発達障害・ADHDタイプの子どもが変わる!上手な叱り方のポイント3つ

 

発達障害・ADHDの子どもは困った行動が多く、つい怒ってしまうことが多いですよね。ところが叱り方が間違っていると、子どもの発達に悪影響を及ぼすこともあるんです!そこで今回は子どもが変わる上手な叱り方についてお話しします。
 
 

【目次】

 

1.ADHDタイプの子どもに怒ってばかり…と悩んでいませんか?

 
 
発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)の子どもは不注意・多動性・衝動性を持っているために、
 
 
・片付けが苦手
 
・忘れ物が多い
 
・友達トラブルが多い
 
・思いついたらすぐに行動してしまう
 
・宿題をなかなかやらない
 
 
などと困った行動が目立ちますよね。
 
 
こんな風にトラブルが多く、心配も尽きないADHDの子どもの叱り方で悩んでいませんか?
 
 
 
 
我が家の息子は発達障害グレーゾーンの小学2年生です。
 
 
実は幼稚園の頃に問題行動が多いことに悩み、何でもかんでもとにかく厳しく叱っていました。
 
 
ところがいくら怒っても、
 
 
・同じことを繰り返す
 
・次第に反抗的な態度を取るようになる
 
・パニックを起こすことが多くなる
 
 
など困った行動が増えるだけ。どうすればいいかわからず困っていました。
 
 
子どもは叱られることで、「やっていいこと」「ダメなこと」を学び、社会性を身に付けていきます。
 
 
しかし、叱り方が間違っていると効果がないどころか、子どもの発達に悪影響を与えてしまうこともあるんです!
 
 
そこで今回は、ADHDの子どもに効く正しい叱り方をお伝えします。
 
 
 
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2.間違った叱り方による悪影響とは?

 
 
「間違った叱り方」には
 
 
・なんでもかんでも叱る
 
・感情的になる
 
・叱る基準が明確でない
 
・子どもの人格を否定する
 
 
などが挙げられます。ここでは間違った叱り方による悪影響についてお話ししていきます。
 
 

◆考える力が育たない

 
 
1つ目は、考える力が育たなくなることです。
 
 
発達障害ADHDタイプの子どもは、ワーキングメモリという情報処理能力が弱い傾向があります。
 
 
そのために
 
 
・叱る基準が明確でなく、時と場合で親の対応が変わる
 
・一度にたくさんのことを指摘する
 
 
という対応は子どもの思考を混乱させてしまうのです。
 
 
また、人間の脳は言語情報よりも非言語情報を早く処理する仕組みになっています。
 
 
言語情報というのは話す内容、非言語情報というのは表情や声のトーンのことです。
 
 
そのため、感情的に叱ってしまうと子どもは「怖い!」「嫌だ!」という気持ちで頭がいっぱいになってしまい、話の内容が全く届かなくなってしまうのです。
 
 
 
 

◆自信をなくす

 
 
2つ目は自信をなくしてしまうことです。
 
 
発達障害の子どもの困った行動はすべて脳の特性が原因であり、本人にもコントロールが難しいものです。
 
 
ですから「何回言えばわかるの?」などと過去の失敗を掘り起こすような叱り方をするのは、子どもの自己肯定感を下げてしまうことになります。
 
 
さらに発達障害グレーゾーンの子どもはADHDタイプに限らず、ネガティブな記憶を持ちやすいと言う特性があります。
 
 
そのために私たちが思っている以上に叱られることで傷つき、自信をなくしているんです。
 
 
 
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3.ADHDの子どもの正しい叱り方はコレ!

 
 
ここではADHDタイプの子どもに効く、正しい叱り方についてお話しします。
 
 

◆①まずは親子のコミュニケーションを円滑にする

 
 
まずやってほしいことは、お母さんの声が子どもの脳にしっかり届くようにすることです。
 
 
そのためには肯定的な声かけを増やして、親子のコミュニケーションをスムーズにすることが必要です。
 
 
オススメなのは、普段から子どもができているところに注目してあげること。
 
 
「ちゃんと起きれたね!」
 
「着替えてるんだね」
 
「ご飯食べれたね」
 
 
こんな風に、子どもがやっていることをそのまま口に出すだけでOKですよ。
 
 
さらに子どもは肯定されると自信がつき、行動力がUPするので脳が発達していきます。その結果、衝動性が落ち着いてくるので困った行動も減っていくことが多いんです。
 
 

◆②叱る基準を決める

 
 
2つ目は叱る基準を決めることです。
 
 
ADHDの子どもは問題行動が目立つことも多く、お母さんはつい何でもかんでも叱っていませんか?
 
 
実は私たちは、叱る必要がないことまで叱ってしまっているケースが多くあります。
 
 
本当に叱らなければいけないことは「許しがたい行動」、つまり
 
 
・自分や他人を傷つける危険なこと
 
・倫理や道徳に反すること
 
 
の2つです。例えば兄弟喧嘩で暴言を吐いたり、手を出すことなどが当てはまります。
 
 
ですから
 
 
・片付けをしない
 
・忘れ物が多い
 
・宿題をしない
 
 
という行動は「まだできないだけ」なので、叱るべきことではありません。
 
 
「まだできないこと」に必要なのは、できない原因を探り、適切なサポートをしてスモールステップで成功体験を積ませること。
 
 
詳しくはこちらを参考にしてくださいね。
 
 
 
 
 

◆③子どもに考えさせる

 
 
許しがたい行動に必要なのは、子どもに考えさせる叱り方をすることです。
 
 
そのためには
 
 
①感情的にならず落ち着いて話しかける
 
②現状を言語化させる
 
③どうすればいいかを考えさせる
 
 
という3つのステップが必要になります。
 
 
例えば兄弟喧嘩をしていて手を出してしまった場合であれば、
 
 
子どもの近くに行き、穏やかな声で話しかける
      ↓
「今、どうなっているかな?」と問いかけ、状況を口に出させる
      ↓
「じゃあどうすればいいかな?」と取るべき行動を考えさせる
 
 
というように対応してください。
 
 
ここで大事なのは、子どもに成功体験を積ませること。
 
 
「うん、ちゃんと説明できたね」
 
「お母さんもそれがいいと思うよ」
 
「ちゃんとごめんねって言えたね」
 
 
子どものできているところを見つけてしっかり褒めてあげてください。
 
 
こうやって対応することで、自分の行動の何がダメだったのかを理解することができ、次にどうすればいいのかを考える力がついてきますよ。
 
 
 
 
いかがでしたか?発達障害ADHDタイプの子どもに効果的な叱り方のポイントは
 
 
・まずは親子のコミュニケーションを円滑にする
 
・叱る基準を決める
 
・子どもに考えさせる
 
 
ことの3つです。
 
 
お母さんの適切な対応で子どもをぐんぐん発達させてくださいね!
 
 
こちらの記事では我が子の「何度叱ってもやめない問題」を乗り越えたママの体験談を紹介しています↓↓
 
 
 
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さらに、「許しがたい行動には当てはまらないけど、好ましくない行動」についてはスルーすることが必要です。
 
 
こちらの記事で詳しくお話ししているので合わせてチェックしてくださいね。
 
 
 
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執筆者:森あや
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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