24時間子ども中心の生活から抜け出した発コミュトレーナーの想い~ダウン症の子育てに将来の不安を持つお母さんたちに伝えたい明るい人生~

 

発コミュトレーナーは、かつての自分と同じ悩みを抱えたお母さんを助けるために講師として活動しています。今回は、発コミュ初のダウン症の子育ての専門家として活動している松下かよさんにトレーナーになってからのライフスタイルの変化などを伺いました。
 

【目次】

 

1.発コミュを始めたら24時間子ども中心の生活から自分の時間をもてるようになった!

 
 
発達科学ラボのトレーナーやリサーチャーの皆さんは、もともと子育てに悩みを抱えて苦しさや孤独感を抱いていた一人のお母さんでした。
 
 
そのようなお母さんが発達科学コミュニケーション(発コミュ)と出会い、発コミュを学んで実践することで子育ての悩みや困りごとを失くしていきました
 
 
そして、同じような思いをしているお母さんの悩みに寄り添って解決するために発コミュを伝える講師となったり、パステル総研の記事を書くことや教材づくりをするリサーチャーとしての活動をしています。
 
 
このようにトレーナーやリサーチャーとしての活動を始めたという事は一つの運命と言えるのではないでしょうか。
 
 
 
 
今回は、新たな道を選んで未来を見つめて進んでいく発コミュトレーナー・松下かよさんのインタビュー第3回目となります。
 
 
過去のインタビューをまだご覧になっていない方はこちらで読むことができます!
 
 
 
 
 
今回は発コミュトレーナーとして活動を始めてからのライフスタイルの変化やプライベートの一面もお聞きしました。
 
 

ーーー発コミュのトレーナーとして活動していく中で、ライフスタイルはどう変わりましたか?

 
 
「今までの3人の子育てが大変すぎて、24時間子ども中心の生活でした。そんな私が今では1日5時間ぐらい自分の時間持てるようになり、在宅でトレーナーとして仕事をしています。
 
トレーナーの活動を始める前は、自分のために時間を使うことに罪悪感がいっぱいで、美容院も病院もほとんど行けませんでした。しかし、今は一人で出かけることもあります。」
 
 

 
 

ーーー自分の時間を持つことで気持ちの変化はありましたか?

 
 
「私がぷりぷり怒りながら必死に家事や育児、仕事をするよりも、ちょっと手抜きしながらも、私が楽しく仕事をして笑っている方が子どもたちも安心して成長すると実感しています。」
 
 

◆ポイント解説

 
 
24時間子どもとべったりで、子どものお世話は全部自分がやらなくてはいけないという状況から、自分のために使う時間を1日5時間も手に入れたというのはとても大きな変化ですよね。
 
 
特に3人のお子さんがいて、難しい子育てをされている中で時間を確保できたことは本当に素晴らしいことだと思います。
 
 
 
 

2.3人の子どもたちそれぞれに良い変化が表れた発コミュの効果とは

 
 
苦しい子育ての毎日から自分の時間をもてるようになるまでに変化した松下さんの毎日。
 
 
ちょっと手抜きしながらも、自分が楽しく仕事をして笑っているほうが子どもの心も落ち着き、成長すると実感しているとお話ししてくださいました。
 
 
トレーナーとしての活動を始めて子育てがどのように変化していったのかについて伺っていきます。
 
 

ーーートレーナーとしての活動を進めるなかで、お子さんたちにはどのような変化が表れましたか?

 
 
「私がトレーナーとして活動を始めてからの子どもたちの変化は、3人がそれぞれの壁をまずは超えることができました。
 
・不登校でちょっと登校が難しかった長男が別室登校できるようになった
 
・登園しぶりで1か月ぐらいこども園を休んでいた長女が毎日楽しく登園するようになった
 
・ダウン症の次男はすごく自分の気持ちをいろんな方法で表現するようになった
 
というように、一人ひとりが一歩前に進みました。
 
 
 
 
以前はもう3人寄れば喧嘩ばかりで、3人を一緒にすることはできなかったんです。しかし、今はもうそのような心配はないです。お互い褒めあって『可愛いね』や『大好き』とか言いながらの毎日です。」
 
 

ーーーやはりきょうだいげんかが頻繁に起こると、お母さんは大変ですよね。今はどうですか?

 
 
「3人が本当に仲良くなって、社会に出て行く時に必要な力も少しずつ付いているというのを実感しています。
 
ダウン症の次男は周りの雰囲気を感じることが得意なので、何かあった時に悲しい人のところに一番最初に駆け寄っていくんですね。
 
それをみんな感じていて、それをいつも自分が一番悲しい時に自分に一番そばにいてくれるのが、次男なんです。
 
そういう次男の良さを、みんなが『やっぱりいてくれるね。』とか『ありがとねー』と言ってくれる場面がすごく出ました。」
 
 
 

ーーー実際に仲良くなって笑えるようになったという事は発コミュを始めたことが大きいと思いますが、お子さんの成長から松下さんご自身に何か変化はありましたか?

