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小学校の普通学級から支援学級への転籍するときの子どもへの説明はどうする?

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小学校の進級のタイミングで普通学級から支援学級へ転籍するお子さんをお持ちのお母さん。「どうして私だけ『なかよし学級』なの?」と聞かれたらなんて答えようか悩んでいませんか?子どもへ転籍の説明をした私の経験をお伝えしますね!
 

【目次】

 

1.小学校の支援学級へ転籍する時の子どもへの説明を悩んでいませんか?

 
 
3月に入り、そろそろ新学年への進級も見えてきました。
 
 
進級はどの親子にとってもドキドキですよね!
 
 
どんな先生かな?お友達できるかな?
 
 
という期待と不安な気持ち両方があると思います。
 
 
 
 
特に普通学級から支援学級へ転籍を決めたお子さんを持つお母さんはいろいろと心配になりますね!
 
 
支援学級への転籍を決めたものの、お子さんへ説明をどうしようと悩んでいるお母さんはいませんか?
 
 
・発達障害があることを伝えていないから、支援学級へ転籍する理由をなんて言っていいか悩んでしまう
 
子どもに「どうして私だけ2年2組じゃなくて『なかよし学級』なの?」なんて聞かれたら、なんて言ったらいいんだろう
 
 
実は私もそんな風に考えていました。
 
 
娘は小学校の2年生に進級するときに普通学級から支援学級へ転籍しています。
 
 
悩んで支援学級へ行くことを決めたものの、進級を前に娘に何て説明しようかなと悩みが出てきたのです。
 
 
この記事ではそんな私の経験をお伝えしますね!
 
 
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2.支援学級へ転籍の理由を説明するのが難しいのはなぜ?

 
 
私が小学校の支援学級への転籍を決めたものの、子どもになんて説明しようか悩んでしまった理由をお伝えします。
 
 

◆子どもに理解できる伝え方が難しい

 
 
お子さんに発達障害のことを伝えていない場合、どのように支援学級への転籍を説明しようかと考えてしまうかと思います。
 
 
あるいは子ども自身がまだ幼く客観的に物事を理解できなくて、周りとの違いに気が付いていないため、どう説明するか迷っているというのもあるかもしれません。
 
 
 
 

◆支援学級へ転籍する選択に自信が持てない

 
 
支援学級への転籍を決めたものの、子どもから
 
「どうして私は『なかよし学級』なの!二年二組がよかった!」
 
というように反発されてしまうのではないかと不安な気持ちがでてきてしまいました。
 
 
お友達が好きな子ですし、そんな風に言われたらどうしようかと考えました。
 
 
私自身を振り返ると支援学級への転籍を決めたものの、この選択はよかったのか?という迷いが出てきてしまいました。
 
 
決めたものの自信が揺らいできたのです。
 
 
なぜ自信が揺らぐのか考えてみました。
 
 
私は娘の発達障害がわかってから、学んで理解しているつもりでも、真の部分で娘の障害を受け入れきれていないのかも…と感じました
 
 
1年生の3学期に娘にぐんと成長が見えました。
 
 
字も枠にしっかり入るようになってきたし、コミュニケーションも上手になっています。
 
 
先生からもとても成長していますね!と伝えられていました。
 
 
すると、ふと、この子は本当に知的障害なのかな?普通学級でも充分やれるのではないかな?、という気持ちが出てくることがあったのです。
 
 
冷静に考えると、知能テストの結果が違っているというのは考えにくいし、同級生と比べてみれば苦手があることは明らかです。
 
 
でも、こんな風な気持ちが出てきてしまうのは私の中で「普通」へのこだわりがまだあって、目の前の娘を受け入れきれていないんだなと感じました。
 
 
そこで私は親にとって「子どもの障害を受け入れること」ってどういうことだろうと知りたくて調べてみました。
 
 
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3.親にとって子どもの障害を受け入れること

 
 
