思い通りにならないと大騒ぎ!息子の癇癪がグッと減りました
思い通りにならないと癇癪がグッと減りました!
と教えたくださった小1男の子のママ Hさんのお話です。
Hさんのお子さんは集団生活が苦手で、新しい場所や、人がたくさんいる場所では一歩を踏み出せずにいました。
だけど、静かにしてもらいたい公共の場などで、急に大きな声を出してしまったり、 家ではママにひどく当たって、思い通りにならないと大癇癪が起きてしまう。
「肯定が足りていなかったり、否定しているつもりもなく、声かけにも気を使い、一生懸命やっているのに、私から離れられなかったり、癇癪になったり、息子に振り回されっぱなしです」
とおっしゃっていました。
私のところに相談に来られるママさんはどなたも共通して、がんばっていないママは 1人もいません!!
もうこれは声を大にして言います!
逆にがんばりすぎなくらいです^^
だけど、そのがんばりが実らないがんばりになっているのが、とてももったいないので、しっかりとわが子にあった方法に切り替えていきたいですよね!
「怒らない脳」を育てるために…
幼児期は特に(思春期も結局は同じですが^^)湧き出てしまった「怒り」に対応するのはとても難しいので、癇癪が起こった時にどうすればいいかを知りたい!
というママが多いですが、向けるべき視点はそこではありません!
つまり、「怒り」を心理的にコントロールすることは、幼児期にはほぼほぼ難しいので徹底的に「怒らない脳」を育てればいいんだ!と、視点を切り替えていきましょう!
もちろん!レクチャーでは起こってしまった癇癪への対応もお教えしていますので安心ください!
さて、「怒らない脳」を育てる上で一番大事なこと。何だと思いますか?
脳を発達させ「怒らない脳」を育てる”幼児期からのアンガーマネジメント”で一番大事なのは『順番』です!
皆さんは脳が育っていく順番を知っていますか?
実は、脳には発達の順番があるんです。
癇癪ゼロにする!3ステップ
まず初めにHさんには徹底的に脳の「自信を育てる期間」をとってもらいました。
一番大事な最初のステップが肯定の声かけです。
子どもの脳にママの声かけを届けるにはいきなり指示を出してはいけません。
できないことを指摘されると、余計に行動しなくなります。
次にやるのは「行動を引き出す期間」です。
特に良い行動を引き出していきます!
脳に届く言い方で、短く分解する!
これが育てにくい子の行動を引き出すポイントです。
今Hさんにはここに取り組んでいただいています。
ここまでくると癇癪はほぼ半分以下に減っています。
その次に、「困りごとに対応する期間」として、残っている癇癪に対応していきます。
思い通りにならないと、怒りっぽくなったり、不安が強くなったり、物に当たってしまう子も出てきます。
距離の取り方の習得が肝心です。
大体ここまでが3ヶ月です。
3ヶ月後つまり、夏休み。
皆さんはどう過ごす予定でいますか? 旅行に行かれる方もいるでしょうし、おばあちゃんの家に帰省をする方もいるでしょう。
そんなときに、癇癪への心配がゼロになっていたらどうですか?
Hさんは今2ヶ月目。
よい行動を引き出す期間に入ってますので、もう間違いなく楽しい夏休みがゲットできそうですね(^_−)−☆
おさらいしますよ!
幼児期からのアンガーマネジメントは脳科学的アプローチしか効果がありません!
6秒待っても幼児さんの怒りは消えません。
そして、脳を育てる順番を知らないと、むくわれないがんばりになってしまうのでHさんのように順番を意識していきましょう!
脳を育てる順番は
1)自信を育てる
2)よい行動を引き出す
3)困った行動に対応する!
この順番を意識して、毎日の声かけに活かしてください!
執筆者:桜井ともこ
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
幼児期からの脳科学的アンガーマネージメントについて配信しています!
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