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発達障害・グレーゾーンの子どもたち、算数は得意ですか?文章題の攻略は「国語」がポイントです!

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小学校に入学すれば、「学習」が中心の生活になります。授業が分からないと学校生活の大半がつまらないものに…授業が理解できるようにおうちでのフォローは大切です!発達障害の子どもたちが理解しやすい、算数の文章題の攻略法についてお伝えします。
 

【目次】

 

 

1 発達障害の子どもたち、新学年の授業には慣れましたか?

 
 
新学年がスタートして、早くも半月が過ぎました。お子さんは新しい環境に慣れてきましたか?
 
 
もう本格的に授業が始まった!という学校があれば、ゴールデンウィークや運動会が終わるまではゆっくり…という学校もありますよね。
 
 
小学校に入るとどうしても「授業」が中心になります。つまり生活の中心は勉強です。
 
 
授業が理解できないとなると、学校で過ごす時間の大半がよく分からないまま進んでいく…ということになってしまいます。それって楽しくないですよね。
 
 
人間の脳は「分かった!」というすっきり感を求めています。お母さんも結論が見えない話を延々と聞かされると、「で、どういうことなの?」ともやもやしますよね。
 
 
途中までは頑張って授業の内容を理解しようととしても、分からない話を聞いていると楽しくないし、集中力も続きません。
 
 
結果として先生の話をぼーっと聞いてしまったり、椅子をガタガタさせたり、ラクガキをしたり、隣の席の子に話しかけたり…
 
 
授業の時間をやり過ごすために別の行動を始めてしまい、先生や友だちに注意されることになってしまいます。
 
 
発達障害やグレーゾーン、特にADHDタイプの子どもたちは、不注意性や衝動性が強く、先生の話を聞いていても、すぐに興味が他に移ってしまうことがあります。
 
 
行動が目立ってしまうので、注意される回数も多くなってしまうのです。
 
 
こういうことが続くと、勉強って楽しくない!授業中に先生に怒られるから、学校に行きたくない…ということにつながってしまいます。
 
 
勉強のつまづきをなくし、「分かった!」という感覚を味わえるようにしてあげることは、スムーズな学校生活を送るためにも不可欠だといえます。
 
 
 
 

 

2.算数の文章題につまづいていませんか?

 
 
学校の授業で「分かった!」と思えるためにも、家庭で勉強のフォローをしていくことはとても大切です。
 
 
特に今の時期は、学校でも授業の進度はゆっくりめ。おうちでお母さんがフォローしやすい時期です。
 
 
この機会に、子どもの勉強につまづきがないか、ぜひチェックしてあげてください!
 
 
今日は算数の文章題のフォローについて、具体的にお伝えしてきます。
 
 
発達障害やグレーゾーンにかかわらず、算数で計算問題はよくできていても、文章題につまづいているはたくさんいると思います。
 
 
あなたのお子さんはどうですか?
 
 
計算問題は満点!文章題はゼロ点!問題の意味、分かってる?と心配しているお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
 
 
文章題で誤答が多い理由を考えていきましょう。
 
 
まず、文章題を解くためには、いくつかのプロセスがあります。
 
 
① 問題文を読んで意味を理解する。
② 問題の状況をイメージする。
③ 問題を解くためのプランを考える。
④ プランを実行する。
 
 
この4つのプロセスすべてにおいて、子どもがつまづくポイントが隠れているんです!
 
 
① 問題文を読んで意味を理解すると、② 問題の状況をイメージするは、率直に国語力が問われるポイントです。
 
 
特にイメージする力が弱い、発達障害やグレーゾーンの子どもたちは、問題文の内容から何を求めたらいいのか、連想することが苦手な場合があります。
 
 
子どもが問題文を理解できているかをチェックするのに便利なのが、問題文の音読です。
 
 
問題文の意味が分からずに読んでいる場合、読み方がたどたどしかったり、文節の切り方が違ったりすることがあります。
 
 
お母さんが正しい読み方を教えてあげながら、問題文の内容を確認・説明していくことが必要になります。
 
 
次に、③ 問題を解くためのプランを考える、これは問題の内容に応じて、算数のどの要素を使って解くのか考えることです。
 
 
つまり、
 
たし算なのか?ひき算なのか?
かけ算なのか?わり算なのか?
組み合わせなければいけないのか?
どんな順番で計算するのか?
 
ということです。
 
 
問題文で状況がイメージできれば解ける!と思ってしまいがちですが、文章題にあるキーワードを押さえているかもポイントになります。
 
 
最後に④ プランを実行する、もつまづきのポイントです。
 
 
問題文の状況も分かって計算式もできた!だから正答する、というものではありませんよね。
 
 
そう、計算ミスです。文章題は、1つの問題に対して4つのプロセスがあるように、たくさんの作業が求められます。そして、算数の文章題は、この4つのプロセスに正答しないと問題は解けません。
 
 
発達障害やグレーゾーンの子どもたちは、最後の計算でつまづくことが、意外に多いんです!疲れて集中力を失ってついつい繰りあがり・繰りさがりを間違えてしまったり、見直しを忘れてしまったり。
 
 
筆算が必要な計算で、数字がていねいに書けなかったり、といったことが原因で、最後の最後でつまづいて誤答してしまうのです。
 
 
プロセスは合っているだけに、とてももったいないですよね!
 
 
 
 

 

3.お母さんができる勉強サポート:文章題の問題文を理解する

 
 
お母さんがおうちで子どもの勉強、文章題をサポートするとき、まず見極めていただきたいのが、さきほどの4つのプロセスのうち、子どもがどこでつまづいているのかということです。
 
 
問題文の意味が分かっていない子に「計算をていねいにしなさい」といっても解決しませんよね。
 
 
文章題の問題文が分かっているか、これが最大のポイントです。子どもが分かっているかどうか?それは回答するまでの途中式で分かります。
 
 
そもそも回答が白紙の場合は、問題の意味が分かっていないと思って間違いないでしょう。この場合は、一緒に問題を読みながら、イラスト化したり図式化して理解を促します。
 
 
例えば、
 
「Aちゃんはチョコレートを3つ持っています。Bちゃんに1つあげたら、残りはいくつですか?」
 
という問題を図式化してみましょう。
 
 
A ○○
  ↓
B 〇
 
 
単純化するとこのようになります。子どもに一文ずつ説明しながら、図を書いていきましょう。
 
 
子どもが理解し、具体的なイメージを持つためには、言葉でかみ砕いて説明するよりも、イラストや図を使って視覚的に伝えた方が有効です。
 
 
特に発達障害やグレーゾーンの子どもは、言葉で説明するよりも視覚的な情報の方が分かりやすい場合があります。
 
 
学校の授業は、先生の口頭説明が中心ですよね。学校の授業が理解しにくいなら、おうちでは違うアプローチが必要なんです!
 
 
文章題は計算力だけでなく、国語力やイメージ力なども必要で総合的な能力が必要です。ただ、小学1年生の算数の文章題は、小学1年生の国語力や常識で解ける問題しか出ないはずです。
 
 
文章題が苦手、手が付けられないということは、単純に算数だけの問題ではなく、他の教科にも影響していることなのです!
 
 
まずは、文章題のどのプロセスでつまづいているのか見極めながら、文章題を克服するとともに、国語のつまづきはないか?をスクリーニングするきっかけにしていただければと思います。
 
 
 
 
執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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