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【お悩み相談室】小学校再開に向けて不安が強くなっている発達障害の子どもに対して親も不安です。どう対応すればいいですか?

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我が子は発達障害ADHDタイプの小学生3年生の男の子です。4月の小学校再開が近づき、急に言うことを聞かなくなりました。いつも以上に家で暴れるようになりました。もしかしたら新しい環境に対する不安を感じているかもしれません。こんな状態で3年生になって、学校でうまくいくのか私も不安になっています。何か良いアドバイスはありますか?

 

9歳・男の子のママ

初めての長期休暇でしたが、地域によっては4月から新学期が始まりそうですね。発達障害のあるお子さんにとって久々の小学校。進級することにも不安を感じてしまうことと思います。私も新しい環境に不安を抱く我が子を見て、何かできないか焦ったり心配したことがあります。あれこれバタバタ動きましたが…その中で、親子で取り組んでみて、一番良かったことをお伝えして行きますね。

 

発達科学コミュニケーション
トレーナー 秋村若菜

 

【目次】

 

1.発達障害ADHDタイプの子どもの不安の表れ方

 
 
私の息子は一人っ子で、今は中学生。本人なりに勉強も好きなことも楽しんでいます。
 
 
発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプの特性を持っており、小学校3年生くらいまでは多動傾向あり。外でも家でも動きまくっていました。リビングにソファーがあったので、上に登ってジャンプしたり背もたれを使って逆立ちしたり。
 
 
こんな風にもともと多動傾向があった息子なので、私はしょっちゅう注意していましたが…新学期が近づくにつれて私の声が普段以上に通らない!
 
他の場面においても指示を出しても動かない。そもそも聞こえていないときがありました。
 
 
子どもへ良かれと思い、余計に強い指示を出す…その結果反発され、ますます強く注意するという悪循環になっていました。どうして急に、こんなにいうことを聞かなくなってしまったの?と始めはびっくりしました。
 
 
しかし、特性が強く出ているときは本人が不安を感じているときだったのです。子どもが新学期を前に、家での動きが激しくなっているのを見ると、私も自身もこのままどうなるんだろう…と不安になりました。
 
 
 
 
不穏なムードを払拭するためオヤツあげたり、マッサージしたり、公園行ったり絵本読んだり…色々試しましたが、やはり気がかりなことは小学校。不安を少しでも解消しようと、学校へ息子とお出かけすることにしました。
 
 

2.ここまでしていいの?心配し過ぎと思われないかな?

 
 
発達障害・ADHDタイプのお子さんは、小学校などの集団生活において、周囲には気づかれにくい困り感を抱え過ごしています。コミュニケーションが苦手な場合、同級生と上手に関われずトラブルになったり、音や光などの刺激がつらいという特性のお子さんもいます。
 
 
行動の切り替えが難しかったり説明したのに聞いていないと思われたりと、小学3年生になるまでに失敗体験が重なり自信を失っている可能性があります。
 
 
3年生となると教室も玄関から遠くなります。理科・社会と教科も増え、先生の関わり方も変わってきます。そこで私は、新学期への不安を少しでも和らげるために、学校へ息子と行ってみたのです。
 
 
先生方へ息子の様子を知ってもらう目的もあります。息子に職員室のドアをノックさせて、息子を知ってくれている先生に対応してもらいました。すでに3年生の教室がわかっているので案内してもらい、玄関から教室までのルートを確認します。
 
 
 
 
また、お伺いしたいと事前にアポをとったときに、荷物を運んでおきたいと頼みました。
 
 
新学期は、お道具箱に粘土板に絵の具、習字道具と手荷物が大量!同級生のお子さんは一人で持って登校しますよね。でも我が子は人一倍疲れやすい。そこで私が学校に行くついでに運ばせてもらいました。
 
 
大勢の中で見守ってもらうため、担任の先生以外の先生へ、我が子を知ってもらうよう動きました。まだ担任の先生が発表されていない春休みはチャンス!様々な先生が注目し、声かけてくださいます。
 
 
日頃、お世話になる保健室にも挨拶に行きました。養護の先生へ、休み中の我が子の様子と発達の凸凹について、状況を伝えておきました。
 
 
機嫌よく動いている息子は、どう見ても元気で活発な男の子。不安そうには見えないでしょう。お母さんが心配しすぎなのでは?と先生方に捉えられがち。
 
 
私も3年生の母親として、どっしり構えたお母さんになった方が良いのだろうとも思うのですが、無理して平気な顔をせずに、一人っ子の母として心配になってしまうんだと、正直に先生方に伝えておきました。
 
 
そして外の様子と家の様子が本当に違うんだということ。最近の不安そうな様子を伝えておきました。
 
 

3.休み中でも学校へ行っておいて良かった!

 
 
生徒さんがいない学校では、どの先生も暖かく迎えてくれたので、息子も、安心して先生との会話を楽しめました。普段、家で私と話すよりもイキイキと見えました。
 
 
新学期への不安を感じながら過ごすより、まず具体的に動いたことで気分スッキリ!行って良かった!先生と話せた!という成功体験を積めました。
 
 
先生方へはお時間いただくことになりましたが、学校に対してのネガティブな記憶よりも、ポジティブな記憶をたくさん増やすことも親ができることの一つ。おかげで息子は落ち着きを取り戻せました。
 
 
新学期が始まったら、親として気がかりに思っていることを、新しい担任の先生にも伝えていきます。前の学年の先生から引き継ぎされているだろう、とか、何度もしつこいかな?と遠慮する気持ちも、もちろんあります。
 
 
でも失敗体験を防ぎ、自信を失わせないで欲しいという親の想い。これは伝わるまで伝えていくといいです。そうすることで、学校で息子は、多くの先生から気にかけ話しかけてもらっていました
 
 
楽しそうだったこと、頑張っていたこと、うまく切り替えられたことや、息子の発した優しい一言など、担任の先生を通して私に情報が集まりました。連絡帳に書いてもらうだけでなく、お電話でも報告がありました
 
 
私は、「(息子の名前)○○くんが頑張っていたこと、先生から聞いたよ!」「お昼休み、楽しそうにドッヂボールで遊んでいたって聞いたよ!」と息子へ伝えられ、こうして学校でも家でも褒められるという状況を作りました。
 
 
学校では、子育て経験の浅い、心配ばかりしている一人っ子のお母さんだと思われていたでしょう。過保護と思われないか?人からの評価を気にするよりも、素の私と息子を知ってもらうことで、密に学校と連絡・相談ができたのだと思います。
 
 
先生方はとてもお忙しく、他に大勢の生徒さんをみています。だから、私たち親子を気にかけてくださること、話を聞いてくださることに、何年も経った今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
 
 
 
 
小学校は春を感じられる雰囲気満載!桜もまだ綺麗で、チューリップなど春のお花が咲いています。親子で不安で過ごすよりも、一緒に足を運んでみてください。
 
 
少しでも多くの先生とコミュニケーションとって、子どものことを知ってもらいましょう。少しでも安心して幸せに過ごせるように応援しています!頑張ってくださいね!
 
 
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執筆者:秋村若菜
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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