発達障害の子育てに疲れた!疲れたママの心を軽くして子どもを成長させる方法

 

発達障害の子育ては親の負担も大きく想像以上に疲れますよね。その疲れの原因は、発達障害の子どもの特性が理解できずその辛さを誰とも共有できないからです。この記事では、発達障害の子育てに疲れた親の心を軽くし子どもを成長させる方法をご紹介します。
 

【目次】

1.発達障害グレーゾーン小学生の子育てに疲れた!
2.発達障害の子育てが辛い理由
①親が発達障害の特性を理解していない
②発達障害の子育ての辛さを誰にも共有できず孤独
③発達障害の子どもへの対応方法がわからない
3.発達グレー小学生の息子にあった対応方法を見つけるまで
4.親の心が軽くなり子どもが成長する2つの方法
①相談できる仲間を作る
②子どもの対応方法を知る

 
 

1.発達障害グレーゾーン小学生の子育てに疲れた!

 

 

発達障害の子の子育てに疲れる理由は、発達障害の特性を親が理解していないこと、周りに相談できる人がいないことの2つです。

 
 
親は悩みを誰とも共有できない孤独さから子育てに対するストレスを感じるからなんです。
 
 
発達障害の子どもは他の子と比べこだわりが強かったり、不安が強かったりとその特性が強いです。
 
 
親はその発達障害の特性を理解することで子どもの育てづらさを減らし、育児ストレスを解消できます。
 
 
この記事では、そんな育児ストレスを抱える発達障害の子育てに疲れた親の心が軽くなり子どもが成長する方法をご紹介します。
 
 
発達障害の子育ては、普通の子育てと違い想像以上に大変です。
 
 
例えば普通の子ならできることが、発達障害の子はなかなかできなかったり、字が覚えられなかったり周りの空気が読めなかったりと様々な場面で困りごとが起きます。
 
 
そのたびに親は何度も説明し教えて理解させようとするため、普通の子の何倍も労力を使うことになります。
 
 
それを毎日ひたすら続けていかないといけないことに親はストレスを感じ子育てに疲れたとなってしまうんです。
 
 
我が家の息子の場合は、小さい頃からイヤなことがあるとどこでも寝っ転がって泣き叫ぶことが多く外出するときはヒヤヒヤすることが多かったです。
 
 
保育園に入った息子はそれほど大きなトラブルもなく過ごしていましたが、小学生になると状況は一変。
 
 
最初は元気に登校してましたが、ある時から毎日給食を吐いて帰ってきたり登校途中に気持ち悪くなって吐いて帰ってきたりという状況が続いていました。
 
 
 
 
 
そのうち登校班では登校できなくなり毎日学校へ送り届け、私は急いで仕事に向かう毎日。
 
 
他の子は毎日元気に登校しているのにどうして息子だけ学校に行けないんだろうと日々ストレスを感じ子育てに疲れ果てていました。
 
 
そんな時に学校から通級へ通うことをすすめられ、息子は通級のクラスと普通のクラスとの2つを行き来するというスタイルで小学校へ行くことになりました。
 
 
それでも普通のクラスにいることが辛そうな息子を見かねて通級の先生より発達検査を受けることを提案して頂き受診をしました。
 
 
その結果は発達障害グレーゾーンでした。
 
 
この時の診断ではワーキングメモリ少なめで一度にたくさんのことを処理するのが苦手というものでした。
 
 
私はこの診断で、発達障害グレーゾーンの小学生の息子の育てづらさの理由がわかったことの安心感と発達障害って治るのかなという不安感の両方で複雑な思いでした。
 
 
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2.発達障害の子育てが辛い理由

 
 
発達障害の子どもの子育てがつらい、疲れたと感じる理由は、発達障害の特性や対応方法がわからず1人で悩みを抱えてしまうからです。
 
 
具体的には3つの悩みがあります。
 
 

◆①親が発達障害の特性を理解していない

 
 
発達障害と聞いてどんな困りごとがあるかすぐに頭に思い浮かぶ人は少ないんじゃないでしょうか。
 
 
その理由は、発達障害について誰からも教えてもらう事がないからです。
 
 
親になるとわかったときから父親、母親教室があり赤ちゃんへの接し方を教えてもらうことができます。
 
 
そして保育園や幼稚園、学校でも普通の子育てについては色々教えてもらう機会が多いと思います。
 
 
でも発達障害について教えてもらう機会はありません。
 
 
だから親は親自身が気付くか周りからのアドバイスで発達検査を受けて発達障害について知るかのどちらかしかありません。
 
 
息子の場合も学校からのアドバイスで発達検査を受けなければ、私自身息子の発達障害に気付けなかったと思います。
 
 
こんな状況では、親は発達障害の子どもの特性を理解することができないのは当然です。
 
 
親は理解できていないことに訳もわからず対応しようとするから、子育てにしんどさを覚えるんです。
 
 

◆②発達障害の子育ての辛さを誰にも共有できず孤独

 
 
子どもが発達障害とわかっても子育ての辛さから解放されないのはどうしてでしょうか?
 
 
その理由は、ママが子育てについてママ友と共感できることが少ないことで疎外感を感じたり夫が発達障害の子の子育てに理解がないことで家庭内でも孤立してしまうことが多いからです。
 
 
発達障害の子を持つ親の気持ちは、子育てをしてる親となら誰でも共有できるものではなく、ママ友に「そのうち何とかなるよ」と共感してもらえないことでますます孤独感が増します。
 
 
そして一番身近にいる夫にすら「お前の育て方が悪い」と子育てを理解してもらえないと1人で抱え込むしかなく本当に辛い子育てになってしまいます。
 
 
 
 

◆③発達障害の子どもへの対応方法がわからない

 
 
発達障害の子どもの子育てには困り事が多くありその対応に頭を悩ませてませんか?
 
