暴言暴力のある宿題嫌いな子どもを二次障害にしない対応とは?

宿題中の暴言暴力がいつ始まるか怯えていた私

 
 
宿題が絡むと癇癪を起こして、
いつ地雷を踏むかわからない
 
 
私は、子どものご機嫌を伺いながら
疲れる毎日を過ごしていました。
 
 
我が子といえども、
可愛く思えなくなり自己嫌悪。
 
 
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癇癪はだんだんとエスカレートし、
鉛筆を折り、鉛筆削りを
放り投げて、削りかすが絨毯の上に
散乱し、ノートはぐちゃぐちゃ。
 
 
いつも、すんなりとはいかず、
やり始めたらあっという間に
5分くらいで終わる時もあるのに、
2、3時間もかかる日もある、
 
 
どうして毎日毎日
こんなに辛いんだろう?
私は子どもの宿題の時間が
苦痛で苦痛で
たまりませんでした。
 
 
 
発コミュの存在すらなかった
今から8年ほど前の私のお話です。
 
 

子どもの課題と親の課題を混同していた私

 
 
当時の私は、どうして子どもが
宿題がこんなにできないのか
不思議でたまりませんでした。
 
 
当時、発達の検査を受けて
ADHDの特性があることも
気づいていましたが、
はっきりと診断名は降りておらず
その傾向はありますね、程度。
 
 
特性は知っていても
子どもにあった具体的な対応策
知らなかったので
いつも宿題の度に
親子バトルを繰り返していました。
 
 
当時の私は、子どもが
綺麗な字を書いていても
 
 
書き順が間違っていると
指摘をしたり、
 
 
字が汚いと先生に
お直しされるからと
消しゴムで消したり、
 
 
今思えば、
宿題が嫌いになって当然の
対応をしていたのです。
 
 
我が子は体幹が弱く
姿勢が悪く、
いつも寝そべって遊ぶ子でした。
 
 
当然、勉強をする時も同じ。
椅子に座った時に
足がピタッとつく台を用意しても
ダラダラするし、
 
 
背中に定規を入れて
座らせるほど
子どものできていないこと
ばかり指摘しては、
正そう、正そうとしていたのでした。
 
 
当時の私は、
子どもの宿題の出来栄えは
親の対応を担任の先生に
見られているような
気になっており、
 
 
子どもの課題が
自分の課題になっていたのでした。
 
 
子どもの課題は
宿題に取り組むこと。
 
 
親の課題は
・宿題をしやすい環境をつくること。
(スマホを見たり、テレビを見ない)
 
・宿題をするタイミングは
   子どもに決めさせる。
 
 
本読みを聞く、丸つけを頼まれたらする、
   ハンコを押すなどです。
 
 

二次障害を防ぐには子どもが宿題に取り組めない理由を知ること

 
 
