発達障害&グレーゾーン(パステル)の子どもはイメージするのが苦手なこともあります。ママの対応で、遊びの計画からイメージ力が鍛えられます。子どもの見通し力を高めてワクワクの夏休みを過ごし、成長を加速させましょう! |
【目次】
1.楽しさを創れるママが子どもを成長させます!
今年はワクワクする夏が過ごせそうですか?
連日、発達科学コミュニケーション講座を受けているママと話していると、とっても嬉しいご報告が続いています!
子どもがやる気に満ちてます!から始まり、
子どもが素直になるわ、
やる気になるわ、
子どものテンションが上がるわ、
初めて自分で「○○したい!」って言い出すわ、
できなかったことができちゃうわ、
夢を語り出すわ、
ポジティブになるわ、
初めて親子の会話が弾むわ、
家族みんなが笑顔になるわで…
も〜嬉しいご報告だらけ!
発達科学コミュニケーションにはアツい夏が来てます! 今年も「子どもが伸びる夏」を手渡していきますね!!
子どもの成長は楽しさと背中合わせ。楽しさを創れるママと、楽しさを創れないママと、少しずつ子どもの脳に差がついてきます。
ということで、「楽しさの創り方」についてお話ししていきますね!ちなみに、あなたは何をしているときがイチバン楽しいですか?
子どもに楽しんでほしい時間は、もちろん遊びの最中なのですが、実はそれ以外にもあります。
それは、活動の準備をしているときです!
例えば、旅行を例に挙げると、旅行に行っているときよりも、旅行の準備の方が楽しかった〜!という経験はありませんか?
ありますよね?デートも現実より準備が楽しいとか…(笑)
旅行先で楽しむのは現実の行動で楽しむ力。 準備を楽しむのは、イマジネーションで楽しむ力!
このイマジネーションで楽しむ力こそ、パステルの子たちの強みにしてほしい独創性の土台です!ですから、夏の楽しみごとの準備はぜひ親子で一緒にしてほしいのです。
最初はピンとこない子も多いので、一から百まで一緒に準備しなくても大丈夫。 特に、イメージが苦手な子には「準備」って最高につまらないモノなんです。
想像できなければ、つまらないですよね。
2.発達障害&グレーゾーン(パステル)の子どもの見通し力を育てる対応とは?
明日の学校の準備が嫌いで嫌いで…というお子さんは、もしかするとイメージ力が弱いのかも。
そんなお子さんこそ、夏休みは遊びの計画でイメージ力を鍛えてみましょう!
活動の全てを想像することが難しくても、子どもが喜びそうな部分だけ一緒に準備して計画するのでOKです!パンフレットや画像など視覚的なヒントがあるといいですね。
準備で楽しみ、本番で楽しみ、帰ってきてから会話で楽しむ!
1つ行動するだけで3倍楽しめる家庭で子どもは伸びます!
発達支援って、決してマジメに学習させることではありませんね。 ぜひ「親子で一緒に準備してイメージ力を刺激する」体験をしてみてください!
実はも〜っとイマジネーション力を高める接し方があります。
夏休みの行動は、1つ行動して3倍楽しめるので、脳を発達させるのにもってこいの時間です!
その中で現実の行動を楽しむ力とイマジネーションで楽しむ力を育てられるとお話ししました。
特にパステル(グレーゾーン)の子どもたちは、イメージすることが苦手。だからこそ、イマジネーションで楽しむことを体験させると見通しが持てるようになります!
さらにイマジネーション力を高められる接し方をご紹介しますね!
3.ご褒美をチラつかせて指示出しをしてもいいんですか?
その方法とは、実はすっごく身近で、すっごく良く知られている方法です。 ところが、なぜか一部のママには嫌われている方法でもあります。
嫌われているというよりは、よくない対応だと思われている、と言った方が正確かもしれません。しかし本当は、上手に使えばすっごく効果的な方法なのです!
その方法とは…ご褒美を与えること!!
ね?「あ〜、やり過ぎちゃダメなヤツだよね」と思いませんでしたか?ご褒美と引き換えに子どもに行動させることの是非は、ものすごく質問が多いのです!
試しに、お子さんにご褒美を提示して1つ指示を出してみてください。 いつも通りの指示をしたときとどう違うのか、実践してみてくださいね!
「ご褒美を使って指示をする」を試してみてどうでしたか? 「いつもより、素直に言うことを聞いてくれた」という方も多かったのでは?
そうですよね〜!ご褒美の効果は絶大です!ご褒美をチラつかせて子どもの行動を引き出そうとすることは良くないことじゃないか?と思ってしまいますよね。
そう思っている人の理由は「ご褒美を与えて行動させると、ご褒美をもらえないと行動しない子になってしまう」と思っているからです。
ところが、それにはいくつか誤解があります。その誤解を捨てましょう!
まず、適切なやり方さえしていれば、ご褒美をくれないと行動しないということにはなりません。安心して、ご褒美つきの指示出しをしていいんです!
ご褒美を要求してきて、ご褒美がないと行動しない!と主張する原因は大きく2つあります。つまり、その2つを避ければ、ご褒美つきの指示出しを制限しなくていいのです!
では、その2つとは何か?
1つ目は、ご褒美を与えるときに褒めていない場合や、褒め方が足りない場合に、「ご褒美がないとやらないよ!」という子になります。
ご褒美だけをあげていると、ご褒美をやめてしまったときになんの報酬もないことになります。
しかし、ご褒美をあげるときに褒めることをしっかりしていれば、ご褒美をやめたとしてもしっかり褒めてもらえるので行動をしっかり継続できるのです!
もう1つは、親子の関係性が悪い場合。この場合には、根本的なコミュニケーションを改善して親子の信頼関係を取り戻せば、ご褒美があろうとなかろうと子どもの行動を引き出すことができます!
以上のように、この2つに当てはまっていないならご褒美つきの指示出しをしても、もちろんOKなのです。
夏休み、ご褒美を使うと、子どもが苦手な宿題もスムーズに進むんです!ぜひこちらも併せてお読みくださいね。
夏休みにもっと「楽しいを創れるママ」になる情報が満載です!
執筆者:吉野加容子
(発達科学コミュニケーショントレーナー、学術博士、臨床発達心理士)
(発達科学コミュニケーショントレーナー、学術博士、臨床発達心理士)