
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ぜひ活用して、お子さんと楽しい夏休みをすごすヒントにしてみてくださいね。
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執筆者:井上喜美子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)