屁理屈ばかり言う中学生にイライラして追い詰められているママ
我が家の息子は、屁理屈ばかり言う中学生です。
その上、横柄な態度で命令してきたり、暴言を吐いてきたりします。
例えば、部屋に洗濯物を持って行った私に、息子はベッドに寝っ転がったまま「机の上のパッドの電源を切って」と言います。
「どこをどうすればいいの?」と聞くと「そんなこともわからないのか。知能が低いな」と携帯を見ながら言います。
「はー?」というような理不尽なことを平然と言ってくるのです。
私はその言葉や態度を受けて、イライラして黙っていられなくなります。
そして正論で返してしまうのです。
「何なの?その態度!お願いするのにそんな言い方はないでしょう。」
その結果、息子は何倍もの屁理屈や暴言を返してきて、私も応戦してしまうという、不毛なバトルが起こります。
そんな悪循環がしょっちゅう起こっていました。
何でこの子はこんなひどいことばかり言うんだろう。
親とも思っていないのか!
もう本当にやめてほしい!
もうこんな状態を続けるのは嫌だ!
息子に対してそんなイライラした気持ちばかりが沸き起こります。
私は疲弊し、悲しい気持ちになっていきました。
正論を言えば言うほど、屁理屈が返ってきて消耗して、がっくり疲れて何も手につかないほど気持ちが追い詰められます。
息子は息子で気持ちが収まらず、さらに何やら憎たらしい言葉を吐いているようです。
物に当たって、壁を蹴ったり、観葉植物を投げて床を土だらけにしたりします。
お互いに最悪な状態になっていきました。
正しいことをちゃんとわかってほしいのに…。
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屁理屈ばかり言う中学生の脳の理屈
脳は大きく分けて、内側に本能的な脳、外側に理性的な脳があります。
発達でこぼこの子どもの多くは内側の脳の発達が遅れていると言われていています。
内側の脳には扁桃体という部分があり、感情や情動、社会性に関わっています。
扁桃体の発達が遅れると、他人の感情の理解よりも、自分の感情が優先されてしまうことがあります。
他人の内面を推測する働きが弱く、自分の感情を強く意識するので、共感性が乏しくなってしまいます。
しかし、発達でこぼこの子どもでも、外側の脳にある自己主張に関わる脳は年齢相応に育ちやすいと言われています。
扁桃体などの他の脳の発達が未熟でありながら、自己主張する脳が早熟で、発達の差が大きいと、自分本位な思考になりやすく屁理屈が増えてしまいます。
過度に自己主張が強くなると反抗的になって、暴言を吐く、壁を蹴る、物を投げるなどのトラブルを招きやすくなります。
暴言を吐く、壁を蹴る、物を投げるなどの行動をしているときは、内側の脳が暴れている状態で外側の脳が働きづらくなっています。
話を聴く脳は、外側の理性的な脳にあるので言葉が脳に届きません。
これまでの私は、息子の屁理屈や暴言にイライラし、正しいことを分からせようと正論をぶつけてばかりいました。
しかし、息子の脳には私の正論は届いていなかったのです。
イライラして正論をいくらぶつけても、屁理屈ばかり言う、暴言を言っている子どもには効果がないということが身をもってわかりました。
それなら、子どもとの関わり方を今から180度変えてしまえばいいのです。
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イライラママの気持ちを秒で切り替える秘策
私はこれまでの息子との関わり方を180度変えることにしました。
以前から発達科学コミュニケーションで教えてもらっていた
「できているところしか見なくていい。できていないところを見ているうちは、子どもはかわらない。いいときだけ関わる、状態が悪いときは付き合わない、かかわらない」
もうこれしかない。
発コミュがぜんぜん徹底されていなかったんだ私…、少し落ち込んだ気持ちになりましたが、やるしかないと腹をくくりました。
息子にやるべきことは、これだ!
とわかったので、とにかくやることにしました。
徹底してやってみる!
やると決めても、息子の暴言は毎日、1日に何度も起こります。
その都度、気持ちを強く持って
「ほーら来た来た。私は付き合わないんだ、暴言には関わらないんだ!」と唱えます。
私は私のことに目を向け、息子に振り回されないようにしよう、と思うことにしました。
うまくいく時もあれば、失敗してしまう時もありますが、日々実行するのみです。
だんだん、クヨクヨしなくなりました。
時には「あれ、もう暴言終わり?屁理屈なし?」なんてことが増えていきました。
子どものいいときだけ関わる
状態が悪いときは付き合わない・かかわらない
を徹底して、それができるようになってくると、
対応に悩まなくなるので、ママの気持ちは楽になります。
対応を続けていると、私の気持ちの切り替えが早くなります。
そして、暴言がゼロにはなっていなくても、子どもの気持ちの切り替えも早くなりました!
息子はずっと屁理屈や暴言を言い続けなくなりました。
息子の切り替えが早くなったから、私もずっとイライラしなくていい。
好循環が生まれました。
子どもが気持ちの切り替えができたら、私もまた普通に話せばいいのです。
さっき私が息子の屁理屈・暴言には「付き合わない、かかわらない」をしたら、
「今日の夕飯何ー?」って息子が聞いてきます。
さあ、子どものいい時だけ関わる!
「あなたの好きな唐揚げだよ」って答えたらもう終わり。
私の気持ちの切り替えも完了です。
執筆者:高橋 花ずえ
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)


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