思春期凸凹男子にイライラ&ヘトヘトの日々
小さいころから他の子と少し違うな…。
と感じながらも、普通級で学校生活を送りますが、何かとトラブルを起こしてしまう発達凸凹グレーゾーンの子どもたち。
お友達にしつこくして、嫌がられたら叩いてしまうトラブル。
フレンドリー過ぎて誰にでも声をかけてしまい、周りから不審がられることも。
学校からの連絡にビクビクし、学校やお友達の家庭への対応にヘトヘトになり、子どもを𠮟り続けている…。
そんな毎日をおくるのは、大変ですよね。
まさにわが子がそうでした。
大人とは上手に話せるのに、友達とうまく関われずに孤立状態。
関連機関に相談するも、問題があることを理解してもらえず、様子をみましょう!と言われ続け…気づけば息子も思春期突入。
お互いイライラすることも更に増えた状態での中学入学でした。
子どもも小学校とは違う、教科担当制や部活動などの学校生活に不安でいっぱいの様子でしたが、
発達障害グレーゾーンのため、先生へ子どものことをどう説明すれば良いのかも分からずにモヤモヤの毎日が過ぎていきました。
中学生になり、少しは成長した姿を見せてくれるかな?!という期待は裏切られ…入学早々に、お友達トラブルで学校から呼び出し連絡が…。
翌日から私は毎日登校前に注意事項を伝え、出来ていないことをガミガミ言い続けました…。
しかし、明らかにイライラし始め、完全に私に背を向けるか、にらみつけてくる始末。
全く変化しないどころか、学校からの帰宅時間もだんだん遅くなっていきました。
うるさい母のいる家に帰りたくなかったのでしょう。
それでも「私がこの子を何とかしなければ!」と、子どもとの距離をつめ、注意し続けました。
その後、私は発達科学コミュニケーションを学び、私がしていたことは全く子どもには効果がなく…
逆に私の行動が子どもの自己肯定感を下げてしまっていた…と知り、子どもに申し訳なく思いました。
グレーゾーンだからこそ理解されないつらさ
発達障害グレーゾーンの子は、脳の発達の特性に凸凹はあるが、その凸凹が少ないために、困りごとがあっても周りからの理解がとても少ないです。
発達の特性から語彙力や会話力が乏しいと、困りごとを自分で表現することも苦手です。
そして小さいころから失敗が多く、叱られる経験が多いと、自信がなくなり自己肯定感もどんどん低くなります。
思春期は周りの人と自分を客観的に比べ、自己嫌悪になりやすい時期でもあります。
そして理解されない不安やイライラから友達トラブルなどにつながることもあるのです。
思春期男子だからこそ、戦略的作戦!
中学生になると目が行き届かない活動が増え、お母さんの不安は倍増するのに、思春期の子どもは聞く耳を持ってくれず、親子の会話すら成立しなくなりますよね。
だけど、思春期グレーゾーン男子もトラブルを起こしたいわけではなく…
・友達と上手に関わりたい
・学校での不安を解消したい
・少しでも学校を楽しみたい
と本当は思っています。お母さんもここであきらめたくないはず!
子どもだけの付き合いが広がる思春期に友達と過ごす楽しさを体感したり集団行動の不安を少しでも取り除いてあげたいですよね。
ここで!戦略的にお母さんができることがあります!
学校連携で思春期親子のコミュニケーションに変化が!
お母さんが学校との連携をとり、見守り体制を作ります!
では具体的に2つのポイントをお話ししますね(^^)
学校連携のポイント
まずは先生に子どもの理解者になってもらうために、面談の場を作ります。何を話せばいいの?と思われた方も大丈夫です!
以下のことを参考にしてくださいね。
・先生と面談し、まず日頃の指導への感謝を伝える
・学校生活での不安や困りごとを伝える(グレーゾーンは困りごとが分かりにくいことも伝えておくといいですね)
・子どもの得意・不得意を共有する
・今後学校との連携を希望する
・配慮などをお願いする時は「出来る範囲で~」とお願いスタンスで伝える
ここまできたら、もう一息です!
おうちでの親子コミュニケーションのポイント
おうちで肯定の声掛けをたくさんしてあげます。
・「先生が、○○なところが素晴らしい!って褒めてたよー!」と、先生から聞いた学校でのほめポイントだけを子どもに伝える
・「先生方の見守りがあるから、安心だね!」と伝える
学校との連携の中で、子どもの得意なことやほめポイントを先生と共有することでお母さんが気づいていなかった子どもの一面も知ることができます。
思春期男子だって褒め言葉は嬉しいんです!それが自信にもなる!
先生方との関わりで自然とコミュニケーションもとれ、子ども自身の安心感にもつながり、自信も居場所もない思春期男子に変化が見られますよ(^^)/
もちろん先生との相性の問題もありますよね。
ですが!担任の先生だけでなく、校長先生、教頭先生、学年主任の先生、部活動の顧問の先生、通級クラスの先生、養護教諭の先生など、理解者は必ずいます!
お母さんが一人で悩まず、理解者を見つけていきましょうね!
執筆者:古沢たまよ
(New Mammyアンバサダー★)
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