 
親が子育てに頭を悩ませる理由は、どんな対応をすれば発達障害の子どもが伸び伸び過ごせるかその対応方法がわからないからです。
 
 
親は発達障害について誰からも教わることなくその対応方法がわからないため、一般的な「しつけ」をして正そうとします。
 
 
しかし、そのしつけは発達障害の子どもの特性を無視した対応のため、落ち着くこどころか逆にエスカレートしていくばかりです。
 
 
発達障害の子どもの特性を理解し、その子の個性にあった対応をすることが子どもを落ち着かせる一番の方法なんです。
 
 
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3.発達グレー小学生の息子にあった対応方法を見つけるまで

 
 
息子の場合は通級の先生の勧めで発達検査を受け診断は出たものの、対応方法はわからないままでした。
 
 
対応方法に困る私に通級の先生から頂いたアドバイスは投薬でした。
 
 
しかし投薬に不安があった私は、子どもと一緒に児童相談所でのカウンセリングを受け、何とか発達障害の子どもへの対応方法を探そうとしていました。
 
 
しかし、カウンセリングを受けられるのは数か月に1度。片道1時間ほどかけて通うことはフルタイムで働きつつ1人で子育てをする私にはかなり辛い状況でした。
 
 
そして何よりも辛いのはカウンセリングを受けても何も状況は変わらないし、子どもへの対応方法はわからないまま。
 
 
無駄な時間を使って何も成果が得られないことに私は憔悴しきっていました。
 
 
結局、この状況から抜け出すために投薬することを選びました。
 
 
でも息子の場合は劇的に症状が改善することはなく、症状が改善しないことを病院の先生に伝えるとさらに強い薬を処方されることになり不安が強くなる一方でした。
 
 
そんな時に出会ったのが発達科学コミュニケーション(発コミュ)でした。
 
 
今まで誰にも教えてもらえなかった発達障害の子育てについて知ることができる
 
 
またその悩みを共有できるコミュニティがあることで孤独感にさいなまれることもない。
 
 
そして何より発達障害の子ども自身の特徴を生かした子育てをすることで子どもを成長させることができる。
 
 
やっと私が求めていた子育てに出会えた思いでした。
 
 
悩んでいるだけでは解決しない発達障害の子育てから抜け出して、子どもの脳が成長する早い段階で親が子どもの個性を生かした対応をすることが何よりも大切だと気付きました。
 
 
 
 

4.親の心が軽くなり子どもが成長する2つの方法

 
 
発達障害の子育ての辛さから解放され親の心が軽くなり子どもが成長する方法は、親が仲間を作ることと子どもに合わせた対応法を知ることです。
 
 

◆①相談できる仲間を作る

 
 
まず親が子育ての辛さを話し相談できる環境を整えることで、自分自身の気持ちがラクになります。
 
 
発コミュのように発達障害など子どもの困りごとの理由を理解し、同じ経験をした親たちで構成されたコミュニティに参加することで孤独さから解放されます。
 
 

◆②子どもの対応方法を知る

 
 
発達障害の子どもにあった対応方法は、代弁と肯定の注目です。
 
 
代弁とは、子どもの奥底の気持ちを理解して親がそれを言葉にして伝えてあげることです。
 
 
例えば、兄弟で遊んでいる時に弟は兄が使っているおもちゃを使いたくて、無理矢理とったり手をだしてしまったりすることがあります。
 
 
こんな時は「お兄ちゃんのオモチャが面白そうだったから、〇〇くんもあそびたかったんだよね」と気持ちを代弁してあげます.
 
 
そうすることで子どもは自分の気持ちを理解してもらえたと感じることができます。
 
 
これを継続することで子ども自身も自分の気持ちを言葉で表現できるようになり、子ども自身で困りごとを周りの人に伝えることができるようになります。
 
 
また肯定の注目とは、子どもが今当たり前のようにできていることを褒めることです。
 
 
例えば、朝歯磨きができている、おはようと言えた、学校に行けたなど日々の生活の中で当たり前のようにできていることがたくさんあります。
 
 
どんな当たり前なことでも「今日も歯磨きしてスッキリしたね!」と肯定する言葉を伝えることが大切です。
 
 
これを日々続けていくことで子どもに自信をつけていくことができます。
 
 
自信がつくとできることが増えるため、困りごとは次第に減っていきます。
 
 
肯定的に捉えて子どもを「褒める」ことを繰り返せば子どもに自信をつけさせることができ、困りごとを減らしてできることをどんどん増やしていけます。
 
 
 
 
このように親はまずは自分の気持ちを安定させ、子どもへの関わり方を見直しその子にあった対応をとることができれば、子育てもラクになりますし子どもを成長させることもできます。
 
 
私の場合は、発コミュに出会えたおかげで発達障害の特性を理解することができ、その悩みを理解してくれる仲間に出会えたことで1人じゃないと感じることができました。
 
 
そして発コミュでの学びのおかげで息子は不安が強いせいで癇癪がひどいことがわかりました。
 
 
理解できたことで息子の気持ちが自然とわかるようになり、「これがイヤだったんだね」と言葉で伝えることで落ち着きを取り戻すことができました。
 
 
そして不安が強いからこそ他の子の不安がわかってあげらるようになったんだねと話すことで、人の気持ちがわかる優しい息子に成長することができました。
 
 
 
 
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執筆者:平野 可奈子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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