発達障害グレーゾーンの子育て中に、ママが子どもとの良い対応方法がわかってきたころ、パパの対応に「そうじゃないんだよな〜」とイライラしたり、夫婦で意見が衝突してしまうことありませんか?子どもへのパパの理解や協力が得られる効果的な対応とは?
【目次】
1.発達障害グレーゾーンの子育てに、パパの理解や協力がなく悩んでいませんか?
2.パパの理解が得られない理由とは?
3.パパの理解が得られるようになる!効果的な対応とは?
1.発達障害グレーゾーンの子育てに、パパの理解や協力がなく悩んでいませんか?
発達障害グレーゾーンの子育て中に、ママが子どもへの良い対応方法がわかってきたころ、パパの対応に「そうじゃないんだよな〜」とイライラしたり、夫婦で意見が衝突してしまうことありませんか?
発達科学コミュニケーション(発コミュ)対応が浸透してきたママ達も必ず直面するのが、パパの対応の問題です。
例えば、家族で出かけようというとき、ママは子どものタイミングを待って、
「ゲームやめたね」
「準備してるね」
肯定して、やっとあとは玄関に行けば出かけられる!というときに、
パパ「まだか?!早く出かけるぞ!」「遅いな!早くしろよ!(イライラ)」
(あー…、そういう声かけ、やめてほしいって言ったのに!)
(やっとここまで準備できたのに!)
パパに怒られて、子どもはふてくされる、動きが止まる、そういう子どもを見て、パパもまたイライラするという悪循環になってしまうこともあるかもしれません。
子どもへの効果が少しづつ表われてきたころ、振り出しに戻されるかのような、パパの子どもに対する、否定的なモノの言い方や態度にママはイライラしてしまうんです。
また、子育てに対して、
「しつけをしていないからだ」
「甘やかすから、わがままなんじゃないのか」
というように、ママが一生懸命やっているのにダメ出しをされてしまった経験もあるかもしれません。
一緒に子育てするパパに責められてしまうと、悲しく辛くなってしまいますよね。
2. パパの理解が得られない理由とは?
パパの理解が得られない1つ目の理由は、パパは仕事で忙しいおうちも多く、子どもと過ごす時間が少ないことです。
パパはパパなりに悩んでいる、けれどもやはりお母さんほどは、子どもの行動を理解してそれに合った対応することはどうしても難しいのです。
2つ目の理由は、自分が昭和の子育て、躾スタイルで育ってきているので、それが当たり前だと思っていることです。
発達凸凹のあるお子さんや繊細なお子さんは、私たちが育ってきたような昭和の子育て、躾スタイルがしっくりきません。
ママでさえ今の時代に合った子育てを学ぶ機会はなかなかないのに、パパはもっと触れる機会はないでしょう。
それなのに、新しい価値観を学んだママが、まだそれを知らないパパに押し付けることはナンセンスです。
3. パパの理解が得られるようになる!効果的な対応とは?
私はみなさんに、「実はパパがラスボスだったりしますよ」なんて、お伝えしていますが、その真意は「パパにこそ、発コミュしましょう」ということです。
パパへの発コミュをいちばんにすることで、お子さんへの発コミュ対応がより浸透するのです。
結果として、それがパパの対応を変えるきっかけとなるのです。
パパの子どもへの対応について、
「あの言い方はよくないよ~」
「こんなこと言ったら傷つかない?」
といった、パパの言動に否定的な注目が積み重なると、ママの言い方は決して悪くなくてもパパのプライドは傷つきます。
だからこそ、パパにも肯定的な注目、発コミュ対応です!
・「ありがとう」をたくさん伝える
・「いつもお仕事お疲れ様」とねぎらう
・パパの大好きなメニューをおかずに取り入れる
・パパのお話を笑顔で聞いてあげる
そうしていると、パパともコミュニケーションがうまくいくようになって、子育てにも理解や協力をしてくれるようになっていきます!
我が家の主人は、基本的に、何でも否定から入る会話の特徴があります。
良く言えば物事を深く考える傾向があり、安易にYESとは言わない人です。
そのため、こちらのフォローなしでは、息子達とは衝突しがちでした。
ですが、これでも発コミュ対応の効果で、だいぶ丸~くなって、頭ごなしに怒らなくはなりました。
私の理想からしてみれば、まだまだですが(笑)子ども達もパパはこんな人と笑って言えるようになったので、心配はしていません。
パパは敵じゃないです。
確かに、一番手ごわいラスボスかもしれないけれど、子どもが生まれた瞬間、ママにとってのいちばんが自分じゃなくて、子どもに変わった事で寂しいのかもしれません。
私は理想を押し付けることをやめました。
それぞれの価値観を受け入れる、押し付けず、尊重することで、上手く発コミュ対応が浸透しています。
これまで、結婚18年、何度も危機はありましたが、発コミュに出逢ったお陰でこれからは上手くやっていけそうです!
執筆者:宮田かなこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)