発達障害ADHDの高校受験対策!学校選びに欠かせない3つの取り組み

 

勉強嫌いなADHD中学生が高校受験に向けて学習意欲を高める取り組みをお伝えします。ゲームやYouTubeばかりで勉強はしない!欠席日数が多くてこのままでは行ける高校が少ないかも⁉ADHD中学生の学校選びには余裕をもった準備が必要です。
 

【目次】

1.勉強嫌いなADHD中学生の学校選び!出席日数が少なくて選べる学校がない⁉
2.なぜADHD中学生の学習意欲を高めるには学校選びが重要なの?
3.学校嫌いな中学生のために知っておきたい日本の高校の種類と特徴
4.高校受験に向けて学習意欲を高めるための3つの取り組み
①得意教科や特技を伸ばす
②学校説明会で現状を把握する
③子どもが行きたい学校を選ぶ

 

1.勉強嫌いなADHD中学生の学校選び!出席日数が少なくて選べる学校がない⁉

 
 
私には注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向の中学3年生の長男がいます。
 
 
まさに受験生なので学校選びに悩んでいましたが、今は不安はありません。 なぜなら、この1年半に下調べを十分にやってきたからです。
 
 
実は長男が中学1年生のころ、先生や部活の先輩トラブルや勉強嫌いなどから、朝起きられず登校しぶりをしていました。
 
 
そして塾の先生からは、近隣の私立の高校は欠席日数に厳しく、中学3年間で欠席が20日以上あると合格は厳しいと言われてしまいました。
 
 
私は「うそでしょ⁉まだ中学1年生の前半なのに半分以上休んでいるじゃん!」と学校選びに焦りを感じていました。
 
 
そして、朝起きられない長男とは朝から親子喧嘩で、るせー!しね!きえろ!」という暴言や暴力が悪化!私は疲弊しきっていました。
 
 
夏休み明けの不登校を心配して、このままじゃいけないと思い、夜な夜なネットサーフィンで発達科学コミュニケーションに出会いました。
 
 
しかし、まだ発コミュを習い始めたばかりだったので、夏休み明けも登校しぶりが続いていました。
 
 
そして、早退OK!遅刻も致し方ない!できれば学校へ行くというスタイルで対応し、中学校の先生にも「帰りたいと言ったら、無理させずに帰してもらって大丈夫です。」と伝えていきました。
 
 
そして、日々の発コミュ効果もあり、中学3年生になってからは、休まずに登校できるようになりましたが、3年間での欠席日数は近隣の私立高校の基準では、ボーダーライン
 
 
やっぱり「近隣の高校受験は難しいのかな?入学できても通えるのかな?」と不安になってしまいました。
 
 
 
 
そこで、学校見学に行って高校の状況を確かめてみることに!
 
 
現在は不登校の中学生が過去最大なので、実際見学へ行くと高校の教育現場も多種多様な対応をされていました。
 
 
我が家の勉強嫌いなADHD中学生の学校選びは後ほどお伝えしますね。
 
 
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2.なぜADHD中学生の学習意欲を高めるには学校選びが重要なの?

 
 
人は、「わからないもの」を無意識に避けようとする傾向があります。
 
 
中学生になると勉強内容が難しくなり理解が追いつかなくなり、勉強嫌い→学校がつまらない→行きたくないと発展していしまいます。
 
 
ですから勉強嫌いなADHD中学生には、勉強嫌いになる前に余裕をもった学校説明会や体験学習などの学校選びが大切です。
 
 
なぜなら、特性から
 
●エンジンがかかりにくい
●見通しが立てられない
●何から手をつけたらいいのかわからない
●注意力が散漫で飽きやすい
●自分の要求が最優先で、過集中してしまう
 
があります。
 
 
このような特性から、なかなか勉強を始められない、やっと勉強し始めたと思ったら、すぐに飽きて違うことを始めるなどの困りごとが起きてしまうのです。
 
 
休みの日や学校から帰ったらすぐにゲームやYoutubeばかりのわが子をみたら、ついつい「勉強しなさい!宿題やりなさい!」って言いがちになってしまいますよね。
 
 
これがまさにトラブルの元!「今やろうと思ったのにやる気が失せた!」「うるせー!しね!」と暴言の始まりです。
 
 
絶対に効果はありませんので、こちらの声かけは避けてくださいね。
 
 
そして、勉強嫌いなままで中学3年生を迎えてしまうと、「俺なんかどこもいけるところはない!本当はこの学校に行きたかったのに!」と後悔することにもなりかねません。
 
 
 
