怒る子どもを止めたいママへ クセになる前に知ってほしい脳の回復タイミング

怒る子どもに振り回されて、怒りたくないのに怒ってしまう…。そんな毎日に悩むママへ。子どもの怒りは性格ではなく脳の状態かもしれません。怒りがクセになる前に気付きたい回復のタイミングと崩れる前のサインをお伝えします。
 
 

1.怒る子どもを止めようとして負のループ…苦しくなっていた私

 
 
子どもがすぐ怒る。ちょっとしたことで怒鳴る。思い通りにならないと暴れる。
 
 
そんな姿を見るたびに、「なんでそんなに怒るの?」「落ち着いてよ」「いい加減にして」という気持ちが湧いて来て、こちらも冷静になれなくなる。
 
 
止めたほうがいいの?
落ち着くまで待つべき?
どう関わればいいの?
 
 
こんな風に、怒る子どもの感情をどう扱えばいいのか分からなくなっていませんか?
 
 
息子が小学生の頃、私もそうでした。
 
 
すぐに怒る注意欠如・多動症(ADHD)グレーゾーンの息子をどうにかして止めたい一心で、何度も声をかけたり、叱ったりしていました。
 
 
だけど止まらない。止まらないどころか、もっと怒る。
 
 
気づけば私まで巻き込まれて、本当は怒りたくないと思っているのに怒ってしまうという状態が続きました。
 
 
もっと優しく接したいのにできない自分に、苦しくなっていたんです。
 
 
 
 
そんなとき、「身体には回復しやすいタイミングがある」という看護師時代の経験を思い出しました。
 
 
もし、身体に悪いところがあったとしても早く気づけば戻りやすい。だけど悪化してからでは回復に時間がかかってしまう。
 
 
実はこれは、怒る子どもの脳も同じだったんです。
 
 
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2.子どもが怒るのは性格ではなく脳の状態

 
 
怒りっぽいわが子を見ると、
「短気なのかな」
「わがままなのかな」
「育て方が悪かった?」
そんな風に考えてしまうことがありますよね。
 
 
実は、「怒り」は性格で起きているわけではありません。
 
 
・我慢し続けている
・脳が疲れている
・処理しきれないことが増えている
などの脳の状態が関係しています。
 
 
こんな状態があるときは、脳の余裕がなくなって怒りとして出やすくなります。
 
 
 
 
特にADHDタイプの子どもの脳は、
・気になることが多く疲れやすい
・感情の切り替えが苦手
・頭の中で情報が渋滞しやすい
という特性があるため、怒りが表に出やすいと言われています。
 
 
つまり、「怒り=性格ではなく」「怒り=脳の状態」という見方が必要なんです。
 
 
ここを知らないまま怒る子どもを止めようとすると、連鎖してより強い怒りが起こるというループが起きやすくなります。
 
 
こうなってしまうと、怒る子どもに振り回される毎日になって親子の関係まで苦しくなってしまいます。
 
 
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3.怒りがクセになる前の方が回復しやすい理由

 
 
怒りの感情が続いてしまっているとき、それをやめさせたいのには理由があります。
 
 
それは、「怒る」ことを繰り返すと、脳のクセになりやすいということです。
 
 
怖いのは、怒ることが当たり前になること。
 
 
これは、子どもはもちろん大人であるママも同じです。
 
 
子どもの様子で言うと、最初は
・イライラしてる
・言い返してくる
・怒りやすい
このくらいです。
 
 
それが、いつの間にか怒るのが当たり前なることで
・すぐに怒りが爆発する
・暴言が増える
・トラブルが増える
そんな風に広がっていきます。
 
 
 
 
さらにADHDグレーゾーンの子どもの場合、脳から出る神経伝達物質が伝わりにくいと言われていて、怒りっぽさに拍車をかけています。
 
 
神経伝達物質は脳の情報をスムーズにつなげるのに必要な物質です。
 
 
それが伝わりにくいと言うことは、怒りを後押ししてしまう興奮などの状態を抑えることが難しいこともあるからなんです。
 
 
脳は繰り返した反応を覚えるので、怒りやすい状態が続くとどんどん怒りっぽくなっていきます。
 
 
だからこそ、怒りが大きくなる前の早いタイミングで対応していきたいのです。
 
 

4.怒りが大きくなる前に…見逃したくないのはストレスサインと回復のタイミング

 
 
怒る脳の状態をクセにさせないためには、回復しやすいタイミングを逃さないことが大事です。
 
 
そのためには、怒りが大きくなる前のサインを見逃さないようにすること。これが、怒りを長引かせないポイントです。
 
 
ここをキャッチできるかどうかで、怒る子どもがスッと切り替えたり、落ち着けるようになるかが変わります。
 
 
たとえば、
・前までできていたことに時間がかかるようになった
・ちょっとしたことで怒る回数が増えた
・声をかけたときの反応が遅くなった
・学校から帰ったあとの荒れ方が強くなった
・好きなことでも集中が続かなくなった
などの変化が見えたときは、脳が疲れてきて発しているストレスサインかもしれません。
 
 
 
 
特に長期の休み明けや、新しい環境に慣れて来たかな?という時期は要注意。
 
 
最初は頑張れていても、少しずつ疲れやストレスがたまり始めていることが多いからです。
 
 
まだ大丈夫そうに見えても、脳の中では負担が増えていて、限界を迎える寸前かもしれません。
 
 
回復が早いタイミングに大人が気付いて対応できるかどうか、ここがポイントになっていきます!
 
 
大事なのは怒ってから止めることではなく、怒る前に気付くこと。この状態のうちに気付けると、親子の毎日は変わり始めます。
 
 
もし今、「最近ちょっと怒り方が強くなったかも」と感じているなら、関わり方を見直すタイミングなのかもしれないと思って、今どんな状態か見ることを意識してみてくださいね。
 
 
それが怒る子どもの回復へのスタートの一歩です。
 
 
 
 
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執筆者:水本しおり
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
 
 
ADHDグレーゾーンの子が怒りっぽいと感じるときは、脳の苦手なエリアを使っていてできないことがあるときが多いです。脳のタイプによって得意なエリア・苦手なエリアは違うので、対応も変わって来ます。個別相談ではその子の脳のタイプに合った対応をお話しています!気になったら一度お話しましょう!
 
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