 
 
「それまでは次男の持っている良さを感じる余裕もなくて、寄ってきても『来ないで』という感じだったんです。
 
しかし、今は自分もすごく落ち着いて、自分がすごく辛い時や悲しい時でもそういう風により沿ってくれるという気持ちを受け入れられるようになりました。」
 
 
 
 

◆ポイント解説

 
 
一番最初に変化したダウン症の息子君の持っている良さがきょうだいの仲良しの輪をつなぎ、お互いの良さを認め合い仲良くなることができたのではないでしょうか。
 
 
お子さんの成長で松下さん自身も落ち着いて子どもの気持ちを受け入れられるようになったというのも、子どもの成長にプラスになるとことだと感じました。
 
 
 
 
世間では「天使のダウン」という言葉が一人歩きをしている状態で、ダウン症の子の子育てやダウン症の子どもについて、あまりよく知らないお母さんが私も含めて多かったと思います。
 
 
松下さんのこのような話を聞いたら、次男くんに会ってみたいと思うようになりました。
 
 
また、実際にダウン症のお子さんの子育てで大変な思いをしているお母さんは、松下さんの話を参考に、「確かにそういうところがあるかもしれない!」と、お子さんの良い所を探すきっかけにしてほしいと思いました。
 
 

3.実はアクティブな人だった?!元気の源や意外なリフレッシュ方法とは?

 
 
発コミュを実践し、子ども3人がそれぞれ変化を見せてくれたことで、3人寄れば毎日大喧嘩という生活から抜け出すことができたと笑顔で話をしてくれた松下さん。
 
 
ここからは、トレーナーとしてではなく素の松下さんについてお話を伺っていきます。
 
 
 
 

ーーートレーナーとしての活動をしながらの子育てで毎日がとてもお忙しいと思いますが、元気の源やこだわっているものはありますか?

 
 
「そうですね、まずは3人子どもいるので絶対に一人ずつの時間をとるようにしています。
 
長男は運動不足なので一緒に高地トレーニングのジムに行っています。
 
長女は女の子が一人なので、ケーキを食べに行ったり私の趣味に付き合ってもらったりしています。
 
次男は近くに電車が通るので、その電車が来る時間に見に行ったりしています。
 
本当に少しずつなんですけれども、1対1で過ごす時間をとっています。
 
その時に子どもがちょっと秘密のことを話してくれたりするようになりました。それが楽しくて、それが元気の源です。」
 
 
 
 
 

◆ポイント解説

 
 
親子の時間に3人の子どもそれぞれみんなに『内緒ね』と言われたら、お母もテンションが上がりますよね!
 
 
それが元気の源という事からも、松下さんが子育てを楽しんでいるという事が伝わってきました。
 
 
年齢や性別も違うと3人それぞれの楽しみ方も違うだろうですから、一人ひとりにあわせて工夫されてるというのはすごいなと思いました。
 
 

ーーー松下さんご自身は何がお好きなんですか?

 
 
「私の好きな物はアルトサックスです。サックスは音が大きいので今は我慢をしていて、変わりにリコーダーを吹いてます。
 
小さい頃からやっていたんですけれども、子育て中は離れてしまっていました。
 
もう二度とできないと思っていたのですけれども、今は子どもが落ち着いてきてちょっと時間ができたなと思ったのでまた始めたいです 。」
 
 
 
 

ーーー松下さんは音楽がお好きなんですね!お忙しい毎日の中でお勧めのリフレッシュ方法があれば教えてください。

 
 
「私の家の周りは山が多いので、あの一人で山に行って山に登ることがあります。
 
子ども園の近くにすごくいい山があるので、子どもを送った後に山に登って、一人で深呼吸しているととってもリフレッシュになります」
 
 

◆ポイント解説

 
 
3人のお子さんと一人ひとりの時間を作っているというお話から、しっかりと子どもたちと向き合っていられることが分かりました。
 
 
お子さんとのお話や好きなもの話をしている時の松下さんの表情がとても穏やかで終始笑顔だったのが印象的でした。
 
 
 
それも、発コミュを始めてトレーナーとしての活動をして得た子どもとの落ち着いた日常生活や充実感ができたからこそではないかと思います。
 
 
トレーナーとしての活動に、3人の子育て。音楽に高地トレーニングと、とにかくアクティブな方だと分かりました!
 
 

4.お母さん自身の人生を100倍楽しんでほしい!人生が変わるのは育児に開き直った人から

 
 
インタビューも最後となりました。
 
 
苦しい子育てから抜け出して、発コミュ初のダウン症の専門家として新たな道を進んでいる松下さんが、これからどのような目標や夢を抱いているのか伺っていきます。
 
 

ーーー今回のインタビュー最後の質問になります。これからの松下さんの夢や活動の目標について教えてください。

 
 
「私はダウン症の子どもが生き生きと働く人になるメソッドを教えています。遠慮は要りません。障害があっても子どももママも自分の人生を楽しく豊かにしましょう。
 
子どもを豊かな社会に送り出して、お母さん自身の人生を100倍楽しみたいという方は、手のかかる育児に開き直った人から、人生が変わっていくと思います。
 
 
 
 
私と同じようにダウン症の子どもを育てていて、今まさに子育てに悩んでいるお母さんや子どもの将来が不安に感じているお母さんたちに、自分自身の人生を100倍楽しむための子育て方法を伝えていきたいです。
 
正論とか理論はたくさん聞いたけど、子どもが稼げるメソッドに興味があるお母さんは是非、私のセミナーにお越しください。よろしくお願いします。」
 

 

◆ポイント解説

 
 
ダウン症の子どもを将来働く人に育てて社会に送り出すためだけではなく、お母さんが自分自身の人生を100倍楽しむための子育て方法を伝えていきたいという決意は同じ悩みを持つお母さん方に明るい光を照らしてくれたのではないでしょうか。
 
 
「遠慮はいりません」という松下さんの心強い言葉に、一人でも多くのお母さんが一歩前に進む勇気を持っていただけたらとっています。
 
 
 
 
ここまで全3回にわたりお伝えしてきた発コミュトレーナー・松下かよさんのインタビューはここで終了になります。
 
 
松下さんのこれからの活躍から目が離せませんね!
 
 
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執筆者:さとうみな
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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