 
できれば、無理せずにそして勉強嫌いにならない程度に学習意欲を高めたいですよね。
 
 
それには、自分がやりたいことや好きなことを見つけることが一番です。
 
 
いろんな選択肢があることを提案し、一緒に学校選びをしていくプランを立てるといいですよ。
 
 

3.学校嫌いな中学生のために知っておきたい日本の高校の種類と特徴

 
 
日本の高校には、さまざまな種類があり、それぞれの目的や特徴に応じてカリキュラムが異なります。チャットGPTで調べた代表的な高校の種類です。
 
 

◆① 全日制高校

 
 
特徴: 日本で最も一般的な高校の形態。通常、3年間通学し、授業は平日の朝から夕方にかけて行われます。
 
学科:普通科: 一般的な学問を学び、大学進学を目指す学生が多い。
 
専門学科: 特定の分野(工業、商業、農業、家庭科など)に特化したカリキュラムを持つ。 総合学科: 普通科と専門学科を組み合わせたカリキュラムで、幅広い選択肢がある。
 
 

◆②定時制高校

 
 
特徴: 主に昼間に働いている人や、様々な事情で全日制に通えない人のために、夕方から夜にかけて授業が行われます。卒業までに通常4年かかりますが、3年で卒業できる場合もあります。
 
 

◆③通信制高校

 
 
特徴: 自宅で学習を行い、定期的にレポートを提出したり、スクーリング(対面授業)に参加したりして単位を取得します。卒業までにかかる年数は3年以上で、ペースは個人の都合に合わせて調整できます。
 
 

◆④専門高校

 
 
特徴: 特定の分野に特化した教育を行い、技術や知識を習得します。主に職業訓練を目的とする学科が多く、工業、商業、農業、家庭科、看護、福祉などの分野に分かれています。
 
進路: 就職を希望する学生が多いですが、進学する学生もいます。
 
 

◆⑤ 私立高校

 
 
特徴: 公立高校とは異なり、民間が運営する学校です。独自のカリキュラムや校風を持ち、進学指導や部活動に力を入れている学校が多いです。
 
学費: 公立高校よりも高いことが多い。
 
 

◆⑥国際高校

 
 
特徴: 国際的な教育プログラム(国際バカロレアなど)を採用している学校や、外国語教育に力を入れている学校。帰国子女や外国籍の学生も多く在籍します。
 
 
 
 
こんな沢山の種類の学校がある中、子どもにあった学校選びをするのには、事前準備が必要になりますね。
 
 
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4.高校受験に向けて学習意欲を高めるための3つの取り組み

 
 
我が家は中学2年の夏から高校合同説明会に参加し、「勉強するのは進路のため」という意識づけをすることにしました。
 
 
そのため取り組んだ3つの関わり方をご紹介します。参考にしてくださいね。
 
 

◆①得意教科や特技を伸ばす

 
 
勉嫌いなADHD中学生には、5教科をまんべんなく勉強させるのは難しいので、自分の好きなことに集中させて自信をつけさせることです。
 
 
私立高校ですと単願なら1教科や2教科受験ができます。また漢検・数験・英検3級以上で内申点が評価されます。 
 
 
そこで、本人がテストや長期休暇の課題は得意な教科は自力でやり、あとの教科は答えを丸写し!それでもできないときは私が手伝うことにしました。
 
 
それは宿題をやっていない罪悪感を引き起こさないためです。 
 
 
良かったらこちらの記事も参考にしてください。
 
 
 

◆②学校説明会で現状を把握する

 
 
