イライラしてる子に正論は意味なし

 
親子の関係をスムーズにするために
愛情が双方向に伝わることが
大切とお伝えしました。
 
 
一方的でなく双方向で。
 
 
子どもが安心して
自分が愛されている・存在価値がある
と感じるかどうかがポイント。
 
 
その上で、もう一つ大事なのが
わかってもらえた満足感です。
 
 

反抗的な子に必要なのはわかってもらえた満足感

 
 
反抗的な子、
癇癪や暴言暴力止まらない子
非常に疎外感を感じています。
 
 
だいたいいつも
叱られるようなことばかり
しているので、
叱られ慣れしています。
 
 
いつも叱られる子
という、イメージ、レッテルが
貼られている子は
 
 
 
また、やって!
何度言ったらわかるの?
いつも、〜なんだから。

顔を赤くして怒る女性23806888.jpg

 
と、やったことも
持ち出されて、
まとめて叱られることが多いはず。
 
 
やったことだけでなく、
前にやったことも上乗せして
叱られるので、
 
 
どうせ俺なんて、
いつもオレばっかり。
となり、反省どころか、
反発心が増してしまいます。
 
 

いらいらする男の子835020.jpg

 
こうやって叱られた、
ネガティブな記憶
蓄積されていくと
どんどんどんどん不平不満が
溜まります。
 
 

感情の脳が暴れている時は正論は意味なし

 
 
人は恐怖や不安を感じると
脳の中にある、「扁桃体」
という部分が反応をします。
 
 
この扁桃体が活発に活動しているのが
思春期反抗期の子ども達です。
 
 
だからちょっとしたことでも
すぐキレるんですね。
 
 
扁桃体が活発に活動をしすぎると
なかなか理性が働きにくく
なってしまうのです。
 
 
簡単に言えば、
イライラした時は
正論を言っても無駄なのです。
 
 
子どもが
おかしなことをしていると、
 
 
そんなことしちゃダメでしょ?
それはおかしいでしょ?
 
 
と、私たちは
正さなければ、と思って
正論を言ってしまいます。
 
 
ですが、
この状態で聞く子なら、
おそらく、その行動は
していないはずです。
 
 
はっきり言って、
これらの言葉は
火に油を注ぐようなもの。
 
 
わかってもらえないことに
腹を立ててしまい、
ますます良くない行動が
増えてしまいます。
 
 
そんな時に使える魔法の言葉。
それは、
〇〇(名前)が怒るのも無理ないよね」
「気持ちわかるよ、そりゃ腹立つよね」
と、イライラした気持ちに
共感するフレーズです。
 

ハートにアイデアの文字4490464_s.jpg

 
必ずしも同意は
できないかもしれないですが、
イライラしている状態
(扁桃体が活発な状態)
では、いくら正論を言っても
脳が処理できないのです。
 
 
だから、どんなに間違えたことを
していても、
まずはイライラしている状態に
共感してあげること。
 
 
わかってもらえた満足感を引き出して
いくことで、スーッと
落ち着きを取り戻します。
 
 
反抗挑戦性障害のような二次障害症状
(口論や反抗が止まらない)
すぐキレる子は
試してみてくださいね。
 
 
すぐキレる子も冷静な時
やっていいこと、悪いことの区別は
ついています。
 
 
だから、反抗的な子は
まず、落ち着かせることが第一優先
落ち着いてさえいれば、
自分で、わかる子です。
 
 
元から悪い子なんて
この世に一人もいません。
 
 
わかってもらいたくて
反抗心が高まっているだけの子が
ほとんどです。
 
 
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