【親子の段取り】思春期発達凸凹っ子が面倒がらずに伝える、親子のコミュニケーション方法

大事な行事の前夜に「明日〇〇持っていくんだった!」と言われても遅すぎ!ママが慌てることってありませんか?思春期発達凸凹っ子は伝えるのが苦手なところがあります。子どもが面倒がらずにできる、親子のコミュニケーション方法をお教えします。

急に言われても困る!前日の夜に慌てる思春期発達凸凹っ子のママたちの悩み

子どもが幼い頃、学校や習い事のイベントには、親が深くかかわることが多く、スケジュールや持ち物などの連絡事項を把握することは容易でした。

しかし、思春期になり、親が詳細を把握することが難しくなってきていることってありませんか?

子どもにのみ口頭で連絡されることが多くなり、お手紙が配布されていても親に見せないこともあり、困ってしまいます。

身長も親を抜き、見た目は大人ですが、脳の成長はゆっくりなところがあります。

中身はまだまだ子どもです。

自分でダンドリを考え、必要なものを用意をし、当日を迎えられればいいのですが、周りを動かすダンドリまで考えることができません

子どもが伝えるべきことを親に伝えないことで、送迎が必要なのか、何時に出発して何時に迎えに行けばいいのかを、いちいち聞くと煙たがり、不機嫌に…。

前日の夜に、「明日〇〇持っていくんだった!」と突然言われても困ります。

「もっと早く言ってよ!」となって、親もふりまわされっぱなしです。

思春期発達凸凹っ子の伝える力は発達途中

思春期発達凸凹っ子は、情報を整理することが苦手です。脳の特性からきているところがあります。

耳から聞いた情報を元に、先のスケジュールを考え、相手に伝えることが苦手です。

本人も伝えておかないといけないとは分かっているのですが、いつまでに、何を伝えないといけないか、整理ができていないのです。

耳から入った情報は、脳の聴覚系のエリアからインプットされます。

言葉や文字で伝える・伝達系のエリアを通ってアウトプットされます。

思春期発達凸凹っ子は、聴覚系と伝達系が繋がる脳のネットワークがまだ成長段階なので上手に伝えることができないのです。

しかし、慌てることはありません。思春期はまだ発達の途中。

言葉や文字で伝える・伝達系のエリアの達の旬は20歳以降なのです。

思春期発達だからこそ、今から練習しておきたい「伝える力」

しかしこのまま何もしなくても上手に伝えることができるようになるわけではなりません。

苦手なことをそのままにしておいても、脳の伝達系のエリアは成長できないのです。

情報を伝えることは、大人になっても大事なことです。

自分しか知らない情報を、正しい時間に伝えないと、「遅い!」と叱られ自信を失い、やる気も失いかねません。

思春期の時期なら、まだ親が関わることができます。

まずは、一番身近なコミュニティの家族間で、情報を伝える練習をしましょう。

思春期の親子のコミュニケーションは〇〇をうまく使おう!

思春期は、とにかくなんでも面倒くさがります。「知ってるし」「分かっているし」しまいには「うるさい!」が口癖です。

そこで、聞き出したい情報を子どものレベルまでさげて、気軽に聞き出す方法をお教えします。

我が家の思春期発達凸凹っ子は、時間があるとスマホを見ています。スマホで文字を打つことには抵抗がない世代です。

スマホを見ているスキマ時間で、試合当日の情報を送ってもらうようにしました。

送り迎えを父親にお願いしているので、母親にだけでなく家族のグループLINEに、聞き出したい項目を書いて送ります。

起床時間・朝食時間・出発時間・現地集合時間/
昼食等の食事で持っていくもの/
終了時間・迎えに来てほしい時間

必ず、”何日の何時まで”に連絡!と締め切りを書いておきます。

当日の出場時間を考慮し、どのタイミングで何を食べるかも、子どもの脳を使って考えるようになります。

子どもが自分で時間を逆算し、何を用意するのかを考えるので、時間感覚が養われ、忘れ物も少なくなります。

用意するものを忘れてしまってもこのLINEを見れば思い出せますね。

家族のグループLINEを使うことで、情報を共有し、お互いトラブルなく動けます。

自分が司令塔となって伝えた情報を元に、周りが動いてくれたことで、成功体験にもなります。親も安心して行動でき、肯定の声かけが増えていきます。

思春期発達凸凹っ子から大事な情報を聞き出し、円満な親子のコミュニケーションを取る方法、ぜひ試してみてください。

執筆者:池田 さちえ
(New Mammyアンバサダー★)

親子のコミュニケーションがスムーズになりたい方におすすめです。
▼無料メール講座の登録はこちらから

タイトルとURLをコピーしました