実際に学校に行って、見たり聞いたりしないとわからないことがたくさんあるので、高校説明会や個別相談に行っておくことをおすすめします。
 
 
我が家の勉強嫌いな長男は中学2年生の冬休みから少しずつ、各学校の説明会や部活動見学に行きはじめました。すると、とある私立高校のボクシング部に興味を持ち始めました。
 
 
その高校に入りたいという目標ができ、次第に学校を休む回数が減って、どうしてもつらい時は早退や遅刻で対応をしました。
 
 
中学3年生になってからは、公立高校 (普通科 農業科 総合学科)私立高校 (普通科 栄養科) 通信教育部など可能な限り体験入学と個別相談に足を運びました。
 
 
実際の現場をみると、感覚過敏がある長男は、パンフレットだけでは感じ取れない「あの学校の匂いがきつい」「なんか雰囲気が嫌だ」とわからなかったことを知ることができました。
 
 
そして、塾の先生からは欠席日数で厳しいといわれていた学校に、長男は「どうせ欠席日数で無理だから説明会にはいかない」と言っていましたが、
 
 
「聞いてダメならそれでいいじゃん!受験しなければいいんだから。」と提案して個別相談しに行きました。
 
 
「3年生で登校できていれば問題ないです。」と言われ、長男の不安を払拭することができました。
 
 
ほかにも「個別に相談していただければ、欠席日数は考慮します。」 という学校が多かったです。
 
 
またある学校では、中学1~2年生の欠席日数はカウントしない、内申点「1」があってもOKです、定期テストがない代わりに単元テストを実施していますという学校もありました。
 
 
学校によって特色がいろいろありますので、学校説明会や個別相談をすると進学に対する不安を拂拭することができますよ。
 
 

◆③子どもが行きたい学校を選ぶ

 
 
発コミュを習う前の私は、できれば経済的に楽な公立高校で、なるべく偏差値が高い高校に入学させようとしていたのかもしれません。
 
 
しかし、今は長男のやりたいこと、夢中になれるものがみつかればいいなというスタンスに変わりました。
 
 
また、自宅から通える範囲の学校選びをしていましたが、本人が本当に望むのであれば引っ越しや父と長男の単身赴任もありなのかなって思えるようになりました。
 
 
長男なりに家計になるべく負担をかけさせないようにしたいとは思っているようですが、自分の行きたい学校を選ぶことが大切だと伝えています。
 
 
経済的に費用がかかっても、長男にとって学びが多いことを体験できるのであれば、惜しみなくお金を払うことができると覚悟ができました。
 
 
 
 
いかがでしたか?
 
 
うちの長男は、英語が好きだったので、英語だけ勉強をして英検準2級を取得しました。
 
 
勉強が苦手だった子が、得意教科ができるようになると学習意欲がわき、しだいに苦手な教科も勉強し始めるようになりました。
 
 
中学3年生になっても、美術や技術家庭科の課題にはなかなか取り組めませんが、主要5教科の宿題は自分で解くようになりました。
 
 
また長男がやりたいことは、惜しまずやらせています。
 
 
受験生でもキックボクシングジムに通ったり、友達とゲームしたり遊びに出かけています。
 
 
そして、長男が体調不良で説明会に参加できないときは、私だけで参加することもありました。私以外にも、親御さんだけで来ている方も多くいらっしゃいました。
 
 
是非中学1年生からの学校選びを少しずつ準備をしていると受験生になってから慌てなくていいと思いますよ。
 
 
ADHD中学生は見通しが立てづらいので、ある程度親が情報提供をしていく必要があると思いますが、「この学校にしたら⁉」とアドバイスはしません。
 
 
なぜなら、何か問題が生じたときに「お前が言ったからだ!」と人のせいにしてしまうからです。
 
 
受験の本番は1月なので、まだ結果はわかりませんが、勉強嫌いだった子が少しずつ勉強するようになっています。
 
 
どこの学校を選択しても、後悔は多少なりともあると思いますが、大外れをひかないように子どもの行きたい学校選びをさせてあげたいですね!
 
 
 
 
発達凸凹中学生の子育でのヒントをお伝えしています。

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執筆者:神田久美子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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