自閉症は治らない…諦めの気持ちが、発コミュを実践して「子どもの脳は私が伸ばせる！」という実感に変わりました！

受講生　M.Iさん

１）発コミュを学んで、お子さんの変化を教えてください。

今まで、お手伝いをお願いしても気分次第でやったりやらなかったり、また宿題も言ってもなかなかやらずにいるなど、常に受け身で指示待ちでした。

発コミュを学び実践することで、お願いしなくても先回りしてお手伝いしてくれたり、何も言わなくても自分から宿題に取り組むようになりました。学校行く前にさりげなく玄関のくつをそろえてくれることもあります。

ほとんど話さない息子が、自分の考えを母の私にたどたどしいながらも、「うーんとね…」といいながら伝えようとするようになったり、意思を表現するようにもなりました。

無言のひとり遊びが多かったのですが、今は「お母さん、一緒に～しよう！」と誘ってくれます。

２）発コミュを学んで、ご自身の考え方・感情の変化や行動の変化を詳細にお書きください。

誰にでもいくつになっても有効な発コミュを知り実践することで、今まで諦めていた、知的に遅れある自閉症の息子の伸びしろを信じるようになったことが一番大きいです。

それまで、自閉症は治らないからと、子どもを信じて伸ばすことをしていませんでした。理解できないことばかりで一緒に過ごすのが正直苦痛で仕方なかったです。

病院や療育に連れて行き、放課後デイ等を探すことまで必死で、あとは任せっぱなし。そんな日々でしたが、最初は半信半疑だった発コミュも、実践してみると子どもの見方が変わりました。

手遅れはない！お母さんである私が一番の療育者！と知ることができました。

子どもをよく観察し、できていることをしっかり認め、心を通わせてコミュニケーションがとれるようになり、表情も豊かになるなんて！夢のようなことが起こりました。

～しなさい！～しちゃダメ！など、ため息ばかりだった毎日から、息子ができることが増え親子で笑顔が増えました。

３）お子様の困った対応を思い出して、「今だったら、こう対応する」という接し方を教えてください。

以前は１ヶ月に一度のペースで理由わからず家の中で３０分大暴れしていたのを思い出します。

昼間でも全てのシャッターを締めて、静かにしないとご飯なし、おやつなし、犬に噛まれる、警察がきて連れて行かれるよ！おうち帰れないよ！雷鳴るよ！とひたすら脅しのような声がけをしていました。暴れながら膝の上にのっても静かにしなさい！と、怒鳴りつけていました。

発コミュを習った今なら、スルーして私が食器洗いなどの家事に専念し褒める準備をしてディスタンシングをします。落ち着いたら満面の笑みでハグします。

４）ご自身にとって、発コミュのどのような点が役立ちましたか？

褒めトレを実践することで、子どもだけでなく周りの人や自分をよく観察するようになりました。

小さなことでも認めることや褒めることで関係が良好になったり、自分で自分を認められるようになりました。

否定的な言葉を発しなくなり気持ちよく過ごせるようになりました。

５）これからさらに、お子さんのどんな所を成長させたいと思っていますか？

得意をたくさん見つけて、一緒に楽しみたいです！

子どもの得意を伸ばして自信をつけさせてあげたいです。

それにより自己効力感を育て就労を見据えて自立につなげたいです！