2.ママはいつも喋りすぎ?!
私の子どもは支援級に通う小2の自閉症の男の子。
私も息子の言葉が出ないことに悩むママでした。
普段の会話は、私の一方通行な質問型でした。
「今日のお昼何が食べたい?」
「…」
ここで間髪いれず、
「〇〇ちゃん、うどん好きだからうどんにしようか」
こんな会話です。
どうせ返事をしない、と思い込んでいるので、私が質問して私が答える。
そう言いながらも、次から次へと質問攻めしたり…
わからないだろうと先回りして「こっちだよね?」と、息子の替わりに私が決めていました。
私のように、子どもに質問した時、答えがすぐに返ってこないからといって、急かしたり答えを先に言ってしまったりしていませんか?
外ではいい子なのに
家では癇癪に悩むママへ
指示出しゼロの子育てで
癇癪がみるみる落ち着く!
↓↓

3.大人にはわからない子どもの脳はオーバーヒート
大人にとって、「聞きながら考える」は簡単なこと。
しかし、子どもにとっては大変なのです。
脳の視点から考えてみます。
脳は、働きによってエリアがわかれています。
人の話を聞く「聴覚」のエリア
話を理解する「理解」のエリア
自分の意見を考える「思考」のエリア
質問をされて、自分の意見を考えて言う、これだけで3つのエリアを使う、実はとても高度な働きなのです。
そして、発達障害や自閉症がある子どもの脳は、発達が未熟な部分が多いとされています。
自閉症の子どものように、未熟な脳ほど各エリアの連携がうまくいかず、一つの脳エリアに活動が集中します。
考えることに集中すれば、相手の話を聞き逃してしまいます。
聞くことに集中すると、自分で考える余裕が無くなってしまいます。
そしてここに追い打ちをかけるのがママです。
忙しいから、ついママが決めてしまったり、子どもの回答を急かしたりしてしまいます。
ですが、先回りをすればするほど、子どもが考える機会を奪ってしまっているのです。
4.子どもが話し出せる会話のリズムはこう!
じゃあどうすればいいの??
ママが取り入れる会話のリズム、それは「ひとつ話してふたつ待つ」です。子どもと話をするときは、このリズムを心がけましょう。
ひとつ質問をしたら、ふたつ「間」をとって、脳の処理を順番に進めていく時間をとります。
ひとつ話してふたつ待つ
ママ 「今日、お昼は何を食べる?」
「…」 -聴覚・理解・思考1つずつ処理中-
ママ 待つ -いつもより長く-
「カレーが食べたい!」
ママ 「わかった!教えてくれてありがとう」
このように、急かすのをやめて、しばらく息子の答えを待ってみると、ボソボソと話し出しました!
理解力を高める話し方では、子どもが何らかの反応をするまで次の内容を話さないことが鉄則。
例えば、子どもが相づちを打ったら次の内容を話します。
言葉の脳エリアは、思考の脳エリアの近くにありますから、子どもが反応したということは情報処理を終えたということ。
子どもが理解するためにしっかり時間を確保する。
これを繰り返すだけで子どもの理解力はぐんと伸びます。
ぜひ、脳を発達させる視点で、お子さんとの会話にリズムを取り入れてみてください。
「ひとつ話してふたつ待つ」です!
▼自閉症の子どもの耳を開かせて切り替えて行動する秘訣▼
ご自分に似た状況から困り事を解決した事例が見つかる!一緒に子育てを変えていきましょう。
執筆者:立花 千明
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)