子どもの「相手の気持ちを考える力」を育てるためにお母さんができること

発達障害・グレーゾーンの子どもの特徴である、コミュニケーションの困難さ。お友達とうまくいかないと悩んでいるお母さん、多いのではないでしょうか。コミュニケーションに必要な「相手の気持ちを考える力」を日々の親子の会話から育てていきませんか?
 

【目次】

 

1.発達障害・グレーソーンの子どもはコミュニケーションが苦手

 
 
子どもが成長して親以外の世界が広がってくると、どうしても気になってくるのがお友達との関係。
 
 
皆さんは自分のお子さんがお友達と一緒にいる場面で、ヒヤヒヤしたことはありませんか?
 
 
もっと違う伝え方があるのに…。
 
 
こんな態度をとったら次から遊びに誘ってもらえないんじゃないかな?
 
 
幼児期は、お友達とうまくいかないケースが多く見られます。
 
 
特に、発達障害・グレーゾーンの子どもはコミュニケーションが苦手という特性があり、お母さんがヒヤヒヤする場面もさらに多くなります。
 
 
わたしの小2の息子には発達障害があり、自分の息子がお友達とうまくいかない場面を何度も目の当たりにし、悩んできました。
 
 
息子は、保育園ではそれなりに皆と一緒に遊べていました。でもその他にはお友達と言えるほど仲の良い子は近所にいません。
 
 
お隣に住む年の近い兄弟の子たちとは、たまに一緒に遊ぶのですが、不器用な息子は野球のグローブやバットなどをうまく使えません。
 
 
また、年相応のルール遊びもルール自体をきちんと理解していなかったり、独自の理解で独自のルールを作っていたり、となかなかうまくいかないことも。
 
 
先日の我が家でこんな出来事がありました。家の前で遊んでいたお隣の兄弟を見付けた息子は、大喜びで家を飛び出しました。
 
 
「一緒に遊ぼう!」
 
 
と、自ら声をかけてそれはもう嬉しそうに駆け寄って行き、2人を自宅の庭に招き入れました。セミの抜け殻を集めたり、バッタや蝶を捕えようと3人で走り回っていました。
 
 
しばらくすると・・・ 「ギャー!!●△□×♯!?▼!!!!!」何やら息子の叫び声にも近い怒鳴り声が聞こえて来ます。
 
 
 
 
慌てて外に出ると、息子1人顔を真っ赤にして涙を浮かべながら怒っています。お隣の兄弟2人は、私に視線を向けて苦笑しながら固まっていました。
 
 
話を聞いてみると、始めは虫取り網を貸し借りしながら虫捕りを楽しんでいたのですが、兄弟の弟君が使っている時に「貸して」と言っても貸してくれなくなったとのこと。
 
 
弟君はまだやりたかっただけなのですが、息子は自分の網なのに返してくれない!と怒っていたようです。
 
 
どちらの気持ちも間違いではありません。順番に使って遊べばいいだけの話です。
 
 
「自分もやりたいけれど、相手も同じ気持ちだ」ということが考えられるようになれば貸し借りが上手になってきます。
 
 
つまり、相手の気持ちが考えられる力を育てることでお友達とのトラブルはグンと減るんですね!  
 
 
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2.「相手の気持ちを考える」ために必要なのはどんな力?

 
 
だけど、「相手の気持ちが考えられる」ってどういうこと?って皆さん思いませんか?
 
 
「相手の気持ちが考えられる」とは共感する力、「思いやり」とも言います。
 
 
思いやりの気持ちが育つためには、次のような力が必要となってきます。
 
 

◆相手の表情や行動から気持ちを想像する力

 
 
悲しい表情をしているお友達がいたら、「なにかあったのかな?」と考えられるようになると、思いやりのある行動ができるようになります。
 
 

◆相手の気持ちは自分とは違うということに気づく力

 
 
同じ出来事に出会っても、相手が同じ気持ちになるとは限りません。「自分はうれしい気持ちだけど、お友達はどんな気持ちだろう?」と考えることができるようになります。
 
 

◆人にはさまざまな感情があるということを知ること

 
 
いろいろな感情のパターンを知ることで、相手の気持ちを想像できるようになります。
 
 
 
 
実はこれらの力って、発達障害やグレーゾーンの子どもたちが苦手としていることばかりなんです。
 
 
だけど、苦手だからで済ませていると、身勝手でワガママな子ども、と周りから誤解されてしまうこともあります。
 
 
「相手の気持ちを考える力」、これから大人になるまでに、ぜひ子どもに身につけさせていきたいですね!
 
 
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3.子どもが「相手の気持ち」に気づくようになる!親子の会話術

 
 
「相手の気持ちを考える力」をつけようと思うと、難しく考えてしまうお母さんも多いのではないでしょうか?
 
 
でも実は、日々の会話に取り入れることで、自然と身につくようになるのです。
 
 
では、わが家のケースを例に、相手の気持ちを考える会話をスタートしましょう!
 
 
まずは、「○○君(相手)は、どんな気持ちだったかな?」と聞いてみたらどうだったでしょうか。
 
 
息子はその子に腹が立っているので、自分の怒りにフォーカスしてしまい、また怒り出す…ということになりがちです。これでは逆効ですね。
 
 
そんな時には、ぬいぐるみでも人形でも、実在する人でもなんでも良いので、本人のお気に入りを相手に客観的に考えられるようにします。
 
 
息子の場合は、大事にしているお気に入りのクマのぬいぐるみに登場してもらいました。
 
 
「このクマちゃんとさ、〇〇君(本人)と一緒に虫捕りしてたとしてさ。もし、〇〇君が網をかしてくれなくて、虫捕りが出来なかったらどんな気持ちだと思う?」
 
 
と問いかけてみました。
 
 
「悲しい気持ち!」と泣きながら即答しました。
 
 
もうこの時点で、息子は本当はちゃんと相手の気持ちが分かる子なのだと私は感じることができました。
 
 
そして、「そうだよね、悲しい気持ちだよね。ママもそう思うよ。」共感の言葉と共に褒めました。
 
 
 
 
ここまででも十分効果はあるのですが、成長度合いによっては次のステップとして当事者に置き換えて、「だったらさ、○○君はさっきどんな気持ちだったと思う?」と聞いてみてください。
 
 
そこで初めてハッとする子もいます。
 
 
発達障害やグレーゾーンの子どもの中にはそもそも他者への関心が低い、というケースも多いです。
 
 
そのため、強い関心を持っているものやお気に入りの人形など、できれば擬人化できるものを選ぶことで相手にも自分と同じように感情があるのだ、と気づかせることができます。
 
 

4.コミュニケーションがスムーズになると子どもの世界はもっとひろがる!

 
 
親子の会話を通して思いやりの心が育つと、コミュニケーションがスムーズになります。
 
 
お友達と同じ気持ちを共有して楽しんだり、信頼関係を築いたりできるようになることで、人間関係が広がります
 
 
 
 
人間関係が広がるということは、経験する機会も増えやすくなるということ。
 
 
子どもが経験を積むことで、選択できる未来ももっと増えてくることでしょう!
 
 
今日から始められる親子の会話。
 
 
ぜひ取り入れてみてくださいね!
 
 
 
 
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執筆者:瀬名香織
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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