子どもの困った行動 試し行動の理由と対応

子どもの困った行動 試し行動とは?

 
 
我が子の行動で私がいつも
困っていたことがありました。試し行動です。
 
 
試し行動とは、
こんな自分でも愛されているのか
どこまで許されるのか
確認する行動です。
 
 
試し行動は対応を間違えてしまう
エスカレートします。
 
 
子ども自身、
自分ではよくない行動と
わかっているうえで、
大人の顔を伺っていて、
問題行動を起こしています。
 
 
二歳以降から始まり、
小中学生になっても
試し行動をする子は多いです。
 
 
例えば、
赤ちゃん返り、人に唾をかける、
きょうだいや友達への意地悪、
ちょっかいをかける、
食べ物、飲み物をこぼす、
叩く、物を投げるなど。
 
 
周囲の注目を引く行動です。
 
 
その行動だけに注目をすると、
私たち親が感情的になってしまう
好ましくない行動ですよね。
 
 
 

子どもが試し行動をしている理由

 
 

自分が愛されているか確認のため

 
 
こんな自分でも愛されているのか
どこまで許されるのか
確認をしているから
試し行動をしているのです。
 
 

自分に注目を集めたいため

 
 
相手にされない寂しさから
自分に注目を集めたいから
していることがあります。
 
 

親に不信感を抱いているため

 
 
子どもが親に
不信感を感じているときにも
試し行動をすることがあります。
 
 
ある日はOKと言ったのに、
ある日はだめだと言われたとき。
 
 
言葉では、学校休んでいいよ
と言っているのに、
イライラしている
大人の態度をみた時など。
 
 
このように
大人の態度と言葉が不一致な時
 
 
つまり、
親の一貫性のない行動に対して
子どもが違和感や不安を感じて
起こしていることもあるのです。
 
 

叱られ続けているため

 
 
叱られることが多い場合にも
試し行動が増えることがあります。
 
 

虐待を受けているため

 
 
大人を信じることができず、
試し行動をしていることもあります。
 
 
子どもはよくない行動を
してまでも親と関わりたいという
気持ちの表れでもあります。
 
 
 
 

試し行動への対応ポイント

 
 

困った時のみに注目しない

 
 
試し行動をする子どもは
叱られても、
よくない行動をしてでも、
親と関わりを持ちたいと
願っています。
 
 
本当に子供の困った行動を
減らしたいならば、
予防の発想が大事です。
 
 
困った行動をした時、
試し行動をした時のみに
注目をするのではなく、
 
 
何もない日常での
関わりを増やすことが
大切なんです。
 
 
 

スキンシップを増やす

 
 
自分をちゃんとみてくれていると
子どもが感じる
話を聞いてもらえると感じる、
そんな時間を増やすことが
大切です。
 
 

いい行動に大袈裟に反応する

 
 
良い行動をしている時に
注目をしてあげる機会を増やし
経験を積むことが大事です。
 
 
悪い行動に反応をしないことは
一般的に注目のご褒美を与えない
接し方です。
 
 
そこで、無視をすると
反応しなくなると考えます。
 
 
ですが、試し行動をする
子どもの真理として、
 
 
不安があるために、
これは、応えてくれるだろうか?
これは受け入れてもらえるだろうか?と
試しているので、
 
 
このことに無視をしてしまうと、
寂しい思いを抱くことにもなるので、
よくない行動には淡々と対応
いい行動には大袈裟に反応し、
メリハリをつけることが大事です。
 
 
 
いけないことを
丸っと肯定するわけではないです。
 
 
聞いてくれてありがとうと
肯定で終えること。
 
 
淡々と伝え、
感情的に伝えないことが大事です。
 
 
なぜかというと、
感情的に伝えることは
親の注目を得ることができたという
成功体験になってしまうからです。
 
 
 
試し行動の背景には
自分を受け入れてほしい気持ち
根底にあるわけです。
ですから、淡々と伝えるのです。
大事なのはメリハリです。
 
 

混乱や不信感を見直す

 
 
叱る時、叱らない時の
一貫性が親としてあるか
 
 
言葉で言っていることと
態度に違いがないか
 
 
そういう態度をとってしまった時には、
大人のほうから
ごめんねと謝る姿勢が大切です。
 
 
試し行動をする子どもは
親への不信感を
強く抱いているので、
大人の態度を見直すことは
とても大事です。
 
 

 
 
いかがでしたか?
親を困らせる行動の一つである、
試し行動ですが、
 
 
根本には
認められたい
褒められたい
愛されたい
人の役に立ちたい
自由でありたい
 
このような願望を持つのが
子どもです。
 
 
もし、子どもが試し行動を
してきたら、感情的ではなく
この子は私に何を求めているのだろう?と
子どもの気持ちを考えるチャンスと捉えて、
冷静に対応してみてくださいね。
 
 
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