今、トレーナーになった私が
いつもママと話をしていて
 
 
子どもが宿題が取り組めない理由
ナンバーワンに挙げられるのは、
 
 
ゲーム、YouTubeに夢中になると、
時間になってもやめられない
からです。
 
 
我が子が小学生の頃は
漫画やテレビなどがやめられず、
モノは違っても、同じ理由でした。
 
 
漫画でも、
一巻読んで終わりとはいかず、
面白いので、いつのまにか
次の巻に進んでいたことが
よくありました。
 
 
特に過集中モードになると
全く声をかけても見向きもせず。
 
 
行動の切り替えが苦手な子の
典型的なパターンです。
 
 
また、連絡帳に時間割を書くこと
自体を忘れてくるパターンもあります。
 
 
不注意が強く、
ワーキングメモリーが弱い子に
多いです。
※作業や動作に必要な情報を
  一時的に記憶し処理する能力
 
 
そして、書くこと自体が
苦手な子もいます。
 
 
見る力が弱いので板書が苦手な子
※見る力とは視力ではなく、
 ・ピント合わせの力
 ・見たものを把握する力、
 ・情報に合わせて体を動かす力 
 
 
このように、宿題ひとつやるにしても
そのもう1段階前でつまづく子は
たくさんいます。
 
 
なかなか字が書けるように
ならない子もいます。
 
 
知的な遅れがなくても、
ディスグラフィアと言って
書くことに困難がある学習障害です。
 
 
鏡文字を書く、マスや行を
はみ出して書く、
線や点が一本多いなどの症状が
あります。
 
 
我が子は低学年の頃そうでしたし
幼少期では脳の発達が
完全ではないのでよくあること。
 
 
左右の識別などが把握できていない
こともあり、必ずしも
ディスグラフィアとは
限りません。
 
 
また、鉛筆を持つこと
難しい子もいます。
 
 
低学年の子は
指先の発達が未熟なため、
力の入れ具合が難しいですよね。
 
 
書くことを努力しようとしても
うまくいかないことで
「字が書けない」と自信をなくし
学校への登校しぶりが始まる子がいます。
 
 
勉強がしんどそうな子供と寄り添う母親27674022_s.jpg
 
 
努力不足、怠けていると、
親からも先生からも
理解されないことから、
二次障害になってしまう子もたくさんいます。
 
 
 

宿題中の暴言暴力はこれで封印!小さな成功体験をつませる25%ルール

 
 
どんな時に脳が伸びるか?
 
 
それは「わかる」
「楽しい」と感じる
できた」と達成感を味わった時です。
 
 
学校から疲れて帰ってきたお子さんが、
お家に帰って宿題を完璧にこなすことは至難の業!
 
 
宿題は、イヤイヤしても
脳に良い効果はありません。
 
 
特に文字を何度も繰り返し書く
反復練習がありますが、
全く宿題が取りかかれない子にとって
これ以上の苦痛はありません。
 
 
特にまだ宿題を見てあげないと
できない小学校低学年のお子さんのママには
25%ルールで対応するのが、宿題嫌いにさせないコツです。
 
 
遊んでいる子供を家事をしながら見守る母親26228222_s.jpg
 
 
100%の完璧さを求めるよりも、
やり始めたタイミングで
一文字でも書いたら「できたね」^^
 
 
繰り返し全部書かなくても
丁寧に一文字書いたらOKにする 
など、成功体験を味わうこと。
 
 
我が子はなぞりが苦手だったんです。
なぞりは、せずに書いていました。
 
 
その子にあった量を
見極めることも大事です。
 
 
「ここで終わりにする?」
と聞いてみて、
「まだやる!」といえば、
 
 
「頑張ろうとしてるんだね」
と励ましてあげて。
 
 
たとえ、終わりを選んでも、
子どもの意思を尊重し、
「頑張ったね」と伝える。
 
 
とにかく小さくてもいいので、
成功体験で終わらせること。
 
 
親が思う完璧でなくても、
担任の先生に今の子どもの状態を
伝えておけばいいのです。
 
 
音読も全部読むのがしんどい子は
句読点の「。」で
ママと交替して読むと
量が半分になるので、
子どもの負担が減らせます!
 
 
宿題に対する、めんどくさいの
イメージを取っ払うために
できないことを指摘するのではなく、
 
 
すでにやり終えていることに注目
することで子どもの自信を
損ねることがなくなります。
 
 
自信がついてきたらできることも
次第に増やすことは十分可能ですし、
 
 
時代は字が書けなくても今の時代、
便利なツールがたくさんあるのですから、
他にできることを伸ばせばOK!
 
 
いかがでしたか?
ママの工夫次第で、
お子さんの発達を伸ばす土台をつくる
ことはいくらでも可能なんです。
 
 
そして、私の講座の卒業生さん、
神田久美子さんによる
とっておきの秘策が
パステル総研で紹介されています!
ぜひ参考にしてみてくださいね!
 
 
 
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