親にとって子どもの障害を受け入れることについて調べてみました。
 
 
障害を受け入れるには、5つの段階を踏みます。
 
 
①ショック:障害の診断でショックを受ける
 
②否認:検査結果が間違いなのでは?と感じたり、子どもの障害を認めようとしない。
 
③悲しみと怒り:何が原因?自分のせいかもと感じてしまう。悲嘆にくれる。
 
④適応:障害に対し学んだり、他の人の経験を聞いたりして受け入れる下地を作っていく。
 
⑤再起:障害を受け入れ、子どもに寄り添いがんばってやっていこうという気持ちが持てる。
 
 
ところが、これは単純に右肩上がりに上昇するように1から5に進むものではないということです。
 
 
親の気持ちはその時の状況で上がったり下がったりすることがあります。
 
 
そして多くのお母さんは心の奥の方にいつも、子どもの障害について悲しい気持ちを抱えている、というのです。
 
 
例えば定型発達のお友達の成長を見て、自分の子どもと比べてしまった時にはどうして我が子はこうなんだろう、と悲しい気持ちに戻ってしまう
 
 
だから、進級のタイミングなどで迷いや悩みが生じたり、成長の段階によってはネガティブな感情になるようです。
 
 
このことがわかり、私が抱いていた気持ちに理解ができました。
 
 
障害を受け入れていないわけではなく、環境が変わる時やなんらかのきっかけで常にこういった気持ちに逆戻りしてしまうのは発達障害の子どもを育てる親であればよくあることなのでしょう。
 
 
発達障害の子どもを育てるお母さんたちは多かれ少なかれ皆こういった感情になっているのです。
 
 
そしてまたタイミングがくれば前を向く気持ちも出る。
 
 
きっとこれは「3歩進んで、2歩下がる」みたいな進み方なのかな?と自分では理解しました。
 
 
このことに気が付いて、娘の発達には転籍がベストだと判断して決めたことだから、何を聞かれても私の考えを素直に子どもにわかるように伝えよう!と決めました。
 
 
次項では私がどのように子どもに支援学級へ転籍することを説明したかお伝えしますね!
 
 
 
 

4.小学校の支援学級へ転籍する娘への説明

 
 
支援学級に転籍する直前の子どもに私はこう伝えました。
 
 
「2年生になったら、『なかよし学級』という人数が少ないクラスに行くことになるよ。
 
そこのクラスは上級生のお姉さんもいるよ。
 
先生にお勉強もよく見てもらえるから、お勉強がよくわかるようになるんだよ。
 
休み時間にはトランプもできるみたいだよ!新しいクラス楽しみだね!」
 
 
という風に、この先楽しみになるようなことを話しました
 
 
こんな話をしても「そうなんだ、へえ」といった感じでよくわかっていないようでした。
 
 
そもそも小学校の進級の経験がないから、この段階では普通学級なら次の学年は皆と一緒に同じクラスで進級することもわかっていないかもしれません。
 
 
まだ実際に支援学級に行く前なので、娘はイメージができていないようでした。
 
 
新設の支援学級です。支援学級を知らないからイメージできないのは当然ですね。
 
 
その後、娘が2年生に進級してしばらくしてから
 
「どうして私はなかよし学級なの?みんなと一緒の2年2組じゃないの?」
 
と、聞いてくることがありました。
 
 
その時はこう答えました。
 
 
「あなたはうるさいところや大きい音とか苦手だよね?
 
だからクラスの人数が少ない方が静かで過ごしやすいと思って『なかよし学級』にしたんだよ。
 
2年2組もよいけれど『なかよし学級』のほうがあなたに合っているし、楽しく過ごせるかなと思ったの。
 
だから、先生にお願いして『なかよし学級』にしてもらったんだよ。
 
静かで集中できるからお勉強もよくわかるようになってきたよね!」
 
 
と伝えました。
 
 
そして、「なかよし学級になってどうだったかな?」と聞いてみたところ
 
 
「うん!私、なかよし学級でよかったよ。先生もやさしいし、お友達もいるし!」
 
 
という返事でした。
 
 
 
 
お母さんが不安な気持ちだと、子どもに「どうして、なかよし学級なの?」と聞かれた時に、大人の不安から子どもがなにかネガティブな気持ちから聞いてきたと思ってしまいますね
 
 
実際は単に聞いてみただけかもしれません。
 
 
お母さんが自信をもって、選択した理由を説明できたらいいと思います。
 
 
2年生から支援学級に転籍した娘はイキイキと学校で過ごして、できることが増えて自信をつけています。
 
 
いろいろな先生が娘のことを知ってくださり、関わってくださっています。
 
 
この1年、私たち親子が周りの方たちに支えられていることを実感して、感謝の気持ちでいっぱいです。
 
 
さて、ここまで私が支援学級への転籍をする時の子どもの説明についてお伝えしてきました。
 
 
私の経験が少しでも参考になったらうれしいです。
 
 
宿題を後回しにしちゃう子どもへの対応をごちらの記事でご紹介しています!
 
 
 
 
発達障害の子どもの勉強のコツを多数配信しています。

 
 
執筆者:山本みらい
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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