暴言や衝動が心配な子は、「悪い子」ではありません

困りごと解決

暴言や衝動が心配な子は、
「悪い子」ではありません。

関わり方を変えれば、
その強いエネルギーは
自分の意見を持ち、
自分で動ける力に変わっていきます。

思ったことをすぐ口にしてしまう。

注意されると暴言になる。

感情が高ぶると手が出る。

友達との関わり方も心配。

そんな我が子を見て、

「このままでは、いつか大きな問題を起こすのではないか」

そう不安になったことはありませんか?

本当は、
怒りたいわけではない。

だけど、

「やめなさい!」

「そんな言い方しない!」

「ちゃんと考えてから話しなさい!」

と、つい強く言ってしまう。

そして、言ったあとに残るのは安心ではなく、

「また怒ってしまった」

「本当は肯定してあげたいのに」

という後悔。

今日は、そんなママにこそ
知ってほしい話をします。

思ったことをすぐ言ってしまう子は、
何も考えていないのではなく

むしろ、
感じることや想うことが
とても強い子です。

ただ、その強い反応を
相手に伝わる言葉に整える前に、

暴言で出てしまう。

悪態で出てしまう。

手も出てしまう。

だから周りからは、

「乱暴」

「空気が読めない」

「すぐ怒る」

「やる気がない」

と見えてしまうことがあります。

けれど、そもそもの原因は、

強すぎる感じる力と、

それに追いつかない
言葉にする力、
衝動を止める力。

このバランスが、
まだ育っている途中だったからなんです。

ここで大事なのは、
反省を迫ることではありません。

「なんでそんなこと言うの?」

「何回言ったらわかるの?」

「考えればわかるでしょ?」

そう責められるほど、
子どもの脳は守りに入ります。

守りに入った脳は、
考えるより先に、
反発で言い返します。

つまり、ママがこの子を守りたくて怒るほど、
この子はさらに反抗的な態度をとることがあるのです。

そして、それが
長引くほどに、固着化して
親子関係が難しくなっていきます。

暴言暴力と言えば、
わが家の次女も大変な時期がありました。

先日、写真や動画を整理していたら、
泣きながら私に殴りかかってくる次女を、
私が撮影することでなんとか踏みとどまらせようとしている動画が出てきました。

見返して、
自分でも驚きました。

「こんなに酷かったんだな」

と。

今日もちょうど午前中にレクチャーがあり、
受講生さんから

「兄弟への暴力はどうしたらいいですか?」

という質問が出ました。

その話を聞きながら、
かつての次女を思い出していました。

当時の次女は、
弟の顔を見るだけで荒れて、
衝動的に暴言や暴力が出ることがありました。

弟を近づけないようにしていた時期もあります。

ところが、そのレクチャー中に、
大学生になった次女が部屋から出てきて、
自分でお弁当を作って出かけていきました。

私は、受講生さんに
過去の次女の話をしながら、

目の前では、
穏やかに自分の準備をして出かけていく
今の次女の姿を見ていました。

そのギャップに、
改めて大きな変化と成長を感じました。

3日間の合宿で私が家を空けていた間には、
次女と息子が協力して家事をやっていたようです。

「たくさん洗濯物をたたんでくれてたから、褒めてあげてね」

私が帰るなり、
次女が弟のことを伝えてくれました。

同じ人間とは思えないほどです。

だから私は、
暴言や暴力がある子を見ても、

「この子はもうダメだ」

とは思いません。

この子の強いエネルギーが、
違う方向に向いてしまっているだけなんだ。

そう見ています。

では、どう関わっていけばいいのか。

まず育てるのは、

「自分は否定されていない」

「落ち着いて話せば伝わる」

「失敗してもやり直せる」

そんな安心の土台です。

この土台ができると、
子どもの脳は
反発をやめて考えられるようになります。

暴言になる前に、一拍置ける。

友達とのやり取りで、言い方を選べる。

勉強も「どうせ無理」ではなく、
「少しやってみよう」に変わっていく。

問題に見えている行動の奥には、
必ずその子の強いエネルギーが隠れています。

思ったことをすぐ言う力は、
関わり方を変えれば、
自分の意見を持てる力になります。

反応が速いことは、
瞬時に判断して動ける力になります。

エネルギーが強いことは、
好きなことに向かう集中力になります。

だから私は、
この子を変えましょうとは言いません。

この子のエネルギーが
自分を伸ばす方向に向くように、

ママの関わり方を変えていきましょう。

エネルギーを止めようと怒る子育てから、
意図的に、戦略的に活用して伸ばす子育てへ。

まずは今日、
我が子の行動を

「性格の問題」

ではなく、

「まだ育っている途中の脳」

として見てみてください。

それが、
本来の力を出し始める関わりのスタートです。

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